志賀草津道路と噴火警戒レベル

早川由紀夫 @HayakawaYukio

火山が安全なわけなかろう。気象庁だってレベル1は「活火山であることに留意」とゆってる。昨年１月の本白根山の噴火はレベル1から起こって死者がひとり出た。道路通行はリスク管理。政治家の領分だ。専門家はリスク評価までしか立ち入れない。

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東工大は草津町に火山観測所をもつ。そこのリーダーが（法律で定められた）防災協議会の委員を辞任するというのは異例だ。研究成果を地元に還元をしないということか。辞任は火山観測所の将来に関わると危惧する。

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レベル2でも志賀草津道路を日中通した前例（2014-2016年）に従わずに昨年通行止めにしたのは、防災協議会で野上委員がうんと言わなかったからなんだろな、たぶん。

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レベル１からの噴火を予知できずに死者１人を許したひとが、レベル２だから危ないとゆっても、まあふつうは信じられない。観測しても（一般の利用に適合する）噴火予知はできないのだから、防災のための観測から手を引いて基礎研究に徹したらどうだ。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

気象庁の噴火警戒レベルに対応する規制範囲を変えるのは、最近では（あまりしられていないが）阿蘇山でもやってる。防災協議会の判断でやってよいことだ。地元はそこに生活と命がかかっているのだから。気象庁は、新しい規制範囲をにらんでレベルを宣言すればよいだけの話だ。 twitter.com/HayakawaYukio/…

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草津白根山では、レベル3になって初めて志賀草津道路を止めるようにした。阿蘇では、レベル3になっても阿蘇パノラマライン坊中線と吉田線の合流点まで通行できるように直している。気象庁の噴火警戒レベル表にある。前は草千里で止めてた。 pic.twitter.com/EUAE5zuzvE

2019-04-15 07:21:45

早川由紀夫 @HayakawaYukio

野上さんがやめて、東工大から別の人が委員になるのかもしれない。もしそうなら、ふつうだ。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

志賀草津道路が昨日から通れるようになった。今日明日の週末は好天が見込まれるから大勢の人が詰めかけるだろう。みな湯釜を心配しているようだが、昨年1月に噴火した本白根山のほうが私はこわい。道路が殺生河原と振子沢を横切る地点が最も危険だ。急いで通り過ぎよう。渋滞してたら行かない。 pic.twitter.com/qBiKTSdoSk

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青葉山駐車場と富士見台駐車場は高台にあるから危険は小さい。積雪がなくなったら昨年1月の火山灰が観察できる。 噴火から8ヵ月後の火山灰 kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-804…

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本白根山2018年1月23日噴火口。3ヵ所ある。濃い赤で着色した。その周りの薄い赤は、噴出物が地表を覆っていて樹木が枯死している範囲。 pic.twitter.com/omyjU4HodY

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もっと広い範囲のマップ。赤円は本白根山2018年火口から2キロ。赤丸は最近1万年の噴火地点。赤着色は溶岩流。青線は流れルート。（草津温泉は安全だ。万座温泉は微妙） pic.twitter.com/kUNNCodFTO

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群馬県と草津町がきのうから配布しているお知らせには、殺生河原と振子沢の危険がまったく説明してない。昨年1月の噴火口の位置すら記述がない。防災協議会の専門家（大学と気象庁と国交省砂防）が仕事してない。あるいは専門家として招聘されている委員がじつは専門家でない。 pic.twitter.com/U4cxYiqVmr

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「LIVECAMERA 」草津温泉・白根山防災カメラ youtu.be/cVFUcGFcgI4 レストハウスの前の道路を車がもう通行してる。

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本白根山はレベル1だから安全。湯釜はレベル2だから1キロまで危険。こういう硬直的な考えをしてるんだろ。レベル1から本白根山が噴火して死者が出てからまだ1年3ヶ月しかたってない。忘れるのが早すぎる。（そもそも自分で考えたことが一度もなく、気象庁が言うのをそのまま受け入れているのか）

早川由紀夫 @HayakawaYukio

そんなんでは死ぬぞ。あ、死ぬのは自分ではなく観光客だ。これはアンフェアだ。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

気象庁は噴火警戒レベルを観測に基づいて決めている。しかし、御嶽山も本白根山も（最低の）レベル1から噴火して死者が出た。つまり観測では噴火の危険を推し量れないことが2度も示された。それなのに噴火警戒レベルを廃止するどころか増強している。なぜ？

早川由紀夫 @HayakawaYukio

本白根山はレベル1だから500メートル規制だ。規制円の中心は気象庁によると添付図から測るそうだから、ロープウェイ山頂駅は外れる。そこまで行けるのだろうか。志賀草津道路から山頂駅までの道路はふだん一般車通行止めだが、緊急避難路してありうるのでないか。もちろん湯釜1キロ円の外だ。 pic.twitter.com/qcb6KFfH39

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ここの扱いがいまどうなっているか気になる。グーグルマップ・ストリートビュー2012年8月。 pic.twitter.com/6j61wSIKU5

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早川由紀夫 @HayakawaYukio

進入禁止にしていててよいのだが、緊急時は障害物を取り除いて進入できるようにしてほしい。シェルターを作るよりよっぽど効果が期待できる防災対策だ。お金かからないし。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

殺生河原からロープウェイの下を通って振子沢を詰めれば、つまりかつてのスキーコースを登れば山頂駅まで行ける。本白根500メートル規制も湯釜1キロ規制にかからないで行ける。禁止されていない。しかし、危険きわまりない。逃げ場がない。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

振子沢を警戒区域に指定しなくていいんでしょうかねえ、草津町長。 （こういう議論は、ほんらい火山防災協議会でするべきことだ）

早川由紀夫 @HayakawaYukio

現状では、気象庁の噴火警戒レベルが意味する危険地帯の外側は100％安全だとする行政がなされている。それは違う。火山の場合は断じて違う。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

これ見てると、任意の瞬間に自動車が5台くらいいる。1キロ円はこの2倍くらいあるから10台だ。湯釜がいきなり爆発して石を飛ばして車に当たる確率はとても小さい。1000分の1くらいか。御嶽山級の不運が重なっても死者がひとりいるかいないかくらいだ。 twitter.com/HayakawaYukio/…

早川由紀夫 @HayakawaYukio

いっぽう山頂駐車場を開放してレストハウスを営業し始めたら、御嶽山みたいに500人あるいはもっと大勢がいる状況が長時間続く。御嶽山の場合は、500人のうち63人が死亡した。昨年の本白根山噴火が予知できるようにならない限り、レストハウスの再開はむずかしそうにみえる。予知はできそうもない。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

志賀草津ルート、異例の再開通　安全対策で自転車は禁止：朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASM4M… 異例の再開通て、朝日新聞はなにか勘違いしてないか。レベル2で止めた昨年が異例だった。2014-2016年はレベル2でも日中は通していた。それ以前はレベル1だった。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

気象庁の噴火警戒レベル表にある距離を絶対視する意見があるようだが、（火山防災先進の）浅間山だって融通を利かせているよ。レベル2は2キロ規制だが、1.57キロの賽の河原分岐点まで登山者が接近するのを許している。草津白根山で、自動車道路に限って規制円内通行を許す処置には私は違和感ない。 pic.twitter.com/TuhOHqQvwg

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