SCP-xxxx-JP『平成』

AiNI @aini_bellwood

SCP-xxxx-JP『平成』 Object Class:Safe 特別収容プロトコル:SCP-xxxx-JPは現在収容が不可能です。機動部隊n-mm『小渕』には日本国の元号を全て記憶したエージェントを常に3人以上配属し、平成シフト発生後、速やかに既存の物理的・電子的文書の置換を行います。

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説明:SCP-xxxx-JPは日本国の伝統行事である「改元」と同時に発生する認識災害です。SCP-xxxx-JPに暴露したヒト（以降SCP-xxxx-JP-1と呼称）には『改元による次期元号は「平成」である』という認識及び記憶の改変が発生します。

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SCP-xxxx-JPへの暴露・感染はSCP-xxxx-JPによって発生する『次の元号は「平成」である』という認識を受けた瞬間に発生します。改元記者会見において次期元号を発表する瞬間、発表者が（その元号を用いる時代における）最初のSCP-xxxx-JP-1となり、発表者を起点としてSCP-xxxx-JPの感染が拡大します。

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SCP-xxxx-JPへの暴露による認識及び記憶のパラダイムシフト（以降平成シフトと呼称）には『現在の元号は「昭和」である』のような形で、元号の順番についての繰り上がりが発生します。繰り上がりに伴い、「新元号」が繰り上がりの先頭に挿入されます。繰り上がりの始点はランダムとみられています。

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この時に新たに挿入される「新元号」は日本語を使用した文字列であり、改元関係者によって通常の手段で検討された「新元号」とは無関係の文字列です。この挿入される「新元号」の起源は明らかになっていません。

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なお、「元号の繰り上がり」はSCP-xxxx-JP-1の認識および記憶でのみ発生します。歴史書をはじめとした書物、Webサイト、改元関係者が用いる書類等には、平成シフト以前の元号認識に基づいた記述となります。社会的混乱を防ぐため、これらの資料は平成シフト直後から即座に改竄する必要があります。

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SCP-xxxx-JPは1868年1月25日の改元時に初めて確認され、現在に至るまで3度発生しました。 以降平成シフトに伴い挿入された「新元号」は以下の通りです。 養和 霊亀 昭和