リリスパ妄想SSまとめ

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＃リリスパ 雪「あの時の、初芽の顔を見て思った。同じ思いをモモにはさせられない」 命「ユッキー」 雪「これからモモにそれを伝えに行くわ。二人とも、今までありがとう。本当に感謝しているわ」

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＃リリスパ 　　　　　　　　　　　＊ 初芽「雪ちゃんは本当に弟子想いですね」 命「ユッキーはさすがだな。命にはできないよ。楓のいない人生なんて考えられないから」 初芽「わたしも師匠とゴエちゃんの記憶を消すなんてできません。さすが、雪ちゃん」

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#リリスパ 雪の気持ち（妄想） モモ「モモチ、行きまーす」 その声が聞こえた時、雪の心臓が縮みあがった。相手は大関の自分がスパイスの二重掛けでやっと優位に立てた相手だ。対するモモは序の口。かなうわけがない。逃げなさい、という言葉をようやく飲み込んだ。

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＃リリスパ それでも、憂慮の言葉が口をついて出るのを止められなかった。 雪「モモ、剣の技量では及ばない相手よ」 だが、モモは微塵もたじろがない。 モモ「それでもやって見せます！」 ダメよ、やめて、という言葉がでかかる。 （バカ、何を言うつもり？） 自分を叱責しながら

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＃リリスパ ようやくアドバイスの言葉を絞り出す。 雪「奴は服の下に暗器を隠し持っている」 モモ「気を付けます」 モモを下がらせれば、空崎がモウリョウの手に落ちる。それだけは間違いない。だから。

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＃リリスパ 雪「あの時、右ひじを切ってやったわ」 モモ「参考にします」 こういうしかないじゃないか。 雪「持てる力のすべてで、戦いなさい」 モモ「滾っていきます！」 雪は、プチっと通信が切れる音を聞きながらぼんやりと思った。

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＃リリスパ モモが敗北して死に、空崎が結局、壊滅したら。 明日の今頃、自分は平然と息をしていることができるだろうか？ 怪しいものだ。 自分の判断ミスでモモを犬死にさせた、と悔いながら残りの人生を生きるのは辛すぎるから。 あの時、モモを下がらせればモモだけは助かったのに、と思いながら。

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#リリスパ　五恵の信念（妄想） 命「理解できた？五恵ちゃん。初さんは海に落ちてお亡くなりになったの」 命の声が聞こえる。五恵は激しく首を振った。この目で師匠の死体を見るまで師匠が死んだなんて信じない、そう堅く心に決めていた。 命「命と天堂さんは割と気が合ってねえ」

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＃リリスパ （嘘だ、そんなこと信じない！） 師匠が教えてくれたことは人を最後まで信じること。 だから、命のことも最後まで信じる。 命「初さんがツキカゲってばらしたのも命だねえ」 これは多分、本当だ。ツキカゲの正体は財団さえしらない極秘事項。メンバーか協力者以外、知りえない情報。でも。

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＃リリスパ 命「心は折っておきたいから二人の悲鳴はよく聞いておくように」 楓の気持ちを考えると心が引き裂かれるような気がする。それでも五恵は仲間を信じる。きっと何か事情がある。だって、師匠だったら命が裏切ったなんて絶対に信じないから。 命「レッツゴー、九天サイエンス！」

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＃リリスパ 命がにっくき天堂と部屋を出て行った。残った拷問官が何か言っているが五恵の耳には入らない。 （師匠は生きている。命ちゃんは裏切ってない！） それだけを何度何度も心の中で反芻する。 と、モモが必死に何かを訴えかけているのに気づく。 「！」 右手の拘束がいつの間にか緩んでいた。

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#リリスパ 初さんと天堂（妄想） 天堂「は、ここは？」 初芽「ツキカゲの基地です」 天堂「青葉初芽！」 初芽「はい、お助けしました」 天堂「なんの真似だ」 初芽「他のメンバーにはまだ内緒です」 天堂「わたしをどうするつもりだ」 初芽「お友達になりたくて」

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＃リリスパ 天堂「貴様、頭は大丈夫か？」 初芽「テレちゃんとも、白虎ちゃんとも、ドルテさんともお友達になれました。だから、あなたとも」 天堂「まさかあの程度でモウリョウが全滅したとでも？」 初芽「いいえ、でもあなたは失敗しました」 天堂「・・・」

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＃リリスパ 初芽「失敗した幹部をどうするか、あなたが一番よくご存じなのでは」 天堂「余計なお世話だ」 初芽「あなたは、本当はいい人です」 天堂「ハッ、わたしが何をして来たか知っているのか？」 初芽「あなたは命ちゃんが気に入ってましたね？」 天堂「ツキカゲ壊滅のために利用しただけだ」

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＃リリスパ 初芽「命ちゃんはチッチを飼うことにしたそうですよ。少なくとも、命ちゃんの方はあなたが気に入ってたんです」 天堂「なんでそんなことが」 初芽「命ちゃん鑑定士一級ですから」 天堂「なんの話だ？」 初芽「ともかくあなたとはお友達になります。もう決めたことです」

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＃リリスパ 天堂「半蔵門雪が納得すると思うか？」 初芽「説得します」 天堂「・・・」 初芽「（笑顔）」 天堂「全く、ツキカゲとはとんでもない組織だな。この規模で我らモウリョウと何百年も張り合ってこられたのはこれが理由か」 初芽「ハイ、その通りです、だからあなたも」 天堂「・・・」

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#リリスパ 長穂、雪をリクルートす（妄想） 初芽「本当に雪ちゃんを弟子に？」 長穂「うん、まずい？」 初芽「いえ、雪ちゃんはとても真面目なので。長穂さんと性格が合うのか心配なんです」 長穂「初芽にしては厳しいね」 初芽「雪ちゃんは」 長穂「親友、だからな」 初芽「（うなづく）」

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＃リリスパ 長穂「わたしは、甘えたがりだから、しっかりした弟子じゃないとね」 初芽「だ・か・ら、余計、心配なんです」 長穂「うん、でも、その雪って娘（こ）がいいって言えばいいじゃないか？」 初芽「それはそうですけど」 長穂「それにあの娘がいいと思う理由は本当は別にあるんだ」

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＃リリスパ 初芽「なんですか？」 長穂「わたしと師匠はあまり折り合いがよくはなかった。それでもたった１つだけ感謝していることがある。それは」 初芽「それは？」 長穂「最後まで師匠でいてくれたことだ。ツキカゲの任務は命を賭ける毎日。師匠は最後までわたしの師匠でいてくれた。

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＃リリスパ でも、わたしには自信がない」 初芽「そんなこと」 長穂「だから、たとえ、目の前でわたしが死んでも立ち直れる強い弟子が欲しい。あの雪って娘にはそれだけの強さがある」 初芽「そんな縁起でもないこと言わないでください」 長穂「ああ、すまない。でもあの雪なら私が志半ばで倒れても

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＃リリスパ 次の弟子に私の魂をちゃんと引き継いでくれる。そんな気がするんだ」 初芽「そんな」 長穂「さあ、道場についたぞ！なんとしてもあの雪って娘を弟子にしなくては！あの娘にマッサージしてもらうのが楽しみだな！」 初芽「（やっぱり、自分が気持ちよくなりたいだけなのでは・・・・）」

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#リリスパ 命と天堂（妄想） 天堂「ここは？」 命「ツキカゲのアジトだよ♡」 天堂「わたしを助けたのか？」 命「もともと、天堂さんは警察に突き出す予定で、殺す気なんてさらさらなかった。でも、散布装置を再起動したりするから、モモチに切られちゃって」 天堂「・・・」

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＃リリスパ 命「で、ひょっとしたらって思って落下地点に行ってみたら。やあ、さすがだねー。あの傷であの高さから落ちてまだ息があるとは。びっくりしたよー」 天堂「わたしをどうするつもりだ？」 命「モウリョウを裏切ってツキカゲにつく気はない？」 天堂「どういう意味だ？」

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＃リリスパ 命「命は、ユッキーや初さんみたいにおめでたくないからさ。あれでモウリョウが全滅したわけじゃないよね？」 天堂「当たり前だ」 命「モウリョウにはまだ天堂さんみたいのがゴロゴロしてるんでしょ？その度にユッキーやモモチが生命の危機にさらされるっていうのはねえ」 天堂「・・・」

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＃リリスパ 命「天堂さんもわかってるよね？もう一回戦ったらモモチに勝ち目なんてないってこと」 天堂「私になんの得がある？」 命「首尾よくモウリョウが壊滅したら、命がこっそり逃がしてあげるよー」 天堂「ふん、半蔵門雪がそんなことを許すわけが」 命「ユッキーの許可を得る気なんて無いねー」