NGT事件、第三者委員会報告書批判(再説)

3月21日に公表された、山口真帆さんの暴行事件についての、第三者委員会の報告書に対する疑問点のツイートです。22日の説明会を踏まえたツイートを追加しました。(セルフまとめです)
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弁護士ドットコムニュース @bengo4topics

NGT48の暴行事件をめぐり、第三者委の調査報告書が公表されました。河西弁護士は、「本質的問題は、事件当日に至るまでの運営と一部ファンとの関係、一部メンバーとファンとの関係、事件後の運営側の対応にあるのではないか」と指摘しています。 bengo4.com/c_1018/n_9414/

2019-03-25 10:16:04
UWの落日 @uw_susu

第三者委員会の報告書については、色々と考察が出ているが、決定的なものはない。人によって注目点は異なると思うが、私から見ると少し違うなという感じのものも多い。私は、説明会の前に一旦考察した。時間がない割には頑張ったつもり…(誰も褒めないので自分で褒める…😢) togetter.com/li/1330539

2019-03-25 23:57:55
UWの落日 @uw_susu

報告書から感じた大きな問題点は ①事件について、最初から「メンバーの関与はない」という結論ありきのように情報も論述も薄い ②事件発生から告発までの経緯やそれについて考察した記述がほとんどない ③今村元支配人の不自然な取扱い である。 特に②と③は運営の対応から目を逸らす意図を感じる。

2019-03-25 23:59:16

①事件について、最初から「メンバーの関与はない」という結論ありきではないのか?

UWの落日 @uw_susu

「メンバーの関与」については最初から考察を避けている。被疑者甲が賃借していた山口真帆さんの向かいの部屋はかつてBさんが入居していた筈だが、その事実の指摘も、Bさんの退居と入替るように甲が入居した不自然さについての考察もない。それどころか、この問題をボヤかすような記述に終始している。

2019-03-26 00:00:45
UWの落日 @uw_susu

『NGT騒動 運営側AKSの会見が崩壊した理由を考える』 「被害を受けた山口の主張を採用せず、メンバーの主張のみを採用し、関与がなかったと「断言」した理由は何だったのか」「実際に暴行が起こったことの十分な説明が、この回答ではつかない」 daily.co.jp/opinion-d/2019…

2019-03-27 05:38:20
UWの落日 @uw_susu

この記事の指摘は重要で、第三者委員会の事件に対する態度はフェアに見えないんですよ。山口真帆さんの主張内容には批評的なのに、被疑者に対してはそうではなく、関与したとされるメンバーについては、主張内容を紹介すらせず、その結論(「関与していません」)だけを無批判に受け入れている。 twitter.com/uw_susu/status…

2019-03-28 05:05:14
UWの落日 @uw_susu

普通、2つ対立した意見がある事象を調査した場合の論述は ・Xの意見の詳細の紹介 ・Yの意見の詳細の紹介 ・調査や推論によると合理的な判断はこうです(又は判断できません) という構成になる筈だろう。実際、暴行未遂の瞬間については、そのように論述し、山口真帆さんの主張を基本的に認めている。

2019-03-28 05:07:25
UWの落日 @uw_susu

ところがメンバーの関与になると ・山口さんの主張はこうです ・被疑者から聴取できません ・BさんとCさんは否定しています ・関与はないと思われます で終わっている。 そして「関与していなくても犯行は可能」な状況の推論が繰り広げられている。それは本来、被疑者側が主張すべきことではないのか。

2019-03-28 05:08:12
UWの落日 @uw_susu

例えば、民事の裁判で被告が出廷を拒否して何の主張もしなかったら、主張から逃げたということなのだから、原告側に有利になる(原告の主張が基本的に認められる)のではないですかね?ところが、この第三者委員会は、被疑者が聴取から逃げているにもかかわらず、むしろ山口真帆さんに懐疑的なのだ。

2019-03-28 05:15:46
UWの落日 @uw_susu

私が第三者委員会の報告は、メンバーの関与については「関与はなかった」という結論ありきではないか?と疑問を投げかけているのは、報告書の論述の構成がそうなっているからなのである。「山口真帆さんの主張が正しい可能性」を検討している様子がない。 最初からゴールが決まっているように見える。

2019-03-28 05:17:48
UWの落日 @uw_susu

念のため言っておきますが、民事の裁判って推定無罪じゃないですからね。推定無罪は、刑事の裁判で、国民を国家権力から守るためのルールです。 best-legal.jp/criminal-civil…

2019-03-28 05:51:16
UWの落日 @uw_susu

私はここで、第三者委員会の委員の事件に臨む態度の中立性に疑問を投げかけるために、民事裁判の話を例示しているのであって、第三者委員会による調査を民事裁判に「模して」いる訳ではありません。ですから、最初に「例えば」と書いたのです。 twitter.com/uw_susu/status…

2019-03-28 12:53:48

情報収集や報告書作成の姿勢にも疑問がある

UWの落日 @uw_susu

そもそも、この第三者委員会、不動産会社から直接情報を入手した形跡がない。個人情報保護の問題があるとしても、この場合ならば、全くヒアリング等に協力しないものだろうか?山口さんの向かいの部屋の賃借関係については、第三者委員会で明確にされると思っていたが、むしろ蓋をされたのには驚いた。 pic.twitter.com/4lZ7ebDRGC

2019-03-26 00:06:47
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UWの落日 @uw_susu

第三者委員会が不動産会社と警察から直接情報を入手していない事は報告書の記述からも読み取れるが、報告書第1の4「本委員会の調査」に何の記載もない点から明らかである。しかし調査できなかったなら、情報の信頼性の限界を明確にする為に、どういうレベルの情報なのかについての記載はすべきだろう。 pic.twitter.com/FoL6uaC2Pe

2019-03-26 00:12:10
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UWの落日 @uw_susu

事件の原因として新潟の環境を述べた記述について反響が大きかったが、これは報告書のバランスがおかしいからなのだ。記者会見でも指摘されたが、事件そのものの考察に関する記述は妙に薄く、一方でAKBの組織や背景といった直接関係のないに事柄ついての記述はやたら厚いので、悪目立ちするのである。 pic.twitter.com/mb5OSCaSgq

2019-03-26 00:14:25
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②「事件発生から告発まで」の経緯についての考察がない。

UWの落日 @uw_susu

山口真帆さんの告発には①暴行事件の発生.と②事件から告発まで.という2つのフェーズがある。ところが、報告書は②について殆ど触れていない。事件そのものは、警察以上の調査ができる筈もない。そして、第三者委員会は組織の不正を調査するものなのだから、本来は②こそ追及すべき問題ではないのか?

2019-03-26 00:15:52
UWの落日 @uw_susu

しかし第三者委員会は、山口真帆さんが「告発をするまで追い詰められた経緯」の考察から逃げた。運営への追及を避けたのではないか。それにより「被疑者グループ(厄介ファンと言われる)とNGTの運営に何らかの癒着があったのではないか?」という、事件以前から噂されていた疑惑も追及されなかった。

2019-03-26 00:19:45
UWの落日 @uw_susu

この報告書には評価できる所もある。後半の背景や原因の記述は、なかなか踏み込んでいる部分もあるのだ。⑴「つながり」を求める一部のファンが、単なる「行き過ぎたファン」とは違う性質を持っている事実や、⑵運営に、メンバーとそうしたファンのつながりを黙認する傾向があった背景も指摘している。 pic.twitter.com/nm2zlP7CTj

2019-03-28 16:43:51
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UWの落日 @uw_susu

しかし、それが山口真帆さん暴行事件の動機やメンバー関与の有無についての考察と有機的に結びついていない。関係のない一般論のように語られている。この報告には「なぜ暴行事件は起こったのか?」の動機の考察がない。山口真帆さんの主張(つながりを拒否したから襲われた)を取り上げてすらいない。

2019-03-28 16:44:38
UWの落日 @uw_susu

動機の考察を避けることによって、単なる「話したい」というファンの暴走という被疑者側の主張を認める形になり、結果的に山口さんの主張を否定してしまっている。この態度は、無批判にメンバーの関与を否定する姿勢とも、事件から告発までの運営側の動きを一切取り上げていない事とも結びついている。

2019-03-28 16:45:42
UWの落日 @uw_susu

つまり「一部の特殊なファン(いわゆる「厄介」と呼ばれる)とメンバーがつながっていて、それを運営が黙認していた体質こそが、今回の暴行事件の背景にあった」という現実(それが山口真帆さんの告発の核心ではないのか?)の隠蔽である。その本質から目を背けて、事件の再発防止ができるのだろうか?

2019-03-28 16:49:13

「つながり」問題再考
山口真帆さんが卒業発表をし、AKSが山口真帆さんの告発を退けたことがハッキリしました。そこで彼女の告発の核心部分である、いわゆる「つながり」問題を再考察します。

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