くまくん劇場その３〜喚ぶ声

おまんじゅうと時々遊ぶ朔間凛月 @ritz_tokidoki

不意に、何か機械の動くような音がしました。そして、生のコンクリートが降ってきました ああ、俺はここで死ぬんだ。セッちゃんは冷静に思いました。セッちゃんは、ゆうくんの骨をかき集め、抱きしめました。 ｢ゆうくん、もう俺は逃げないから。ゆうくんを、置いていったりしないよ｣

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そして、コンクリートに埋まりながら、薄れていく意識の中でゆうくんもこんなふうに苦しかったんだろうか、と考えました

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クラス会で別れてから、セッちゃんの姿を見た人はいませんでした。 そして、沼地を埋め立てたマンションでは、毎年終戦記念日になると、いるはずのない小さな兄弟が遊ぶ声が聞こえるということです。 おしまい

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megalodon.jp/2011-0214-0908… ちなみに、元ネタはこれね。頑張って女の子が好きそうな感じにアレンジしてみたよ。そのぶん、あんまり怖くなくなっちゃったかな～？

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そうだ、ネタ元としてもう１つ。ラストシーンはこの映画からヒントを得たよ ｢世界でいちばん不運で幸せなわたし｣ってフランス映画なんだけど、幼なじみとメリーバッドエンドが好きなら楽しめるんじゃないかなぁ？