英語の医学用語は歴史が長い分、複雑すぎて訳が分からないという愚痴から始まった単語の起源紹介が勉強になる

69
すきえんてぃあ@書け @cicada3301_kig

英語のクソぶり、医学用語が良くない 何が良くないって、日本人は「糖尿病」「大腿骨」って聞いたら、「病気だな」「骨だな」って分かるじゃん? 英語には「〜病」「〜骨」のはっきりした接尾がないから初見で分からない 医学書が「大腿骨とは大腿の骨である」みたいなアホ記述から始まる原因はこれ

2018-11-19 11:46:36
すきえんてぃあ@書け @cicada3301_kig

英語、というかラテン語の医学用語のカオスぶりは、歴史の長さを反映したもので、例えば心臓近くの「腕頭動脈」に「無名動脈」という別名があったりする 古い権威ある医学書で、ネーミングを忘れられたから、こんな通称が今まで伝わっている 日本語の医学用語は歴史が浅いので、こういうムダが少ない

2018-11-19 11:57:20
すきえんてぃあ@書け @cicada3301_kig

言うなれば、西洋の医学用語は自然言語で、東洋の医学用語はピジン的な人工言語

2018-11-19 12:01:10
すきえんてぃあ@書け @cicada3301_kig

糖尿病 diabetes 大腿骨 femur 英語だと「〜病」「〜骨」がないので、単語を丸暗記しなければ病気の話をしていることも分からない 「気管」「食道」なんかも、日本語なら子供でも直感的にイメージできるが 気管 trachea 食道 esophagus 英語ならこうなる

2018-11-19 16:48:58
すきえんてぃあ@書け @cicada3301_kig

「大動脈」 日本語は「大+動脈(artery)」だから直感的だけど、英語ではわざわざ aorta という別系統の用語がある ちなみにこの artery も「空気を保つ」みたいな意味だと言われていて、血液循環が発見される前の命名のまま 死体の動脈は空洞になるので、肺と繋がっていると誤解されていたのよ

2018-11-19 16:56:40
すきえんてぃあ@書け @cicada3301_kig

なんか軽くバズってるので、こっちでも愚痴っておきますが 英語には 「何番目ですか?」 という表現がない 「3日おき」「3年ぶり」 は表現できるけど面倒くさい

2018-11-19 19:40:53
すきえんてぃあ@書け @cicada3301_kig

英語の医学用語がクソなのは、無駄な歴史を抱えこんでるせいだが、じゃあ日本はどうかと言うと 「牙関緊急」「下疳」「横痃」「天疱瘡」「癤」「癰」「尋常性狼瘡」「くろそこひ」 みたいに江戸や明治から使われているような古い用語は意味不明の響きになってるので、やはり医学用語に歴史は要らない

2018-11-19 21:35:20
すきえんてぃあ@書け @cicada3301_kig

糖尿病 diabetes これは「甘い尿」を意味するラテン語が長ったらしいので「尿」だけ残して「糖尿病」の意味で使っている 気管 trachea これは動脈が「空気を保つもの」という意味になってる件に関係して、かつて気管は動脈に連続していると誤解され「荒い動脈」と言われており、「荒い」だけが残った

2018-11-20 23:33:01
おいしいかも @Vkusno_kamo

@cicada3301_kig 用語をいちいち覚えるのは面倒という気持ちわかりますが、多くは他の簡単な表現で言い換えることが可能なので、めんどくさかったら代替表現で済ませるのもありかもしれませんね。

2018-11-20 00:11:08
すきえんてぃあ@書け @cicada3301_kig

@iron_hinoshi2nd leukocyte → white blood cell なんかは実際にどちらも使えますね

2018-11-20 00:12:33
おいしいかも @Vkusno_kamo

@cicada3301_kig そんな風に、英語も接頭辞接尾辞などを用いなくても語の繋がり(曖昧な表現ですみません)でそれがどんなものかイメージしやすくなるので、医者が患者に伝えるときはそういった表現を使うべきでしょうね。 1つの事柄を指すのにいろんな言い方があってもいいとは思います。

2018-11-20 00:21:44
たく 青空に移動 @tobanzhan

確かに医療に関わると同じ意味の病気なのに何故か呼び方が複数あったりして混乱する。日本語の表記はわかりやすい。夜尿症とか。 最近の英語の医学用語はだいぶ改善されてきてる気はするけど。症候群、病、とかが後ろにつく感じ。 ただ、日本人が見ると今度は病気なのかわからなくなる。

2018-11-21 00:15:38