【書きかけ】OL由良さんやその妹たちとのえっちな同棲生活【第一話の半分まで】

深海さかな @dzurablk_kai

OL由良さんとルームシェアにかこつけてエロエロなことされる話（語彙力のなさ ＃長良型とのえっちで楽しい同棲生活

深海さかな @dzurablk_kai

一盗二婢三妾（いっとう・にひ・さんしょう）という言葉がある。男性が性行為に及ぶ際に興奮する女性の種類のことで、盗んだ女性、すなわち人妻との関係が最も興奮し、二番目が卑族、すなわち身分の劣る女性。三番目は愛人（めかけ）である、とする言葉遊びだ。 ＃今夜の長良型

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場合によっては後に四妓五妻（しぎ・ごさい）、つまり買った女と貰った女が続く場合や、三位と四位が入れ替わることもある。 聞くところによるとこれは随分と古い諺のようで、春画や浮気が幕府禁制だったはずの江戸時代からあるのだと言う。 ＃今夜の長良型R18

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なるほど人の業欲というものは、いつの世も変わらぬものなのだと感嘆しきいである。そういえば四大奇書に数えられる古代中国、明の時代の長編小説『金餅梅』にも、重病人の前で妻を寝取る場面があった。当時の中国でも一盗の地位は確固たるものだったに違いない。 ＃今夜の長良型R18

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さて、何故今の僕の脳裏にそんなケッタイな感慨が巻き起こったのかと言うと。説明すれば長くなる、が言葉の端々を削っていけば至極単純な構図に行き着く、たった一つの単語にまで還元することができる。すなわち『ルームシェア』だ。 ＃今夜の長良型R18

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僕は縁あって現在、遠い親戚の三姉妹と一つ屋根の下に暮らしている。OLの由良お姉さんとフリーターの鬼怒姉（きぬねえ）は年上、二つ年下の阿武隈ちゃんは受験生だからか、模試の成績に大騒ぎ。各々とても我が強く個性的で、いつも誰かしらが騒動を巻き起こす、そんな大学生活だ。 ＃今夜の長良型R18

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特記すべきはそんな彼女たち全員が、何かしらの性的嗜好を僕にぶつけてこようとすることであって。 個性的な三姉妹と一つ屋根の下で同棲しながらの性生活はしかしながら、先に上げた一盗二卑三妾のどんな関係とも異なる、それでいて強烈すぎる初体験を幾重にも刻まれる体験であり。 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

これから記すのはそんな、どこか甘酸っぱくてどこかほろ苦い、三人の麗人と幾度も織り成す夜の帳を垣間見る回想譚だ。 ＃今夜の長良型R18

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「おはよう、弟くん！」 ダイニングの戸を開けると、鈴を転がすような声が覚醒しきっていない脳に届いた。 「おはよう由良お姉さん」 「もう、そんなかしこまって呼ばなくてもいいのに」 キッチンでフライパンを小刻みに降りつつ、カウンター越しに微笑む由良さん。 ＃今夜の長良型R18

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ぱりっと糊の効いたスーツの上からエプロンを身につけたちぐはぐな装束にも不思議と違和感を抱かせない、と言うよりもその笑顔がもろもろの瑣末ごとを吹き飛ばしてしまうほどの破壊的な魅力を振りまく彼女こそ、僕の暮らすこの家の家主だ。 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

由良さんは某有名IT企業に勤めているらしく、人柄を言うならばまさにノブリスオブリージュ。高貴かつおおらかな人柄が表情や言葉遣い、身のこなしの全てから放散されているような大和ナデシコである。 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

そんな彼女が数年貯めた貯蓄の資産運用を考え始めたのが二年前。なおかつ僕が大学進学を機に上京するのもほぼ同時期。 地元を離れた僕を真っ先に襲ったのは、同じ国内とは思えぬカルチャーギャップだった。土地勘が無いどころか言葉遣いもわからず、明日を生き抜くバイトすら無い。 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

そんな僕を救ってくれたのが、由良さんのシェアハウスだった。 『人に家を貸してそのお金で暮らしながら、会社のお給料は貯めておいて、いつか自分の会社を持ちたいんだ。起業したら今の家は売るかそのまま固定収入にしようかと思ってるんだけど、まだ入居者が全然いなくて…』 ＃今夜の長良型R18

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そんな由良さんの、僕の危機を見越した助け舟のようなライン通話を元に、あっけなく僕の新居は決まってしまった。 家具は備え付け家電は共有、家事や掃除は入居者の当番制。その分家賃は日々のバイトから食費を抜いてもまだお釣りが来る額。 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

金欠に喘ぐ農家の息子にしてみれば渡りに船とばかりの最良物件だった。唯一残る不安と言えば、これから数年見知らぬ他人と一つ屋根の下暮らすのだ、という点くらい。 だがそれも、蓋を開けてみれば杞憂に過ぎなかった。 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

「ふぁ～あ…おはよー…」 間延びした欠伸に振り返ると、鬼怒姉がタンクトップ姿で頭をぼりぼりと掻きながらダイニングキッチンに入ってくるところだった。ショートパンツから覗く太ももが艶かしくてつい目線を逸らす。 「もう、鬼怒ったら！食事のときはちゃんと服着てってばぁ」 ＃今夜の長良型R18

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「いいじゃんか、どうせすぐまた寝るんだからぁ…」 由良さんの諫言などどこ吹く風、欠伸混じりに応える鬼怒姉。 「夕べのライブも遅かったんだね」 「そうそう、アンコールがなかなか帰してくれなくってさあ…そこまで聴きたがるんならＣＤ買えっての」 ＃今夜の長良型R18

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鬼怒姉は由良さんとは一つ違い、職業は絶賛フリーター…と言うと怒られるのだが。バンドのボーカルが今の主な収入源だ。毎晩のようにライブハウスに赴きつつ、たまの休みはバイトをしながら、夢を叶えるためのお金を貯めている。 ＃今夜の長良型R18

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「シャワーは寝る前に浴びてっていつも言ってるのに…」 フライパンを手にした由良さんがキッチンから出てきて、黄身が四つ乗った目玉焼きをフライ返しで四等分する。そういえば今朝はまだ、もう一人の同居人の姿を見てないな…ちょうど僕がそんなことを思っていた折。 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

「今何時！？」 ダイニングの戸が騒々しく開け放たれた。そこにいたのは紺色のセーラー服に赤いリボンが艶やかな、華の女子高生。 「あれ～、阿武隈まだいたんだ。朝課外、間に合うの～？」 鬼怒姉がテレビのリモコンを手にザッピングしながら問う。画面右上の時計は七時半過ぎ。 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

それを目にした途端、一際騒々しい甲高い悲鳴が手狭なダイニングに木霊した。 「遅刻確定じゃん！！！」 「まあまあ、いいじゃん朝課外なんて。どうせ単位出ないんでしょ？」 「そういう問題じゃないんだってばぁ！　内申点がぁ…！！」 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

肩を落としながら席に着く、特徴的なツインテールが特徴的な阿武隈ちゃん。その頭をセットする時間が致命的だったのではないか、との感慨を抱かずにはいられない髪型の彼女は、由良さんや鬼怒姉と歳が離れているとはいえ、れっきとした末の姉妹だ。 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

つまるところ蓋を開けてみれば、ハラハラドキドキのシェアハウス生活は実は、見知った親戚姉妹との共同生活という訳である。 「今朝の課外はなんだったの？」 隣の席の阿武隈ちゃんに問う。 「数学ぅ…苦手なのにぃ…」 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

由良姉がフライパンの上で切り分け配膳する目玉焼きを前にして、恨めしそうな声音で低く唸る阿武隈ちゃん。 由良姉が作る目玉焼きは不思議なことに、同時に焼かれるにもかかわらず黄身の固まり加減が四人の好みに細分化されている。 ＃今夜の長良型R18

深海さかな @dzurablk_kai

ほとんど火の通っていない半熟が好きなのが阿武隈ちゃんで、それよりも少しだけ火が通った、とろみのついた固まりかけが好きなのが僕。由良さんの好みは黄身が熱凝固しかけた、されどしっとり加減を程よく残した山吹色のそれ。鬼怒姉はむせるほど硬いのがベストチョイス。 ＃今夜の長良型R18