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家具デザインの歴史 _ 1990年代

書籍「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェ」をベースにしています。 今後随時掘り下げの更新をしていく予定。
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キル八 @kiruhachi
近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェを読んでいる。最終章「1968-2000 モダニズム以降」。今日は80年代末以降、つまりメンフィス解散(1988)以降について。
キル八 @kiruhachi
メンフィス以降あるいはニュー・デザイン以降と言っていいだろう。そこで台頭するのが「ハイ・テク」という概念。
キル八 @kiruhachi
引用すると、「ハイ・テク概念はS.スレジンとJ.クローンによる同名の書の出版以降、建築とデザインの様式概念として認められた。ハイ・テク様式は、示威的に外部に敷設された取付導管、エレベーター、T型梁や鋼鉄支柱などのような可視的構造要素によって、建物のテクノロジー的外観を強調する。」(続く
キル八 @kiruhachi
続き)「デザインにおいては、例えば産業的な資材と完成部品が家具その他の製作物において新たに関連付けられ、あるいは軍事的領域や科学的領域の技術的細目が娯楽用電気機器に利用される。」こんな感じ。
キル八 @kiruhachi
この時点での初期「ハイ・テク」は、技術の必然(構造体)が意匠へとのりだしたという構図だな。
キル八 @kiruhachi
この現象の例で言うとやはりまず出てくるのがレンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースによる「ポンピドゥー・センター」(パリ)なのだけれど、これがなんと1977年竣工である。時代を先取りしすぎている。
キル八 @kiruhachi
wikiのこの写真が好き。パリにこんな風景があるんよな〜。見てみたい^^ pic.twitter.com/7BabzHW8UM
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キル八 @kiruhachi
家具で言うと、ノーマン・フォスターのオフィス家具シリーズ「ノモス」(テクノ社)がその象徴だな。写真はテーブル・デスク。 pic.twitter.com/JiSdPlyrt9
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キル八 @kiruhachi
そして「ハイ・テク」は次のフェーズへ。引用すると、「マイクロ電子工学の徹底した発達は見えなくなる対象にほとんど通じており、かつてのデザインの最重要因子であった機能は目に見えなくなる。」「ほとんどの消費物品は80年代初めには技術的に成熟し、(続く
キル八 @kiruhachi
続き)相応の価格の程度では品質的に価値が等しいのと同然であった。競争相手との争いにおいて、識別の最後の手段として生産者に残されていたのは、デザインだけであった。」こんなだな。
キル八 @kiruhachi
つまり「ハイ・テク」は機能を"不可視化"した。さらにある価格における性能担保が硬直状態になるほどにその技術が成熟したのである。ここで、デザインはある意味"モノの本質"への介入経路を閉ざされたと言っていいだろう。
キル八 @kiruhachi
ではデザインはどうなったか。引用すると「デザインは具体的な形態のみならず、非物質的な、プロセスと情報の組織化にも関与する。」「通常のものよりもカラフルあるいは「風変わり」に見えるものがすべて「デザイナー品」に指定され、有名なデザイナーの名前がつけられ、(続く
キル八 @kiruhachi
続き)購買意欲を高めるために必要な場合は「限定版」でさえ出された。無数の多様な趣味的世界に応じるために、同じような技術的な中身で模様、外面、細部に関する個別性が際立たされた。」こんな。
キル八 @kiruhachi
つまりハイテク産業において、デザインはモノそのものではなく、プロセスや表層へと追いやられたのである。
キル八 @kiruhachi
エンジニアとデザイナーの関係性の移ろいは、時代ごとに比較すると面白いかもしれないなとおもった。
キル八 @kiruhachi
まぁコンテンツにもよりけりなんだけど。家具と家電、WEBでは当然関係性は異なってくる。
キル八 @kiruhachi
そんな感じでメンフィス以降から2000年までは以上。そんなにデザイナーも出てこない。ハイ・テク以降をまとめていくのも、やっていかないとだな。
キル八 @kiruhachi
時間がかかった。大局を掴むにはいい本だったかな^^ まぁすべてはこれからの自分次第だが。
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