#マンガでわかるRuby みんなの感想 - #技術書典6

Rubyエンジニア 五十嵐邦明さん（igaigaさん）からの書評

近年のRuby入門書には定石があります。それはゴールをRailsアプリ開発に置くことです。Rubyで仕事をしているほとんどの人がRailsアプリを書いている現状を考えれば当然とも言えます。

一方で、この本はそんなことはおかまいなしに、別の狙いを感じます。それは、「たのしさ」の最大化です。Rubyの特徴でもある「たのしさ」をわかばちゃんが最大限に引き出してくれています。

フラクタル図形のお絵かきプログラムを題材に、Rubyの基礎をマンガと分かりやすい文章で解説しています。短いプログラムを書くだけで、なぜだかさまざまな図形が描かれる。たのしくプログラミングしていたら、基礎知識がいつのまにか身についていた、そんな本です。

また、「なぜこの短いプログラムからさまざまな図形が生まれるのか？」とプログラミング熟練者も新鮮な驚きを得られるでしょう。プログラムとは不思議なことを自分の手で実現できる魔法みたいな技術であるという、プログラムを書き始めた頃のたのしさを思い出させてくれる1冊です。

宣伝：「RubyとRailsの学習ガイド」を技術書典6で頒布します。「ゼロからわかるRuby超入門」ともどもよろしくお願いします。

「DNSをはじめよう」「AWSをはじめよう」著者 mochikoさんからの書評

技術を学び始めたばかりの初心者は「こんなことも知らないのかと思われたくない」「間違えて恥をさらしたくない」と色んなことを恐れています。
そんな初心者にとって、「分からない」ことにちっとも臆さず、堂々と疑問や勘違いを口にするわかばちゃんの姿は勇気を与えてくれるはずです。

心に浮かんだ「RubyとRailsって別物なの？」「gemってなに？」といった疑問を、ぜひ素直に口に出しながら本著を読んでみましょう。魔法少女わかばちゃんはきっと最後まであなたと二人三脚で歩いてくれるはずです。

そして色んな「先生」に師事してきましたが、本著の黒猫先生ほど優しくて初心者の歩みに歩幅を合わせてくれる先生には今まで会ったことがありません。
しかも黒猫先生はふわふわのお手々としっぽをお持ちなだけでなく、わかばちゃんに負けない顔芸も見せてくれます。
都合が悪くなると「ただの猫じゃからな」としっぽを巻いて逃げの姿勢に入るところも大変愛らしいです。

初心者のあなたに、猫好きのあなたに、プログラミングが楽しくないあなたに、わかばちゃんの素直さを見習いたいあなたに！「マンガでわかるRuby」を心からお勧めします！

デザイナー・フロントエンドエンジニア becolomochiさん

Rubyで図形も書けるんですね…！漢字やアルファベットにフリガナがついているので、お子さんと一緒に読んで作れたらすごい楽しそう。魔法少女わかばちゃんの活躍が読んでいて楽しい〜。今ざっと読んだだけなので今度実際にPCで動かしてみたいです。 RubyやRailsを書いてる人って本当に楽しそう。わかる。