円卓騎士(創作)厳選長会話集2018【10-12月】
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ケイ「本日は、魔術を用いたトラップの講義をします」 エクター青年「サー!イエッサー!」ビシッ ケイ「何ですか、その掛け声は……;;;まあ、気にしません。今回教える物は、実際に効力を見ていただいた方が早いと思いまして……“立ち入り禁止”にした“誰もいない”地下道に既に設置してあります」
2018-10-03 19:02:26ケイ「発動したところで被害はありませんので、言われた通りに発動なさい。どのような効果かは、此方の遠隔透視で見られます」 エクター青年「分かりました!誰も傷つかないなら安心ですね」 ケイ「では手始めに……こちらのトラップを、コード一節で発動なさい」スッ エクター青年「“転輪”っ!」カッ
2018-10-03 22:05:25アンドリヴェート「?何か音がしたような……」 グンッ ブランシュフルール「っ!きゃっ!」 ビタ-ンッ!! アンドリヴェート「わーっ!?大丈夫ですか!?足元には気をつけて……」 ブランシュフルール「いま、急にあしを縄にひっかけられたような……?」
2018-10-03 22:08:35ケイ「上手く作動したようですね。単純ですが人間の体勢を崩すサポートに適しています」 エクター青年「今、仕掛けに手応えがあったような気がするのですが」 ケイ「気のせいでしょう。誰も引っかからない以上、手応えなどあるはずがない。次は、此方を……」 エクター青年「えっと……“墜落!”」カッ
2018-10-03 22:13:16アンドリヴェート「怪我がないようで良かったです……さあ、私の手を取って立っt」 ガコンッ アンドリヴェート「きゃああああっ!!」ヒュウゥゥッ ブランシュフルール「“浮遊せよ”!!」 ブワァッ ブランシュフルール「あなたこそ、だいじょうぶ?」 アンドリヴェート「あ、ありがとう……」
2018-10-03 22:16:39ケイ「それは落とし穴のトラップ魔術です。これも単純ですが、不意打ちで敵を嵌めると胸がすきますよ」 エクター青年「……あの、やっぱり妙な手応えが;;;」 ケイ「私の言うことが信じられないのですか?……まったく、次を試しなさい」 エクター青年「これなら平気そうですか……“誘導”」カッ
2018-10-03 22:23:53アンドリヴェート「落とし穴があるなんて……私たち、いつの間にか危険な所に……」 【大岩】ゴトン ゴロゴロ…… アンドリヴェート「来てしまった……みたいですね。走って逃げますよーー!!?;;;」ダッ ブランシュフルール「なぁに?このりふじん……」ダッ
2018-10-03 22:54:18ラモラック「はぁ、パーシヴァルが帰還したようだな。ジェレイント共々、怪我がなかったようで何より。私の弟であれば当然であるか。どれ……様子を見に行ってやろうか。頭の一つでも撫でてやらんことはない。……私は、奴より出来た兄だからな」フッ
2018-10-03 23:07:53ボードウィン「なんか草臥れてるなぁ、パーシヴァルとの討伐はそんな疲れるか?」 ジェレイント「怪我でもさせたら親父様お兄様方にコロコロされそうであります……;;;」グデッ ボードウィン「そうだなぁ、怒りの表情でペリノア王が這い寄って来そうな勢いだな」 ウルフィアス「這い寄るペリノア」
2018-10-04 19:53:20ケイ「……さあ、続けて“大薙”“掃射”“刺突”といったトラップを試しましたが、大方感覚は掴めましたか?」 エクター青年「侵入者を阻む……もしくは仕留めるにあたって効果的な魔法が、ここでは体系化されているのですね……(これだけ発動させても何かを仕留めた感覚がないし……私の気のせい……?)」
2018-10-04 23:43:52アンドリヴェート「ゼェゼェ……この場所、何だかおかしいです……!;;;殺意を持たれているような……?」 ブランシュフルール「すごいわアンドリヴェート。大岩に追い詰められそうになった途端襲いかかってきた大斧を弾いたり、飛んで来た火矢を剣で叩き落としたり……」
2018-10-04 23:47:31アンドリヴェート「ブランシュ様も、壁から棘が生えて迫ってきた時に防御の術で助けて下さったでしょう?」 ブランシュフルール「ありがとう。でも……早くここからぬけ出しましょう?仕組みはわからないけれど……危険なことには変わりないわ」 アンドリヴェート「せめて道が分かれば……!;;;」
2018-10-04 23:50:20ブランシュフルール「……あなたは強いのね。細剣をつかえるように鍛錬しているし、今だって……あきらめていないわ」 アンドリヴェート「強いだなんて……!剣を扱えるように頑張ったのは、女性が苦手なケイ卿に男のフリして近付く為ですし……何より私、諦めるのがいやなだけなんです」ニコ
2018-10-05 00:23:57ブランシュフルール「そう思えるのは、すごいことよ」 アンドリヴェート「でも、あなただって……諦めるのは苦手でしょう?」 ブランシュフルール「…………えぇ、そうね」フワ アンドリヴェート「(笑うとなんて……儚くて可愛らしい方なのかしら……)」
2018-10-05 00:26:52ケイ「では、今回はこれで終わりましょう」 エクター青年「どちらへ行かれるのですか?」 ケイ「魔法のトラップを解除しに行きます。人払いはしてありますが、念の為……」 エクター青年「わ、私も手伝います……!;;;」
2018-10-05 00:51:40ブランシュフルール「なにも……襲ってこなくなったわね……」 アンドリヴェート「今のうちに出口を探しましょう!」 ケイ「これで解除はあと一つです」 エクター青年「実際に設置場所を見て回ると、また印象が違いますね……」 バッタリ ケイ「な……っ!」 アンドリヴェート「ケイ卿!!?;;;」
2018-10-05 00:55:34アンドリヴェート「ど、どうして此処に……!?」アワアワ エクター青年「あ、急に動くと危な……」 ヒュンッ ケイ「(最後に残っていた罠が発動してしまいましたか……!)」ダッ ブランシュフルール「アンドリヴェート、危ない!」 ザクッ
2018-10-05 01:02:31アンドリヴェート「っ!!」 ケイ「……痛……っ!」 ボタタッ アンドリヴェート「(ケイ卿……矢が、肩に刺さって……血が……私の、頰に……!苦悶が……痛そう……私のせい……!!;;;)」フッ ブランシュフルール「アンディ、大丈夫!?……突然のことで、気絶してしまったようね……」
2018-10-05 01:05:55ケイ「無事なようで良かったですが……まったく。こんな所に迷い込むとは、うっかりしすぎですよ、我が友は……」 エクター青年「そ、それよりケイ卿!刺さってます!早く治療しなければ!!;;;」 ケイ「後で結構。そしてそこの白い女。それ以上私に近づかないで下さい」
2018-10-05 01:09:05ブランシュフルール「気絶したアンディを運んであげるのよ。危険な場所でしょう?はやく出なきゃ」 エクター青年「トラップは先程のもので最後でした。……私、人を呼んできます!ケイ卿とアンディさんを連れ出すのを手伝っていただきましょう!」タッ ケイ「私は要救護者に入れずとも構いませんのに」
2018-10-05 01:12:18ケイ「(立ち入り禁止区域に入った彼らを咎めたいところですが……確認もせずに罠の修練を始めてしまった私にも非があるでしょう。アンディが落ち込まないよう、早く矢を抜いて治さなければ……早く…………)」クラッ ブランシュフルール「ケイ卿?やだ、あなたまで……!?;;;」 ドサッ
2018-10-05 01:15:04ガウェイン「そろそろ俺も眠ろう……力が三倍になる昼間に意識がはっきりしていないと不便だからな。……っと、どうしたエクター?今すぐに治療して欲しい人がいるからついてきて欲しい?……分かった、案内してくれ。俺でよければ手を貸そう」
2018-10-05 01:28:30ケイ「ですから!!失血でふらついただけです!!!!止血をしたならそれ以上の世話は受けません!!」 ガウェイン「そろそろ痛み止めが切れてしまう頃だ、処置をさせろ」 ギャンギャン ガミガミ エクター青年「お二方、騒ぐとアンディさんが起きて……あ、目が覚めましたか」
2018-10-05 10:31:57