魔法学校ネタまとめ
和気藹々と塊をなす他の生徒たちをただ眺めるしかできず、彼は立派な「ぼっち」になっていた。 今日もいつものように、空き時間を図書室で過ごそうと廊下(隅っこ)を歩く。 突如、後ろから前へ、足の間を小さな「何か」が駆け抜ける感覚が走った。 「そこの君!そのマンドラゴラ捕まえて!」
2019-03-28 01:57:20Picrewの「魔法学校入学手続き」でつくったよ! picrew.me/share?cd=4b8HX… #Picrew #魔法学校入学手続き 圧倒的ヒロイン感
2019-03-28 02:18:07マンドラゴラって魔法薬とか召喚用の触媒として重宝されることが多いけれど、マンドラゴラそのもののポテンシャルは無視されがちだったんじゃないかしら。 マンドラゴラを何かに「使う」ことばかり考えてて、マンドラゴラそのものを「楽しむ」って人はそんなにいないの。
2019-03-28 21:12:08でも、よく考えてみて。 マンドラゴラって、生育環境によって全くの別物と言っていいほどに姿形を変えるでしょ? つまり、育て方によっては大木みたいな大きさにまで成長したり、ウットリするくらいの綺麗な花をたくさんつけたりしちゃうかもしれないってこと。
2019-03-28 21:23:17「マンドラゴラ」っていうただ一つの植物にこれほどの可能性があるなら、私はその可能性をどこまでも見届けたいなぁって思ったの。 ……ちょっと早口すぎたかな。 興味があることだとつい得意気になっちゃって……悪い癖ね。
2019-03-28 21:26:49薬草専門の学校に通うのもいいかもって思ってたんだけれど、薬草学の先生の中で一番マンドラゴラに明るそうな人がいるって分かってこの学校を選んだの。 ……でも、やっぱりそこまでメジャーな扱いじゃないのよね。
2019-03-28 21:29:07Picrewの「魔法学校入学手続き」でつくったよ! picrew.me/share?cd=QgY5m… #Picrew #魔法学校入学手続き 全力で「眠い!」って言いそう。
2019-03-28 23:13:16「アルラウネ」って知ってるか? 何かの植物の根っこらしいんだけど、実物を見たことがないから詳しいことは分からない。 実は、ウチのじいさんがその「アルラウネ」を持ってるらしいんだ。
2019-03-31 18:35:07人形みたいに、服を着せ替えてやったり風呂に入れてやったり、兎に角なんかイロイロと面倒をみてやる。 すると、時たま未来のことを話すことがあるらしいんだ。 これって結構すごいことだと思わないか?
2019-03-31 18:37:06じいさんの「アルラウネ」を譲ってほしいってお願いしたこともあったんだけど、ダメだって言われた。 持ち主が死んだ時に、その長男にしか譲り渡せない「決まり」なんだとよ。 オレは5人兄弟の3番目……。
2019-03-31 18:40:25一番上の兄さんはオレに譲ってやっても構わないって言ってくれたけど、「アルラウネ」は「決まり」を違えたり、無下に扱うと弱って死んでしまう。らしい。だからその筋から手に入れることはできない。
2019-03-31 18:43:01オレは、オレだけの「アルラウネ」を手に入れることに決めた! 残念なことに、ウチにある「アルラウネ」がいつどこで誰が作ったものなのかを知ることはできなかった。 それでもオレは自分だけの「アルラウネ」が欲しい!絶対に!
2019-03-31 18:47:00なんでそこまでして「アルラウネ」が欲しいかって? それはオレが極度の「ものぐさ」だからだ! めちゃくちゃ世話を焼きまくれば、未来のことを教えてくれるだけじゃなくて、朝起こしてくれたり、次の移動教室の場所を教えてくれたり、脱ぎ捨てた靴下を探してくれたりするんじゃないかって思うワケだ!
2019-03-31 18:51:38サボるためなら努力は惜しまない!!! あー、誰かオレの「アルラウネ」づくりを手伝ってくれるヤツはいないかなぁ?
2019-03-31 18:53:10Picrewの「魔法学校入学手続き」でつくったよ! picrew.me/share?cd=twaCj… #Picrew #魔法学校入学手続き 恐らく人工精霊と本物の精霊
2019-03-28 23:23:42僕の身体は弱い。 生まれたその瞬間に人生を拒否せんとばかりに、僕の身体は冷え切っていて真っ青だったそうな。 ……まぁ元々母親もそんなに丈夫じゃなかったみたいだし、そんな事態を見越して両親が優秀な召喚術士を予め控えさせてたんだ。
2019-03-31 21:32:20優秀な召喚士が呼び出した高尚な精霊のおかげで、僕はめでたく一命を取り留めた。 その精霊は蛇の姿となって僕と一緒にいる。つまり、僕と一心同体となって命を永らえさせるようにと契約を結んだんだ。
2019-03-31 21:32:21死にかけの僕には当然、蛇との契約は不可能だし、召喚術士か父親かが代行してくれたに違いない。一体何を支払ったんだろうか、それとも今でも代償を支払い続けているんだろうか。今となってはもう詮索する気にもならない。僕が契約者じゃないってことは確かだ。
2019-03-31 21:32:22一心同体になったというだけで特に何もしてくれない蛇に僕はアスクレピオスと名前をつけた。会話すらしたことないけれど、「精霊」だとか「蛇」だなんて呼ぶのも忍びないからね。 アスクレピオスは僕の命を永らえさせると約束しただけで、僕の身体を丈夫に作り変えてくれはしなかったらしい。
2019-03-31 21:32:22骨を折るほどの怪我を負ったとしても、三日三晩熱を出したとしても、僕が本当に死にそうにならない限り、力を貸してはくれない。
2019-03-31 21:32:23僕の「命」の保障を得た両親は、次に僕の「健康」の保障を得ようとした。 両親は優秀な錬金術士を雇い、僕に付き従う優秀な人工精霊を造らせた。そいつは名をエオストレといって、アスクレピオスと違ってよく喋る。
2019-03-31 21:32:23「こんなところにいると風邪をひく」だの「そんなものばかり食べてはダメだ」だの余計なことばかり言う。引きこもりがちな僕にとっては、お喋りがすぎるくらいでちょうどよかった。
2019-03-31 21:32:23そんなこんなで、今はそこそこ健康にやっている。家を離れて魔法学校に通う許可を両親と学校側から取り付けた。もちろん、高尚で優秀な精霊2体の同伴の許可も得た。
2019-03-31 21:32:24勉強したいことがたくさんある。 今まで家に引きこもってた分、人並みに友達が欲しいとも思ってる。 ちょっとしたクラブなんかに入って、下らない話に花を咲かせるのも悪くないんだろうな……。
2019-03-31 21:32:24Picrewの「魔法学校入学手続き」でつくったよ! picrew.me/share?cd=ZJaX2… #Picrew #魔法学校入学手続き ものすごく何かを勘違いしている
2019-03-28 23:36:57