【ロックマンZX】ZXはエール編こそが本流？

Hi-GO！C103：土曜 東ス43ab（壁） @GO_Guiltism

そういえばZXはアドベントまで含めるとそれぞれエール編、グレイ編が正規ルート感あるよね。元々女性のロックマンを作りたかったから一作目はそうなって、二作目で成長して出てくるからグレイを導くものとして役割を果たすので、ジルウェ周り含めて真相はエール側にある気がする。

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ZXAはもう、分かりやすさとかの点でどうしてもグレイ編に軍配が上がってしまう。アッシュ編のトンチも好きなんだけど、完全にイレギュラー感あって、お話しそのものを外部から破壊しに来た感も無きにしもあらず。

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ヴァンとアッシュのルートはそんなわけで見直すと傍流感があるというか、あんまり世界の真実には触れないで己が道を行くルートというか、それがうっかり大局を左右しちゃう局面に居合わせた感はありますね。

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なんだろう、大局を見るとヴァンとアッシュは本来戦わなくてよかった存在に感じるので、そのへんのバッドエンドはプロパン任せたという感じか。エールはともかくグレイが立ち位置的にちょっと特殊すぎるのもあるけども。しかし、プレリーと腹割って話せるのはエールだけなんだよね。

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とりあえず主役勢であの世界における「本物」の「ロック・マン」はグレイとアッシュだけになるのかな。あとはそれこそロックマンのコピーとしての傍流なので、やっぱ物語や世界観の構造が異色ですね、ZX。過去に通念的な「ロックマン」の系譜にいた存在が模造品扱いになるのはややこしいね。

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サウンドスケッチでガールズブラボーが生まれたのも、やっぱ本編で本音を分かち合った二人だからというのも大きそうだし、このシリーズはルートによって登場人物が本音を話してくれるかどうかが結構でかい。

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しかしROCKシステム誕生から何百年もしてようやくセルパンマンにロックマンっめ呼称を与えられるまで何も無かったのだろうか。そこだけが不思議。

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フィクションだけでなく、出来上がってしまった構造の強制力から逸脱するのは難しくて、どんなに良い提案ができても土台にそれがある限り、意味をなさなかったりする。部分的なものは全部構造に回収されてしまうので、そこに自覚的かどうかが鍵になる。

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ZXの場合、Xシリーズやゼロシリーズに囚われない物語をやろう！という場合、まず主役モデルとサブキャラのデザインや設定を変えないと、普通に全部シリーズの続編として捉えられてしまう。この構造が出来上がった段階で新世代の物語とは程遠くなってしまう。

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ヴァン達がなぜ自由にならないかといえば、元をただせばX時代から連なる戦争と荒廃のツケであり、まだ世界はそれを精算できていないからこそ構造が支配を続ける。しかし、ダイナモのように構造を作り上げるほどの衝撃を引き起こしてもそれに自覚的な人物は少ない。

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そもそも初代ロックマンもワイリーの過去が起因して構造が作られ、後の時代でも抜け出せなくなってしまった。当たり前だが敵は常に過去からやってくるので、事前に防ぐのは難しい。ゼロやZXでは呪いという言葉が時々出てきたが、メタ的にはこれに近いものを感じる。

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一見構造から解き放たれたように見えるDASHも、その実全て終わっているからで、その中に更に世界を大きく取り巻く構造が存在していたことが発覚する。ただDASHはシステムの代弁者そのものが構造からの脱却を試みようとする。

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シグマがかわいそうなのは構造を作ろうとしていたのに、その実構造の一部であり、そこから脱却は叶わなかった事だと思う。結局構造を作っていたのはエックスとゼロであり、ライトとワイリーになってしまっている。

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ZXになってエックスとゼロの影響力は一気に落ち込んでしまったが、一方彼らに二度葬られた人間の怨念が形となって新たなるロックマンを産み出してしまうというねじれ構造が発生する。しかし、この構造も彼ら二人と世界の成り立ちによって起きたものなので、破壊することが非常に難しい。

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っていうのは今まで散々話してきた事だけどあえて構造の話をする上で避けてとおれなかった。しかし脱構築をしようとすると新たに築いた構造も逸脱していかねばならないので、エグゼ～流星はここに該当するのかなと。

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アッシュ編やばいのが割りと歴史的構造の負の連鎖の中にいて全くそれを気にしてないし、本人にとってはどうでも良いことが多いので構造が無効化されていた側面があるということ。もちろん世界を旅していれば歴史的構造に立ち合うことはあるんだろうけどあんまり気にしなさそうで。

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らいおねさんの意見を見てるとやっぱZXはそれぞれのキャラクターの独自フォーム見たかったなあ。オーブオリジン的なのはやっぱ必要だった気がする。思った以上にデザインによる縛りが大きく働いちゃってるシリーズなんだなと。そういう意味では完全に新しいデザインだったAさんは中々えらいw

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Aもセルパンマンもいってることは好きなんだよな。本質を捉えているし、現状できる解決策まで提示してるから。それに対して主役陣は毎回無計画に目の前の敵を倒しちゃうから何かしらの奇跡に頼らなければならない瞬間に追い込まれるという、これもひとつの構造だね。

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Aのゆるやかな平和の中で朽ちていくがいいというのもまさに本質をとらえていて、このままだと皆共倒れだよ？それでいいの？っていうヒントはくれてるんだけど、ここにおいて滅びを受け入れるか、否定するかという意思の問題が関わってくる。

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申し訳ないけどヴァンとか放っておくと第二のAにならざるを得ないと思うんだけど、その辺どうなんだろう？ちょっと違うけどジオウも魔王によって悪が栄えないディストピアと、救世主によって魔王はいないけど悪がずっと絶えない２つの未来が提示されたわけなので。

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Aのやさしさはちょっとサノス感もあるけど、セルパンマン含めておせっかいだからあそこまで思い詰めてるので誰かなんとかしてやれよとなるけど、二者とも隣人が存在してないんだよね。孤独の王。ヴァンの未来は周囲にかかっている……

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グレイは世界が行き詰まった時どうするんだろか？アッシュは結構引き際とか受け入れちゃいそうで。彼らは皆人生を謳歌したいのに、世界にその余裕が無くなりつつあるという課題に対して立ち向かわねばならず、歴史の袋小路に突入する感が半端ない

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逆にガーディアンや政府は大局史観に基づいて判断するだろうからその実Aやセルパンマンに一番近い存在ともいえるし、結果や手段は同じでも人類救済のためならやりかねないよね。かつてバイルに施した罰を全人類に施したように。

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DASHを規定路線の未来とすると、結局人類アーカイブ化は誰かがやったわけなのよね。なんだかFFXのザナルカンドの祈り子っぽい。もしかしたらアーカイブの中にはヴァン達もいるかもしれないわけだね。しかしロックは未来においてその復活を否定した。これによって本当に脱構築してしまった。

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ほんとロックマンは個人の儚さが凄いなー。未来が決まっていてもいなくても大差無さそうな所まで含めてひどいぞ。皆楽に生きさせないし死なせないといってるようなもんだぞ……