珪素氏による将太の寿司考察、劇中の悪と敵について

鳩麦 @hatomugi_x

笹寿司がSSSSって呼ばれてるの、色々ひどい。

珪素 @keiso_silicon14

あっ将太の寿司見るのすっかり忘れてたな……

珪素 @keiso_silicon14

Shouta'S SuShi

珪素 @keiso_silicon14

将太の寿司2、めちゃくちゃ良かった……。将太の寿司で「かつての寿司職人は（少なくとも将太の寿司世界では）どうだったか」を描き尽くしたからこそグッと来る、希望の持てる続編だったな……

珪素 @keiso_silicon14

実際打ち切りではあるんだけれど、作品に上手く区切りをつけた上で手際よく作品のテーマで言いたいことを詰め込んで綺麗に終わらせてるから、その辺りもすっごい漫画として上手いですよね

セキモト @skmteioo

将太の寿司2、とにかく佐治将太が気持ちのいい男なんですよね

珪素 @keiso_silicon14

あと、笹寿司みたいな非現実レベルの絶対敵が出てこなくて、GENESISも普通にまともな信念のもとにまともな商売をしている寿司屋だったのが、これも現代風の味付けに直された将太の寿司って感じで大変良かったな……

白金 @siro513

日本の寿司が駆逐されるのは外的要因じゃなくて、職人制度の非効率と貧薄給困による内的要因が大きいとしてるのは、この手の漫画では極めてスマートだと思う。 実際、劇中でも魚の流通や管理、処理には日本に絶大なアドバンテージがあるとしてるし。 単純に日本の寿司低レベルでーすではないんだよね

ﾌｧｻｽﾞ @fasazzz

寿司2、珪素さんは気に入りそうだと思ってたけど、やっぱりめっちゃ良いですよね……

珪素 @keiso_silicon14

将太の寿司の悪の寿司職人たち、読んでる分には本当に面白いんだけれど、昔の漫画だからこそ可能だった「悪」って感じはあるからね……！今の時代に「金持ちはみんな悪党！貧乏人を理不尽にいじめて、卑怯な手段も使う！」とか、普通に考えて難しいからな

過呼吸のひじ @iron_elbow

寿司2、１巻の表紙とか初登場時の扱い方とか見て（佐治将太が主人公か……かわいそうな存在だな将太朗…）みたいな印象を受けるんですけど、実際読み進めると佐治さんの息子を『将太』としてW主人公にするための単なる補強だったことがわかっていいですよね。マジでどちらも主人公なんだよな。

珪素 @keiso_silicon14

そうそう、佐治将太もめちゃくちゃ思想にバランスの取れたしっかりした子で、凄く好感度が高いのだ。

ぽぽ @popo9603

ハイ寿司も悪じゃなくて普通のライバル店だったしね

珪素 @keiso_silicon14

「将太の寿司は面白いけど職人無罪パートや寿司職人の負の連鎖がキツイな～！」って思ってる人にほど刺さるつくりをしてますよね、将太の寿司2

珪素 @keiso_silicon14

もし将太の寿司にハイ寿司が出てたら、もうどうしようもない感じで妨害工作にかかってきたし、試合後に不正が明らかになってギャラリーモブどもから非難された上撤退するでしょ……

白金 @siro513

そして紺屋碧悟さんが　昔はヤンチャしてたけど今は丸くなった枠になってるのクスっとくるし 息子さんも昔の親父みたいなヤツなんだけど、卑劣な手とは無縁な男になってるんで　口が悪いだけの意識高い系の職人として完成してるのが好き。

珪素 @keiso_silicon14

「店を売り渡すとかこいつの勝手な口約束でしょ！」って言われて「確かにそうだったな、引き下がろう」って返すの、この手の料理対決パターンで初めて見たやり取りで、すごくカッコよかったですね　しかもモナミ寿司が残ることでの実利まで考えての行動だから、単に情にほだされただけでもないんだよな

ﾌｧｻｽﾞ @fasazzz

ここよかったですよね。親父と変わらず傲慢なクソ野郎なんだけど「外道な手段を取らない」の一点で味のある強者クソ野郎としてキャラ立てできるの、巧い発見だった……！

珪素 @keiso_silicon14

というか紺屋碧梧のやり方は、技術も素材も十分なものを確保できるのにわざわざ不正の露見リスクを背負って戦ってるわけで、単純に戦略と見てもかなり頭が悪いんだよな……ｗ

珪素 @keiso_silicon14

笹寿司を筆頭として将太の寿司の悪役、リスク度外視の悪が多い

過呼吸のひじ @iron_elbow

寿司2、こいつらの舌がバカなんだぜ！を読んで「ここから反省パート、顧客を考えて落とし所を見つけるのかー」とか考えてると寿司の学校が出てくるのでマジですごい漫画なんだよ。だってこんなの上げるために落としてるって思うじゃん！

ﾌｧｻｽﾞ @fasazzz

笹寿司も紺屋碧梧もただの勝利じゃなくて相手の尊厳ごと叩き潰そうして卑怯な手を繰り出してくるの、何なんでしょうね……ｗ いや『悪（笹木の場合は更に拗らせた感情）』の一言で説明がつくんですが、まさにリスク度外視のワードに相応しいんだよな……ｗ

過呼吸のひじ @iron_elbow

佐治将太は『侮りがちだけど反省してバネのように躍進する主人公！』って感じの造形してるし、そもそも1がそういう主人公だったので、読んでると脳がそっちへ寄っていくんだけど出てくるアンサーが『侮ってはねえよ！ただの分析だ！』なので超強い

珪素 @keiso_silicon14

モヤイさんともちょっと話したことなんですけども、笹寿司がスパロボとかFGOの敵勢力として現れても全く違和感がない格があるのはまさにこの「絶対敵」であることにおいて他の悪役の追随を許さないからで、奴らは必ず関口将太の「敵」として現れるんですよね。

珪素 @keiso_silicon14

実際笹寿司だって顧客の人気を得ている以上は相応のサービスを提供しているわけで、（明らかに犯罪レベルの妨害工作を除けば）社会的には「絶対悪」ではないし、「絶対悪」として笹寿司以上の存在は他作品にいくらでも見受けられるんだけれど、笹寿司以上の「絶対敵」はなかなかいない。