【dxcordx】飽くなき原罪

ゴーゴー@連合邪紋/てーやん/ＧＣＲＢアフター @gnay_eet

@higururoll 『世界大戦』が終わって２０年経つ。 主要国からの移民が『祖界』と言う街を造っている。 一見平和だがマフィアや国軍、諸外国の勢力が裏で覇権を争っている。 第三帝国による「強化兵団」がキナ臭い。 「噂じゃ『快男児』なんてヤツが暴れまわっているみたいだね。満州在住の日本人らしい」

青空(・×・)ソラ @sora_gracre

@higururoll 息が止まるかと思った。 それ程までに、目を奪われた。 「……っ」 ぞくり、と背筋が凍る。あまりにも無垢な微笑みに恐怖さえ感じてしまって、立ち止まった。 誘われている。どうしよう。必死に気を張って視線を返しながら、そう思考する。 →

青空(・×・)ソラ @sora_gracre

@higururoll ──何にせよ、ここは人が多過ぎる。ワーディングを貼れば大勢の一般人が巻き込まれるだろう。場所を変えるべきだ──辛うじて残る理性でそう判断すると、睨んだつもりの視線を送り、路地裏へと駆け込んだ。

ビーチェ・クジョウ @sskr_GC

@higururoll カップにコーヒーを注ぎつつ、彼女の様子に苦笑する。 「インフィニティコードなんてよく知ってるのね……って、マスターレイスだもの、当たり前かしら」 でも残念だけどその研究には参加する資格は無かったみたい。なーんて言いながらクッキーをつまむ。 「うちのテーマはちょっと変わっててね」 →

ビーチェ・クジョウ @sskr_GC

@higururoll 「ほら、オーヴァードってたまに絆の力で想像以上の力を発揮することがあるじゃない？そこに進化の鍵があると考えたの」 研究の話になるとやっぱり熱が入る。一気に捲し立ててから彼女の様子を伺った。引いてないかしら。 「だから、あたし直下のセルにはジャームはいません」 珍しいでしょ？

御葛（みくず）@幕ニ豊津2期 @GC_sasakure

@higururoll 「ふーん。コードウェルのクローンなんだ」 クローンを美少女に作るあたりあいつそういう趣味なのかな？思ったけど流石に口には出さなかった。代わりに鎧通しを取り出す。 「このボロい鎧通しが俺の遺産。元は太刀だったみたいだけど磨上げられて今はこのサイズ。ジャーム斬るならお任せって感じ」 →

御葛（みくず）@幕ニ豊津2期 @GC_sasakure

@higururoll 白鞘から抜いて刀身を見せる。来る前に手入れしてきたからピッカピカだ。 「で、さっきからドヤバいレネゲイド垂れ流しのその外套がもしかして蛇王の外套？流石に俺も実物は初めて見るけどすっげえ圧だなこれ」 イヴちゃんの外套を指さす。こうも妙な圧が強いと流石にちょっとソワソワするなぁ。

ヒポ先生（聖別）／FateESアフター @higururoll

@gnay_eet 「ふんふん」 揺光の話をイヴは興味深げに聞く。イヴの知識では、その世界は数十年前の時間軸におけるこの世界に少し似ているような気がした。 「快男児？」 そんなコードネームのオーヴァードは確かこちらの世界にもいた気がするが、もしかしたら別世界の同一存在かもしれない。 →

ヒポ先生（聖別）／FateESアフター @higururoll

@gnay_eet イヴは揺光の話を聞き終えると、今度はこちらの話を始めた。 こちらの世界では戦争はとっくに終結していて、上海は平和で観光地としても有名な場所として機能している。 そして、おそらくこちらの世界は、揺光のいる世界から数十年は時間軸が先であろうことも。 推測を交えて、そのことを伝えた。

ヒポ先生（聖別）／FateESアフター @higururoll

@sora_gracre 女はイヴを睨み、路地裏へと駆けこんだ。どうやら事を大事にするつもりはないらしい。 「なんだ、つまんないのー」 そうむくれながらも、少女は友人と離れて女を追いかけた。 踊るように、駆けるように、少女は路地裏へと歩みを進める。蒼を追いかけて、少女はぴょんぴょん飛び跳ねながら。 →

ゴーゴー@連合邪紋/てーやん/ＧＣＲＢアフター @gnay_eet

@higururoll 「なるほど。未来かぁ…納得いった…が…」 平和になった、と言う点が引っ掛かる。 「なら、さっきの連中は…？」 そこで揺光の姿がうっすらと消え始める。 「なあ、この未来は…本当に平和なのか？」 答えを待つ前に、姿は消えてしまった。

ヒポ先生（聖別）／FateESアフター @higururoll

@sora_gracre 「おねーさんっ、待ってよーう」 無邪気に声をかけつつ、少女は追いつこうともしないスピードでその背を追う。 遠ざかる喧騒。人影は、もうあまり無い。

ヒポ先生（聖別）／FateESアフター @higururoll

@sskr_GC 「絆の力……ロイスかぁ」 ロイス。それはイヴにも心当たりもあるものだ。イヴも未だジャームではないので、ロイスをまだ持っている。それはイヴにとってあまり必要ないのでは？と思うこともままあるが、彼女に言わせれば大事なものであるらしい。 「ジャームがいないの？すごーい！」 →

ヒポ先生（聖別）／FateESアフター @higururoll

@sskr_GC FHのセルと言えば、ジャームの一人や二人いてもおかしくはない。セルによっては全員ジャームということもあるくらいだ。 だというのに、彼女のセルにはジャームが居ないという。絆の力を試すためなのだろう。 「それでそれで？今のところどんな研究結果が出てるの？」 引くどころか興味津々で問う。

ろんじー@来春まで低浮上 @lungi_GC

@higururoll （打ち合わせはリアルで終えた！ぶん投げます！） 片田舎の都市にてＦＨの実験体が逃走。手空きだったあなたが市街地に到着した頃には、既に戦闘が始まっていた。 怪物に相対するのは、時代錯誤な甚兵衛姿の女童。初動の速さからして居合わせたオーヴァードだろうか。 （→）

美々丞 @BB_rongesuki

@higururoll 「これは…命令にもない俺の勝手な行動だ」 挑発に乗った少女の笑みを見て、刀を構える。 「…手ぶらで帰るのも無駄足だと思ってな。あなたの力を情報としてUGNに報告しよう」 　　　　　　　　　　　・・・・ 「…それにもうここは…俺の領域だ」 →

ーー@やと @gcyato

@higururoll びくっ。突かれた背中が反射で震えた。 「やめろ……」 睡眠妨害に不機嫌そうに反応して数秒、飛び上がるかのように上体を起こして声の方を振り返る。 「コードウェルさん」 変な汗をかいていた。彼女が遊びに来るのはいつものことだ、安堵の溜め息の直後またすぐに目蓋が落ちそうになる。

ビーチェ・クジョウ @sskr_GC

@higururoll よくぞ聞いてくれました！あたしはコーヒーを置いて身を乗り出した。 「これはまだ公式的には発表してないんだけどね。オーヴァードの進化の果て、プライメイトオーヴァードには大きく分けて２つの種類がありそうなことがわかったの！」 まあ、なる方法がわからないから机上の空論なんだけど。 →

ビーチェ・クジョウ @sskr_GC

@higururoll 「ずばり、この星の意志の代弁者になるか、不死不滅の生命体になるかの２択かな」 コーヒーを飲んで一息つく。驚いたかな？ 「だから今の研究テーマは、いかにして再現性のあるプライメイトオーヴァードになるかっていう点です。ゆくゆくは全オーヴァードがプライメイト化したら万々歳じゃない？」

美々丞 @BB_rongesuki

@higururoll 因子が浸透した空間そのものが鼓動する。 獅子通りが一歩、また一歩と踏み出す。だが、距離が狂っているとでもいうのだろうか、彼は刀を構えたままイヴのすぐ目の前に現れた。 「コードネーム…獅子通り、だ」 そして、そのまま刀を振るう。

ヒポ先生（聖別）／FateESアフター @higururoll

@GC_sasakure 「わ、すごく鋭そうだね」 見た目はあまり派手でなくても、その鎧通しは見る者が見れば遺産特有のレネゲイドが発されているのが分かる。自分以外の遺産を見るのは初めてだ。思わず興味深げにその刃物を眺めてしまう。 「ん？そうだよー。蛇王の外套！私に全ての知識を授けてくれるの！」

ヒポ先生（聖別）／FateESアフター @higururoll

@GC_sasakure そう天真爛漫に笑う少女と、彼女に似つかわしくないほどの禍々しいレネゲイドを垂れ流す外套。 そう、彼女は結んだのだ。禁断の契約を。蛇に囁かれて知恵の果実を貪る原初の女のように。

ヒポ先生（聖別）／FateESアフター @higururoll

@gnay_eet 「あれっ……？」 相手の姿が霞み始める。 イヴが引き留める間もなく、揺光はそのまま光に呑まれて消えてしまった。後に残されたのは少女一人。 「……本当に平和なのか、かぁ」 束の間の邂逅に想いを馳せながら、少女は呟く。 「少なくとも平和だよう。表向きには、ね」

御葛（みくず）@幕ニ豊津2期 @GC_sasakure

@higururoll 「へぇ……」 全ての知識ねえ。検分するように目を細めて外套を見る。おっそろしいレネゲイド濃度だこと。俺がジャームを許せないように、やっぱりなんかしら代償があるのかね？ 「あのさ、イヴちゃんは知識を得て、コードウェルのバックアップじゃない個人として何かしたいことはあるの？」

ヒポ先生（聖別）／FateESアフター @higururoll

@lungi_GC 「わー！出遅れた！」 急いで辿り着けばそこではもう戦闘が始まっていた。イヴは自分で移動を加速する術を持っていない。故に、縮地の使える蒼次郎のいない時はこうして出遅れることもあった。 「あの人……ゆーじーえぬの人かなー？でもなんだか時代が古いんだよなー？」 →