幸福について振り返ってみた

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Masato @masato_io

幸福とは何か?という命題に挑んだ「The Happiness Hypothesis」という書籍。LA留学中に読んでからもう何年も経ちますが、何回振り返って読んでも学びが多いです。特に個人の幸福度を式化した「H = S + C + V」という公式が自分の人生に大きく影響しています。

2019-03-16 12:00:07
Masato @masato_io

まずそれぞれ、Hが幸福度、Sがセットポイント(生物学的に先天的で生まれ変える事の出来ない要素)、Cが人生や日々の生活のコンディション、そして最後のVがボランティア活動と定義されています。よって幸福度はこれらS+C+Vの足し算によって決まる、というリサーチ結果です。

2019-03-16 12:07:01
Masato @masato_io

次にSは変える事が出来ないので、個人がコントロール出来る変数はC(コンディション)とV(ボランティア活動)となり、さらにCで大きな要因を因数分解すると次の5が挙げられます: 1. 騒音 / 2. 通勤 / 3. コントロールの欠落 / 4. 羞恥心 / 5. 人間関係

2019-03-16 12:11:00
Masato @masato_io

1. 騒音 / 2. 通勤は分かりやすいですね。騒音が煩い環境よりは静かな方が良くて、通勤は理想的には無い方が良い(特にアメリカの場合は長時間車を運転して通勤するケースが多く、これは心理的ストレスが強いので幸福度の低下に大きく影響している)または短ければ短いほど良い。

2019-03-16 12:18:00
Masato @masato_io

3. コントロールの欠落 というのは、1と2にも関連して、騒音や交通渋滞と言ったストレスのかかる外部要因は、その状況下に居る限り自分ではコントロール出来ず(工事現場の騒音は止めれない / 交通渋滞を自分で解消する事は出来ない)、こうした外部要因が大きいと幸福度が下がります。

2019-03-16 12:24:00
Masato @masato_io

4. 羞恥心 は自分の中で恥ずかしいと思っている事が人生の中から減ると幸福度が上がるという結果になっています。例えば美容整形は一般的にネガティブなイメージですが、その人個人の羞恥心は減るので、平均的に人生の幸福度を上げるという結果です。

2019-03-16 12:26:01
Masato @masato_io

5. 人間関係 は社会コミュニティと質の高い関わりを持っていると幸福度が上がるというもので、例えば1人で暮らすよりもパートナーと暮らす、家族が近くに居る、気軽に遊びに行く友人が居る、同僚と昼ご飯を一緒に食べる、等々。

2019-03-16 12:28:00
Masato @masato_io

最近100%リモートの仕事を選んだのは、これらの要素を高めるのも大きな理由の1つでした。自宅を仕事場にすれば静かな環境で騒音は無いし、通勤の必要はゼロで全てコントロール可能。奥さんの家族が住んでいる自宅の近くに住めて、自分も家族や昔からの友人の居る日本へ好きな時に行けるは大きい。

2019-03-16 12:35:00
Masato @masato_io

シンプルなんですが、一般社会が進んでいる方向とは真逆。仕事機会を求めるとどうしても都会の騒音や通勤と関わらないといけないし、家族とは距離が離れ、友人との関わりも希薄になりがち。2019年はリモート勤務をフル活用して、この公式と仕事を上手く両立するという実験をしたいと思います。

2019-03-16 12:38:00