【好きな人ができました】

나나오 @seventail0613

【好きな人ができました🐰】 ⚠ジ○リの○をすませばパロです。 最近気がついた。私はファンタジー小説が大好きで、よく図書室で本を借りるんだけど…貸し出しカードに名前を書く時、必ず私の前に同じ名前がある。 ｢ちょん じょんぐぐ…｣ #BTSで妄想 #seventail pic.twitter.com/5BLsDFNGgW

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｢また同じ名前だ。どんな人なんだろ……｣ 名前しか知らないその人が気になり、勝手に人物像をイメージして淡い気持ちを抱くようになっていた。本を借りる度、その人の名前がある事を確認する。 #BTSで妄想 #seventail

나나오 @seventail0613

そんなある日、友達に後押しされて自分でも小説を書いてみることにした。放課後いつものように図書室で本を借りてから、中庭のベンチで友達にその小説を読んでもらった。思ってたよりも好評だったのでちょっと嬉しくなる。 #BTSで妄想 #seventail

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｢あ、そういえば相談って？｣昨日の夜友達から電話があって話を聞いて欲しいと言われていたので、小説を読み終えた友達から原稿を受け取りながら聞いてみた。《○○って好きな人いる？》｢え？好きな人？｣《私ね、両思いの人がいたらいいなーって…ほら、受験生だし！励ましあったり出来るかなって》

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｢…あ！ソヨン好きな人がいるんだ~！誰だれ？｣私が聞くとソヨンはカバンから1枚の封筒を取り出した。｢え…ラブレター！？！？｣《う、うん…でも断ろうと思ってる……》｢本命がいるってこと？｣

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《…あ、あんまり大きい声で言わないでね…？》そう言うと顔を赤くしてこっそり耳打ちする。｢え！？！？！テヒョン！！？！？｣《ちょ！！！！！》驚く私の口を慌てて塞ぐソヨン。まさか同じクラスのテヒョンを好きだなんて全く気が付かなかった。 #BTSで妄想 #seventail

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《もう…○○驚きすぎwww》｢ごめんごめんwww｣その時私の足元にボールが転がってきた。ボールを持って立ち上がると向こうの方から声が聞こえて声のする方へ目を向ける。🐯『ごめん○○ボール取ってえええ！』｢ちょっと~！危ないから向こうでサッカーしてよ！｣🐯『だからごめんって謝ったじゃん！』 pic.twitter.com/L7tQx4cs26

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ちょっと頬をふくらましながら文句を言う男の子はソヨンの想い人 テヒョン だった。腐れ縁というか…中学が同じだった私はテヒョンと仲が良い。恋愛感情にはなったことないからソヨンの気持ちはわからないけど。｢ソヨンに当たったらどうすんのよ！｣ #BTSで妄想 #seventail

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🐯『わぁ！ソヨンちゃん大丈夫？当たってない？』《え…！？あ、うん！！！》ソヨンはそれだけ言うと慌てたように走り去ってしまった。その背中を見て私も慌ててその場を片付ける。｢テヒョンのせいだ｣🐯『なんだよ~！俺なんかした？』｢しーらないっ😝べー！｣ #BTSで妄想 #seventail

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荷物をまとめて後を追うと、校舎の影にしゃがみこむソヨンを見つけた。｢大丈夫？具合よくない…？｣《違うの…意識するようになってからテヒョン君の前だと上手く話せなくて…どうしよ！！バレちゃったかな💦》｢なぁんだーwwwよかった！w大丈夫大丈夫テヒョン鈍感だからwwwwww｣ #BTSで妄想

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《そうかな…もう…なんでこんな緊張しちゃうのかな。はぁ……》｢ソヨンがそんな風になるなんて本気なんだね~♡｣《もうwからかわないでwwwあれ？○○原稿は？》｢え…あれ？……あ！！本に挟んだまま置いてきちゃった！！取ってくる！！先帰ってていいよ！！｣

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《そう？自転車の後ろ乗せようか？》 ｢いい大丈夫！ソヨン早く行かないと塾遅れるよ！｣ 私はそれだけ言うと走って中庭に戻って行った。 #BTSで妄想

나나오 @seventail0613

本と原稿を探してベンチまで戻ってくるとそのベンチには誰か座っていた。その瞬間サッと音を立てて風が吹き抜け木々が揺れる。ベンチに座るその人は風で乱れた前髪をかきあげると俯いたまま呟いた。 🐰『…子供のおとぎ話かよww』 #BTSで妄想 #seventail pic.twitter.com/6iHSgeLZSw

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一瞬その整った顔立ちに息を呑む。その人は私に気がつくとちょっとからかうように鼻で笑うとまた私の原稿に目をうつした。｢あ…それ私の！｣🐰『あぁ…これあんたの？○○○○』｢え、なんで私の名前……｣🐰『さて。何故でしょうwww』 #BTSで妄想 #seventail pic.twitter.com/WdzpA5rTt4

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そう言ってその人は原稿を挟んでいた本から貸し出しカードを手に取るとヒラヒラと揺らして見せる。｢あ！！！貸し出しカード！！！｣私がカードを指さして驚くとそれを見てクスクスと、笑い出す。私の前まで来ると本を押し付け大きな瞳でじっと私を見つめた。 #BTSで妄想

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🐰『これ、自分で書いたの？ラスト在り来りじゃない？wwwやめたほうがいいと思うけどwww』｢なっ！読んだの！？｣🐰『wwじゃあなwwwwww』ありえない！！あんな…見ず知らずの…しかも同じ学校の人に見られるなんて！！！しかもあの態度！！！ #BTSで妄想 #seventail

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｢やなやつ！やなやつ！やなやつ！！！！やなやつ！やなやつ！やなやつ！やなやつ！！！！！！！｣私はブツブツ言いながら家に帰ると真っ直ぐキッチンに向かい冷蔵庫を開ける。中からお茶を取り出してコップ一杯一気飲みするとテーブルにﾀﾞﾝｯと音を立てて置いた。

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｢なんなのあの態度！！あの嫌味な言い方！"ラスト在り来りじゃない？やめたほうがいいと思うけど"って何よ！！！｣その日は夜までその人のことが頭から離れなくて、気分転換に借りた本を読んでから寝ることにした。本を開くと今日も貸し出しカードを確認する。 #BTSで妄想

나나오 @seventail0613

｢ちょんじょんぐく…この人が私の小説読んだらどんな風に思うのかな…｣ #BTSで妄想

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翌朝ガタガタと騒がしくて目が覚める。学校は休みなのに洗濯機の音で目が覚めるなんて…二度寝しよう。と布団に潜るとお母さんに布団を剥ぎ取られた。お父さんがお弁当忘れて行ったから届けてって…｢今日休みなのに…｣ #BTSで妄想

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私がぼそっと呟くと 代わりに家事を全てやるならお母さんが行ってくるけど？なんてからかうように言われたのですぐに家を出てきた。お父さんは国営図書館で働いている。休みの日は図書館に行くことが多くてお父さんの職場に向かうのは慣れていた。

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電車に乗って2つ隣の駅で降りるんだけど…その電車で不思議な白い猫と出会った。｢ねぇ、きみ1人？あ、1匹か｣私の言葉に一瞬こっちを見るその猫はぷいっとそっぽを向く。｢どこにいくの？お外見てるの楽しい？｣ #BTSで妄想 #seventail pic.twitter.com/boLGSfeYhN

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返事が返ってくるなんて思ってないけど電車でお出かけする猫なんてちょっとファンタジーで素敵じゃない？可愛くてついつい話しかけてしまう。｢あ、私降りなきゃ！じゃあね猫くん｣そう言って電車を降りようとすると私の足元を駆けていき先に電車の外に行ってしまった。 ｢あ！待って！！！｣

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図書館に向かう道を駆け抜ける1匹の猫。私はその後を追って走る。途中、塀を登ったりして裏道にそれたところで見失ってしまった。｢あぁーあ…もう少しでなにか起こりそうだったのに…｣まるでアリスの白うさぎと出会ったような…そんなドキドキ感が終わってしまって落ち込んだ。 #BTSで妄想

나나오 @seventail0613

とぼとぼ図書館へ向かい歩いているとさっきの猫が横切った。｢あー！！！！見つけた！！待って！！！｣その猫はさっきよりも少しゆっくり歩いて時折こっちを気にしながら前に進んでいく。まるでこっちに来てって呼んでるみたい。