A3＋2018：MIX

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莇 #A3プラス 「ちょっとツラ貸せ」怖いの言葉を飲み込んで、莇くんの後に続けば即座にメイクを落とされた。『待ってすっぴんは無理』「似合わねぇメイクしてっからだろ。自分のPC分かってんのかよ」小言を言いながらも、その指先は繊細。「…目、開けていいぜ」彼は、私を一番綺麗にしてくれる人。

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あーちゃんとコスメ買いに行ったら、BAさんから「一緒に選んでくれるなんて、素敵な彼氏さんですね☺️」って言われる話あるある。びっくりし過ぎて声が出ないあーちゃんを横目に「ありがとうございます〜♡」って言いたい(※付き合ってない)

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綴 #A3プラス 『皆木せーんせ！』キャンパスで彼に声をかければ、驚いた後に呆れ顔。「その呼び方やめろって…」『だって皆木先生の脚本のファンだし』「頼むから普通に呼んで」『えー…つづる？』「っ、うん」『もしかして今ドキッとした？した？』「こんな時ばっかり察しがいいの何なんだよアンタ」

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密 #A3プラス 「なにこれすっぱい…」『ライムのマシュマロ！』目を見開いて驚く彼に、口を開けて指で示す。「…？」『あーん！たまには密が食べさせてよ』「分かった。はい」マシュマロをそっと口に入れられた直後、そのまま唇で塞がれて。『んむ、っふぁ？…マシュマロ盗ったな！？』「おいしい…」

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東 #A3プラス 「肌の調子が良くないね。隈も出来てるし…」私よりも綺麗なその指先が目元をなぞる。「最近よく眠れてないのかな？」『東さんには隠し事出来ないなぁ…』「ふふ。今夜は一緒に寝てあげようか」『一人で眠れなくなっちゃったらどうするんですか』「…その時は、ちゃんと責任を取るよ？」

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莇 #A3プラス 『あーちゃん助けて〜！』「あ、あーちゃんって呼ぶな！」『あのね、新しく買った下地がすごく乾燥するの…勿体無いから何とか使いたいんだけど』「無視かよ。…クリーム混ぜてみれば？それテカリ防止下地だろ。乾燥しやすいから保湿は絶対しろよ」『ありがとあーちゃん』「〜だから！」

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幸くんと色違いのお揃い浴衣着て夏祭りデートしたい。女の子二人だからかナンパされるけど、ナンパ男の前でちゅーして「デート中なの。邪魔しないでくれる？」。突然の百合に相手が呆気にとられてる間に走って逃げて『びっくりした！』「ごめん。でもあいつらの顔見た？」って笑いながら花火見る夏の夜

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ここ最近肌荒れがひどいので、脳内であーちゃんからめっちゃ怒られてる…「とりあえず3日間10時には寝ろ💢話はそこからだ💢💢」って感じだから、今日も早く寝ます

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丞 #A3プラス 「具合悪いんじゃないのか」丞の言葉にギクリとした。『な、なんで？』「朝からずっと喉気にしてただろ。今も眠そうだぞ」『う…』「あんなペラペラな服で寝るからだ」今日はさっさと寝ろ、と私を抱え上げた。『えっ、ちょ、丞！？』「うるさい。文句なら明日聞いてやる。治ってたらな」

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太一 #A3プラス 席替えをしてからの私は姿勢がいい。何故なら隣の席の七尾くんが怖いから。赤い髪に、ゴツいピアス、黒いマスクって何それどこに売ってるの。「あのー…」『ひゃいっ』「次の時間、教科書見せてくれないっスか？忘れちゃって…」両手を合わせてお願いする仕草は、予想外にかわいい。→

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『あ、ハイ…いいですよ』「なんで敬語？」同い年じゃんって笑った顔は眩しくて、もしかしたら思ってたより怖くないのかな。『…ちょっと怖くて』「俺っちが？なんで！？」『アクセ、とか…』「えー！ショックっス〜」そう言ってごろんと机に突っ伏した彼が、チラリとこっちを見て、あっと声を上げた。

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「甘いもの好き？」『？うん』「じゃあこれ！俺っちのおやつなんスけど」お礼にと取り出したのは手作りらしきマフィン。『いいの？彼女からじゃ』「残念ながら彼女じゃないっス…」しょんぼりした彼が食べるそれを１つ貰って口に運ぶ。『おいしい！』「臣クンのお菓子は最高っスよ〜！」『オミクン？』

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「俺っちの同室のお兄さん」『ど、同室？』「今寮に住んでて、そこが二人部屋で…」話の途中で先生が教室に入ってきてしまった。気になるのになと思っていたら、ノートの隅に＂続きはまた後で！＂って書いてくれた。話した事もなかった数分前からは考えられないな。その授業は、いつもより近い距離で。

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太一 #A3プラス 『この学校って寮とかあったんだね』「あ、学校じゃなくて…劇団の寮！」『ゲキダン！？』思いもよらない話に思わず大きな声を出してしまった。「天チャンもいるし、結構有名かと思ってたんスけど…」『テンチャン？』「皇天馬」『あ、芸能人の！ごめんね、私そういうの疎くて…』→

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『でもすごいね。七尾くん俳優さんなんだ』「そう言われるとなんか照れるッス…」両手で頰を挟んで、わー！と小さな声を上げた彼。『どんな役を演ったの？』興味本位で尋ねてみれば、公演ポスターの写真を見せてくれた。「この時は病弱な役で、その次は準主演だったんス！」『えっ、女の子！？これ…』

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『私より可愛いんじゃ…』「まさか！ホンモノの女の子には敵わないっスよ〜！あ、これが臣クン」『わ、怖そう…』さっきのお菓子を作った人とは思えない見た目に驚く。「この時は粗暴な役だったから…本人はめちゃくちゃ優しくて格好いいんス！」ニコニコと笑う七尾くんを見て、つられて笑ってしまう。

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万チャン、十座サン、臣クン、左京にぃ、あーちゃん。楽しそうに話してくれるから、私まで名前(ニックネームだけど)を覚えてしまった。『七尾くん、秋組の事大好きなんだね』「もっちろん！秋組だけじゃないッスけど」『いいなぁ。楽しそう』「じゃあ今度観に来る？次はちょうど秋組公演なんスよ〜！」

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『…いいの？』「もちろんッス！」まだ何も決まってないけど！と笑う七尾くんは、やっぱり眩しい。『舞台見るの、中学の校外学習以来かも』「…眠くならなかったッスか？」『全然！むしろ真剣に観たよ』「なら良かったッス！まぁ、秋組の舞台は居眠りする暇なんてないけど」『すごい自信！』「へへっ」

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莇 #A3プラス メイクが終わって目を開ければ、彼がこの上なく優しい顔をしていて。『あざみ、何かいい事あったの？』「はぁ？」首を傾げる彼に表情の事を伝えれば、その顔を一気に赤くした。「す、好きな女が自分の手で綺麗になってんだから…嬉しいに決まってんだろ」きっと私の顔も同じように赤い。

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臣 #A3プラス 『ポイント5倍だ！』「じゃあまとめ買いするか。お、こっちは野菜が」臣くんと寮のテーブルで広告を広げていると「二人とも歴戦の主婦みたいっスね」って太一くんが笑った。『えー、まだ独身だよ』って口を尖らせたら、今度は臣くんが「いい夫婦になれそうだよな」って笑顔で爆弾落とす。

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月下 #A3プラス 「出掛けるなら車出そうか」『ちか「いい。俺と出掛けるから」「…お前と？」不機嫌な顔を隠さない千景に、少し口角を上げた密が私の手を取った。「来たいなら来れば？猫カフェだけど」「💢」『も〜！密はなんでそんなに煽ってるの！』「煽ってないし、いつも喧嘩売ってくるのは千景」

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莇 #A3プラス テレビを見ている私の髪を背後で弄っている彼。「ん、出来た」その声にすぐさま立ち上がって鏡の前へ向かった。『か、可愛い〜！また腕上げたね！』気に入った事を伝えれば、彼も満足そうな顔で笑う。『あざみ、デートしよ！この髪で外出たい！』「仕方ねーな…ほら、メイクもしてやる」

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一成 #A3プラス 『で、でかくない！？』「えっマジ？これラッコ！？やばたん！」『ラッコって書いてあるね…』二人で水槽に張り付いて凝視する。「折角こんな手前に来てくれてるし写メ撮ろ！」はいチーズ！とラッコとの３ショット。『待ってラッコが一番かわいくない？』「ウケる！インステ上げよ！」

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三角 #A3プラス 『普通のイカって水族館にいるんだ…？』ヒラヒラと泳ぐ見慣れたそれを二人並んで眺める。『イカって頭？のところ三角だね』絵でもそう描かれてること多いし、と思って何気なく口にした言葉に、彼の目がきらきらした。「あ！ほんとだ〜！！」『あとでイカのグッズ探そうか』「うん！」

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その日の気分で目尻のアイライン跳ねたり下げたりするけど、その都度気付いて褒めてくれるあーちゃんとか最高だなって。