- kanata0954
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変な粘着はブロックした上で、本当に関心のある方向けに説明しておくと、民主党政権で政府の記者会見をオープンにする交渉ではフリーランスを扱いをどうするかにかなりの時間が割かれました。
2019-03-03 13:25:16それまでの会見は日本新聞協会加盟社が参加要件になっている記者クラブのみだったところに、新たに雑誌協会、外国報道協会、専門誌協会、インターネット報道機関の加盟社の記者に参加資格を与えることは、比較的容易に合意できました。
2019-03-03 13:32:00また、フリーランスについても、上記の団体に加盟する媒体で活動している記者については、その媒体の編集責任者の一筆があれば、同様の扱いにするということで合意しました。
2019-03-03 13:34:06問題になったのはインターネット時代なので、上記に加盟する媒体とは無関係に自身でブログを書いたりSNSを主たる活動の場としているフリーの記者をどうするかということでした。
2019-03-03 13:36:59オープン化を謳う以上、出来るだけ門戸は広い方がいいのは当然だけど、観光客でも通行人でも誰でも自由に会見に出入りできるようなことになれば収拾がつかなくなるので、アメリカ議会の会見参加基準などを参考に、「その他一定の実績を有するもの」という資格基準が入りました。
2019-03-03 13:41:54この基準があるが故に本来なら会見に参加が認められるに十分な実績をもちながら参加を拒まれるフリーの記者が皆無とは言えないし、たまに僕のところに相談が持ち込まれる時もあります。たしかにその度に交渉しなければならないのはとても面倒ですが、
2019-03-03 13:48:13「誰でも自由に出入りできる」が無理な以上、何らかの基準は必要になります。その意味ではこの基準はあの時点では合意可能なギリギリのところだったのかなとは思っています。
2019-03-03 13:49:34ただし、本来会見への参加資格のようなメディアのアクセス権はメディア自身が自律的に決めるべきものであり、政府側に裁量を与えるべきものではありません。
2019-03-03 13:51:16それが理想ですが、少なくともあの段階では、これまで記者クラブに独占されていた政府会見の扉がこじ開けられるというだけでも凄いことで、全てこちらの理想通りというわけにはいかなかったのも事実です。
2019-03-03 13:55:37現状では東京新聞の望月さんが記者クラブの枠の中で孤軍奮闘されていますが、実は民主党政権時代に開いたのは週2回の大臣会見だけで、毎日2回開催される官房長官会見はオープン化の対象になっていません。
2019-03-03 13:59:08その通りです。扉が小さければ小さいほど特権の価値が高まり、癒着が生まれやすくなります。RT @bostonsubaru: でも取材出来るように鍵は開けておかないと、ダメだと思いますよー。
2019-03-03 15:18:00だからさあ、望月さんは内閣記者会の加盟社である東京新聞の記者なんだからさあ、会見のオープン化問題とは直接は関係ないのよ。だけど、もし官房長官会見がオープンになっていれば、望月さんにに限らず内閣記者会の記者がよう聞かないようなことを質問する記者も出てくるはずですよってことです。
2019-03-03 15:29:15正確を期すために。地検は次席検事の定例会見がオープン化されていますが、まだカメラ取材がNG。警察はまだ記者クラブ以外は一切クローズです。質問ができないとか事前に連絡をもらえないとかまだまだいろいろありますが、それでも10年前には考えられないくらい政府のオープン化は進みましたね。
2019-03-03 15:39:03