かなふみ不燃物置き場その３

たなか @funennbutsu

｢どうかな文香さん？私のお友達の速水奏さん。眠れないみたいなの｣ ｢はやみ、かなで、さん｣ ｢美波、この人が『添い寝屋』？｣ ｢うん。添い寝屋の文香さんだよ｣ ｢イメージと違うわね｣ ｢……はやみかなでさん。あなたには〝羊がいませんね〟｣ ｢……は？｣ ｢おめでとう奏さん！｣ ｢は？？｣

たなか @funennbutsu

｢じゃあ文香さん、後はお願いしてもいい？｣ ｢はい……美波さんのお友達なので……頑張りますね……｣ ｢ま、待って美波｣ ｢奏さん。安心してください。文香さんはホンモノですから｣ ｢……え？｣ ｢〝羊を戻せばよいのです〟……よろしくお願いしますね、はやみさん｣ ｢……ええ？？？｣

たなか @funennbutsu

そんな感じで美波を介して知り合った不眠症の速水奏と添い寝屋鷺沢文香さんが織り成すステキフシギパロを考えてました

たなか @funennbutsu

謎台詞が多すぎるし前髪長いし目が合わないしで最初添い寝屋鷺沢さんを警戒しまくる速水奏なんだけども徐々に懐いていくんだよな～～

たなか @funennbutsu

｢添い寝屋って言うくらいだから添い寝してくれるのよね？場所と時間はこちらで指定して構わないかしら？｣ ｢添い寝屋というのは…今までの利用者が勝手に付けた渾名であって、自称ではないことをご理解頂きたいです｣ ｢…じゃああなたは私に何をしてくれるの？｣ ｢問題を解決する術を提供します｣

たなか @funennbutsu

｢まずはあなたのことを知る必要があります、はやみかなでさん。名前をこの紙に書いてください｣ ｢名前を？おまじないにでも使うの？｣ ｢鋭い方ですね｣ ｢……あなた、冗談が通じないって言われない？｣ ｢冗談を言い合うような友人はいないのでよく分かりません｣ ｢(美波……恨むわよ)｣

たなか @funennbutsu

｢速水奏、さん。良いお名前ですね｣ ｢それはどうも｣ ｢お母様はピアニストでしょうか？｣ ｢……奏って名前で親が音楽家なんて推理、安直じゃない？｣ ｢お母様の月光はいつ聴いても素晴らしいです……20XX年Nホールでの演奏が私のお気に入りです｣ ｢あなたに友達がいないの納得できるわ｣ ｢？｣

たなか @funennbutsu

速水奏の地雷を踏んじゃった添い寝屋鷺沢さんは依頼を取り下げられちゃうけども勝手に行動して速水奏の問題を解決しちゃう

たなか @funennbutsu

このシリーズでは塩見周子ちゃんは幼少時神隠しにあってるのでよろしくな

たなか @funennbutsu

なんやかんやでクライマックスシーンで｢羊｣の意味を知る速水奏がいる。もふもふひつじ(デフォルメされた愛らしい姿)を抱っこしながら｢あなたの庭には羊が一頭もいないのです、速水さん。何故だかわかりますか？｣｢いいえ……いいえ、わからない。大体何なの羊って……｣ ｢その血溜まりは？｣

たなか @funennbutsu

この一件の解決の代償に文香さんはしばらく松葉杖生活になるんだよなあ。 あとかなふみは昔一度だけ出会ってる。ちんまい頃に。でもそれを覚えているのは文香さんだけで、文香さんは奏にそれを告げるつもりはない。

たなか @funennbutsu

不眠症奏の羊を食べていたのは奏の負の感情が具現化した巨大な狼形の影だったんだけど添い寝屋鷺沢さんはその狼に半身をがぶりと噛まれちゃったのね。血まみれになりながら頑張る女の子っていいよね！

たなか @funennbutsu

失礼な態度とったお詫びとか不眠解消したお礼とか伝えに添い寝屋鷺沢さんのお家(古書店)に行ったら松葉杖ついてたから押しかけ女房みたいになっちゃう速水奏ルートが……※大怪我したところ見たのでは？ってなると思いますがとある事情で速水奏は添い寝屋鷺沢さんの状態を知らなかった

たなか @funennbutsu

｢添い寝屋｣の渾名は鷺沢文香さんが｢問題解決｣した後に意識失って依頼者の隣に倒れちゃうから。ほとんどの依頼者は｢添い寝してもらってる間になんか楽になった｣という感覚に陥る

たなか @funennbutsu

添い寝屋鷺沢さんは｢視える人｣であってそのせいで幼少期苦労してきた。速水奏と一度会ったのもそんな時だったらしい。 とてもよく｢視える｣けれど戦闘能力があるわけではないのでそこらへんどうしようか今考えてます

たなか @funennbutsu

押しかけ女房(笑)の速水奏がすうすう寝ている横で本を読んでいる添い寝屋鷺沢さん。奏の羊がぷぇぇと鳴いたのでなでなでしてあげる。視えるし触れる鷺沢さん。鷺沢さんに撫でられて満足気な羊はもう一回ぷぇぇと鳴く。 ｢……速水さんの羊は不思議な鳴き声をしていますね｣ 奏は気持ち良さそうに寝てる

たなか @funennbutsu

添い寝屋鷺沢さん妖怪かモンスターのクォーターであってほしいんですけどただの人間でいてほしい気持ちもある 迷いますね

たなか @funennbutsu

新田さんは添い寝屋鷺沢さんの元依頼者なんですが、ある日全くそんなこと一切していないのに｢身ごもってしまう｣という事件を通じて知り合ってます

たなか @funennbutsu

この時新田さんが｢産んだ｣のがアーニャちゃんです

たなか @funennbutsu

添い寝屋鷺沢さん普段はただの文系大学生。速水奏は女子高生。原作まんまの年齢差。アイドルは今のところ二人ともやらない予定。添い寝屋鷺沢さんは叔父が経営してる古書店の二階に住んでる。鷺沢叔父はそう、文次です

たなか @funennbutsu

添い寝屋鷺沢さんシリーズにおいて財前時子様は純血種の吸血鬼です

たなか @funennbutsu

とある依頼を通して吸血鬼時子様と知り合った添い寝屋鷺沢さんは利害関係の一致で協力者の関係を築いてる 時子様はグルメなので常に貧血気味。鷺沢さんの血を飲んだことがあるとかないとか

たなか @funennbutsu

脚の負傷(実は脚だけじゃなく肩、背中、お腹にも傷が残ってる)が実は治らないものと速水奏に知られてしまった添い寝屋鷺沢さんは｢紙魚｣を使って奏の自分に関する記憶を食べさせてしまうってルート考えてる

たなか @funennbutsu

元々危険だから自分の側にいることをよしとはしていなかった添い寝屋鷺沢さんなので｢治らないという事実が奏さんを一生縛ってしまう｣と考え｢紙魚｣を使うことに ｢紙魚｣は本を対価に与えると人の記憶を食べてくれる。本好きの前にしか現われない不思議な虫※実際の紙魚とはちがう

たなか @funennbutsu

新田さん身ごもり事件(ひでえネーミング)はだいぶ彼女を追い詰めたのだけど添い寝屋鷺沢さんのおかげで良いエンディングを迎えたので新田さんは鷺沢さんを信用している 鷺沢さんが｢産婆さんを探さないといけませんね……ああ、人間のではなく、人外専門の｣と言い放ったときはさすがの新田も倒れた