【まとめ】「チンピラ組織論」

- @hal_nemu

私自身も割と困惑している。 QT @yuuraku 今日RTされまくってる@Kksgaだかって人のチンピラ論って10年以上前から2ちゃんで言われまくってる非常に陳腐なものじゃね？

- @hal_nemu

チンピラの話はRTのアレで食傷気味だけど、少し付け加えておく。　「大衆は改心したチンピラが大好き」ってのは、これまで恐れていた猛犬が腹を見せて従った、みたいな感じで、それまでの恐怖感や脅威がその瞬間に反転して安心感と征服感に入れ替わって快感、ってのもあるんだろうと思う。

- @hal_nemu

http://bit.ly/eXoW4C そして「飼い犬」になったその猛犬を、今度は自分達が使えるのだ、という発想も生まれてくる。犬の首輪を外して「かかれ！」だ。自分達の側に立ったチンピラが振るう暴力はお咎めなし、どころか正義！みたいなダブルスタンダードの価値判断基準がある。

- @hal_nemu

チンピラ関連の話はまだいくつか書けそうではあるんだけど、なんかもういい加減飽きてきたってのもあるし、ダラダラと続く連載マンガみたいな臭いが漂ってきている気もして、どうしたもんか。

- @hal_nemu

チンピラは糞虫だと忌み嫌う人間も多いし、社会的にも「反社会的存在」とされ概して公に肯定的には語られないものだが、その一方で実は社会にとって潜在的に（また本質的に）「都合の良い」存在でもあるように思われる。

- @hal_nemu

チンピラ達が重んじる規範、例えば「仲間」（動物のように「群れている」だけだと私は思うが）、「友情」（ただの保身と利害関係だろう）、「立場が上の者には素直に（問答無用の思考停止状態で）従う」と言ったこれら「チンピラ規範」は、組織や企業のそれにそっくりそのまま移し替え可能である。

- @hal_nemu

私の偏見では、過去から現在に到るまで日本の企業・組織の多くがチンピラ的メンタリティで動いているように思われる。大衆自身は分り易いチンピラではなく、むしろチンピラを見下していたとしても、彼らの属する社会・組織の性質はチンピラと何ら変わるところが無い、という事は往々にしてある。

- @hal_nemu

社会や組織がそのようにチンピラ的メンタリティを有するのは、ある種必然的な要請であるように考えられる。チンピラの幼稚性、それ故の直線的（短絡的）思考は、「扱い易さ」とも言える。「考えない馬鹿」は歯車程度には丁度良かろう。

- @hal_nemu

個人を人間扱いするつもりが無い組織には、歯車としての「知性の低さ」は都合が良い。逆に高い知性・理性は個人を独立させる性質があり、集団からすれば有能な人材であると同時に常に潜在的危険性（分裂危険性）を孕んでもいる事になる。（まあ、そのクセ「自分の頭で考えろ！」とか怒鳴ったりするが）

- @hal_nemu

ともあれ、情緒的でない（一体化しようとしない）個人に対して「感情が伝わってこない」だの「お前の仕事からは『顔』が見えて来ない」だの「この仕事は良く出来てはいるが、汗の匂いがしない」だのという意味不明なダメ出しは、情緒的なモノを要求する同調圧力（一体化圧力）の一種と考えられる。

- @hal_nemu

「お前も、思考しない群体の一部であれ！」というワケだ。シンプルな（≒原始的な）情緒によって同化した均一性の高い「群体」を志向して、社会や企業や組織は同調圧力をかける。お馴染みの「俺達は仲間だ！」「会社は家族だ！」「◯◯は一つのチーム！」（※右寄り対策で伏字）等々のフレーズだ。

- @hal_nemu

お前も社畜にしてやろうか！（「お前も蝋人形に～」的なニュアンスで）

- @hal_nemu

経営者にチンピラ臭が強い人が矢鱈多いってのは気のせいではないだろうな。さっき書いた事とは一部重ならないところが出て来るけど、チンピラは「絶対服従」の動物っぽい支配関係が強いけど、一方で独立志向があって、「自分の店を持ちたい」と思っているチンピラはとても多いように思う。