本田透『電波男』読書会レジュメのようなもの

安田鋲太郎 @visco110

電波男に関しては、恋愛資本主義がどうのとかアンチフェミの源流といった社会的コンテクストの話よりも、個人的には「二次元で恋愛成就する」ということの可能性とその限界、それは三次元とどう違うのか、また「行為すること」とは何か（恋愛は精神のみで完結するのか？）、といったことに関心がある。 twitter.com/visco110/statu…

安田鋲太郎＠楽しい蘊蓄 @visco110

『電波男』、良い本だったと思う。いつまで経ってもすっきり片付かない残余がある（先日のツイキャスで「ツイフェミ」のことをそう云ったのと同じような意味で。あと「童貞」とかもそう）。そのような、ある種の人にとって際限ない語りを誘発する対象はけして多くはない。

2019-03-24 21:58:48

shin @shin36865027

恐らく一部の日本人男性は、自身のインセル性がオタク文化で包装されていることに気付かないので、自身がインセル化していることに無自覚なのだと思う。どこかで言われるような、オタク化=男性性からの解放ではなく、オタク化=適応としての現代的な男性性だと思われる。 twitter.com/nizuka02/statu…

こーたん（うるさ垢） @nizuka02

男がそうなるとインセル化するのだけど、日本であんまりそうならないの、女が先にそうなっちゃうから、カウンターで「何をー！」ってならざるを得ないからじゃないかと思ってる（なんJの「まんさん」とかそれやもんね）。

2019-03-20 12:33:18

ケープラ K++@壺を割る会 @maoukpp

shinさんの「インセル性がオタク文化で包装されている」ってすごい言い方だが正しい。 本田透は「非モテが風俗行くと身の丈に合わない美人に慣れてしまってよくない」と言ってたが、美人で性格も良くてなぜか恋人がいない二次元美少女ばかり相手にする方が危険じゃと思う

ケープラ K++@壺を割る会 @maoukpp

プロの絵師＋ライター＋声優が作り上げた二次元が強いのは当たり前で、リアル（三次元）の女がゴミに見えてくるからオタクはインセルになりやすいと思う

shin @shin36865027

本来は生身の女性を望んでいるが、選択的認知としての「生身の女は不要」である場合が多いので、その認知的不協和の解消として、生身の女を蔑視するようになる者が多い。防衛規制的に女性を蔑視すればするほど「生身の女は不要」である自分のあり方が正当化される。 twitter.com/heboya/status/…

まくねがお @makunegao

電波男前後①本田さんと僕(ツイキャス録音音声) twitcasting.tv/makunegao/movi… 0.はじめに 1.電波男出版前、時の人になる以前 …本田透さん個人について、語りながら整理してみました。

まくねがお @makunegao

電波男前後②本田さんと僕(ツイキャス録音音声) twitcasting.tv/makunegao/movi… 2.電波男出版後、時の人になってから 3.僕と本田さん 4.終わりに …途中、「リツイート」を「ツイート」と言い間違い、ケープラさんが本田さん批判ツイートをしたかのように誤認させる語り部分あり。お詫びして訂正します。

ケープラ K++@壺を割る会 @maoukpp

読書会の管轄を超えるが、本田透の情報量が多い。参加者はぜひ。>RT

環 @fuyu77

『電波男』今日届いて私も最後までザッと読んだ。まず終始異常に高いテンションとスラング多用のキモ過ぎる文体にビビるw

環 @fuyu77

三次元には愛がない、真の愛を求める心優しいオタクは三次元の女には目もくれずに二次元の世界へ旅立つのだと、非常にシンプルで分かりやすい図式を打ち出していて、論旨は明確で当時は革新性もあったのだと思う。

環 @fuyu77

しかし今となってはすべて既知の論点だし、独りよがりな妄想的世界観の荒が目立つ。「世界は実際には本田透の理屈では動いていないということを私はよく知っている」「哀れな井の中の蛙を見ているような虚しさ」「三次元に愛はないというが、リアルの人間関係に愛があるのは当たり前」哀しい本。

環 @fuyu77

当時35歳の本田透がここまで幼稚で一面的な人間観を堂々と晒して広く支持されたことには時代を感じる。今はツイ論客の中でもここまで現実離れした人間観を真顔で貫徹している人はちょっと思い浮かばない。逆説的に、現代のコミュニケーションが高度化しているということが分かるかも知れないと思った。

ケープラ K++@壺を割る会 @maoukpp

「高度化」はちょっと違うと思っていて、それは表面的な話。逆に情弱がガチで似非インテリに騙される時代とも言えます。2005年には、こういう言論をネタとして消化するオタク文化がまだ残っていた twitter.com/fuyu77/status/…

環 @fuyu77

RT、「高度化」は語弊があるとしても、現代の非モテ・弱者男性論系の論客は「それらしさ」を繕う努力をしていると感じていて、ノーガードでナイーブな議論を堂々と展開する本田透の文章には時代を感じましたね。

ケープラ K++@壺を割る会 @maoukpp

それこそが本田透の魅力で、同時に年下相手にしか通用しないネット論客は終わっていると思うわけです。ただ本田透も、10年遅く生まれていれば今のネット論客と同じになっていた可能性が高い。所詮人は時代からは逃れられない>RT

本田透bot @honda_tooru_bot

心が優しいから、オタクになったのだ！　自分が傷つけられていても、人を傷つけたくないから、オタクになったのだ！

環 @fuyu77

『電波男』の心優しい男は皆オタクになるみたいなのもなかなか時代を感じる部分だなと思った。今だとまあそういう人もいるよね…くらいで説得力出ないと思う。

🍤極上！にゃも坂委員長さん【たまごあじ】 @kuruizakisanday

「心優しいオタク」（自称）って積極的に加害しないってだけの気が利かない何もしない受け身な奴ってだけだったりするからね…

顔 @kerai14

｢負け犬も3次元DQNとの不毛な恋愛に見切りをつけ、2次元のイケメンキャラに萌えればいい｣とは、なぜ言わないのか。

顔 @kerai14

男女ともに、憎しみへと容易に反転しうる強烈な愛を2次元へと投影（萌え）し、それによって投影を免れた3次元のパートナーを、生身の人間として尊重する、という方向に論を展開すればいいのに……。

顔 @kerai14

『負け犬の遠吠え』は2003年。年上の上司と不倫をすることが冒険で、同年代の男性と結婚することが安全牌であるという対比は、今読むと、景気が良かったんだなぁ……という感想。

顔 @kerai14

これは本田透がキレるのも無理はない。完全に男性を金づる扱いしている。

餅巾着 @qomo9999

p.74「戦争にも負けた、社会革命にも失敗した、でもまあ金を稼いで恋愛していれば俺だけでも幸せになれるかな？というのが、70年代以後の日本における典型的なライフスタイル」 各人の人生が個別化されすぎて、残った最後の砦（共通事項であり救い）、という感じはあるな、恋愛。

餅巾着 @qomo9999

p.103「キモメンは〜女からは見ることができない人間以下の存在なのだ」 いわゆるモテない男、自分よりヒエラルキーが一段上の「並みの女」までしか認識してないという事実には気がつかないのが不思議だな。 更なるインビジブルなモテない女たちも存在しているわけだが。

餅巾着 @qomo9999

『電波男』の女に対する並々ならぬ憎しみにとても既視感があるな。 徹底的にフェミニズムを叩きつけられた私にはこの「恋愛資本主義に適応した女たち」の振る舞いが一切許されなかったため、彼女たちに対して軽蔑と羨望が綯い交ぜになったドロドロの気持ちを長らく抱えてきたのだと、急に思い出した。