【ハズブロが踏み外したワルツ】〜トランスフォーマー消えた謎のシリーズ「トランステック」は「G4」だったのか

池田明季哉🐺『アオハルデビル』1-3巻 発売中🐺 @akiya_skeleton

参考として、もし読んでいない人がいたらNORさんのビーストマシーンズ考は読んでおきましょう。 blogs.yahoo.co.jp/jpsflavor/3508…

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そしてこちらがビーストマシーンズ再考。一連のトランステックにまつわるツイートの前日譚です。togetter.com/li/1324934

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あとはビーストマシーンズのシーズン2の後に企画されていたという新コンセプトの新シリーズがおそらくはトランステックなのでしょうが、ボブ・スカーが関与していないことが明らかになり暗礁に乗り上げた感じですね。

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うーん、調べれば調べるほどトランステックが面白すぎる。G1オプティマスとメガトロンにショックウェーブ、そこにチートアとシルバーボルトとブラックアラクニアが並んでいるので、これはタカラにおけるマグネパワーズ的な総決算事業だったのでは...？

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トランステックについてあれから考えてるんだけど、考えれば考えるほどやばい。いや僕の頭がやばいんだろうけど。

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マシーンズはひょっとすると「トランスフォーマー」のあらゆる可能性を検討する実験場であり、「トランステック」という「二周目」に突入するための壮大なプロローグだったのではないか...？

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これ気づいたら消される系のやつだ

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よし、いくぞ。みんな、発狂する準備はいいか。

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ビーストマシーンズの続編としてに予定されていたが立ち消えてしまったトランスフォーマー謎のシリーズ、トランステックについていろいろ調べていたのですが、考えがまとまってきたので書いてみようと思います。都市伝説の域を出るものではないので、基本妄想です！そこを踏まえて読んでくださいね！

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結論から言うと、僕はトランステックは、20世紀の「G1」「G2」「G3（＝ビースト）」に続く21世紀の「G4」をはじめるための一大事業だったのでは？　と思っています。

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本当は90年代にアメリカでなにが流行っていたのか？　ということをしっかりおさえて、当時のハズブロが置かれていた状況を前提にするとさらに面白いのですが、長すぎてやばいのでここはばっさり割愛し、必要なところだけ解説します。

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トランステックは、ふたつの相反する要素を内包しています。「原点回帰」と「新規性」です。トランステックはビーストの続編というより、原点に立ち返りつつ全く新しいトランスフォーマーを生み出そうとする試みだったのではないかと思います。

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まずはこのクソコラを見てください。これ、TFwikiのトランステックの項目にネタとしてアップされているもので、キャプションは「さすが邪悪なメガトロン様、ノイエ・ジールの体を乗っ取ってやったぜ！」的なことが書かれています。 pic.twitter.com/P1Byz11gbu

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この脚のあるノイエ・ジール、確かだいぶ前のオラザクの入賞作で、こんなマニアックな画像どっから持ってきたんだと思いますがそれはさておき笑　この画像に象徴されるように、トランステックは海外ファンの間で「ガンダムっぽい」と言われているんですよね。

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で、実際のデザインを見てみると、まあ確かに日本っぽい。ジャパニーズオタクである僕が見てもかっこいいな、と素直に思えるものが多いですね。このチータス、最終デザインで玩具の試作も作られているものなんですが、明らかにサイバーフォーミュラですよね。 pic.twitter.com/F0rqVzgdTL

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トランスフォーマー、ガンダム、サイバーフォーミュラ――思い起こされるものはあるでしょうか。僕はあります。河森正治です。

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このあたりが97〜98年、マシーンズよりちょっと前の河森デザインです。アーマードコアというゲームのものですが、似ていますよね。プロポーションはトランステックの方がずいぶん極端に作ってありますが、ブロックを積み上げてシルエットにまとめ、ディティールを彫り込む、という手法は共通です。 pic.twitter.com/zsOUlX0NiB

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アメリカのロボデザインは人体を中心にディフォルメしていく方向で、こういうデザインはなかなか出てきにくい。直接河森正治を参照したのではなく、出渕裕だったかもしれないし、明貴美加だったかもしれませんが、トランスフォーマーを日本メカデザインに再接続しようという意図はありそうです。

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このあたりはもう、なにも知らずに見たら「日本だよね」と思うのでは。 pic.twitter.com/Ehb0FRPPCA

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当時、日本のアニメはアメリカで非常に評価されつつあったんですよね。97年には『もののけ姫』が公開されて『エヴァ』も完結していますし、同年ライバルの『スポーン』は「MANGAスポーン」なんてものを出してます。これ今見てもかっこいい。 pic.twitter.com/FIH9rV28pZ

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だからマンガを取り入れる、というのは、当時流行の最先端で、大変にクールなもの、という位置づけだったはず。マーケティング的な嗅覚からそのトレンドを取り入れたという可能性は高いでしょう。