オンライン読書会『人間失格』を読む（1）

てげてげ @tegetegelife

「(もっとも、自分は、世の中の人間にだって、果して、「愛」の能力があるのかどうか、たいへん疑問に思っています)」 #人間失格を読む

てげてげ @tegetegelife

「ああ、われに冷たき意志を与えたまえ。われに、「人間」の本質を知らしめたまえ。人が人を押しのけても、罪ならずや。われに、怒りのマスクを与えたまえ。」 #人間失格を読む

てげてげ @tegetegelife

「自分は神にさえ、おびえていました。神の愛は信ぜられず、神の罰だけを信じているのでした。信仰。それは、ただ神の鞭を受けるために、うなだれて審判の台に向かう事のような気がしているのでした。地獄は信ぜられても、天国の存在は、どうしても信ぜられなかったのです。」 #人間失格を読む

てげてげ @tegetegelife

「ああ、人間は、お互い何も相手をわからない、まるっきり間違って見ていながら、無二の親友のつもりでいて、一生、それに気付かず、相手が死ねば、泣いて弔辞なんかを読んでいるのではないでしょうか。」 #人間失格を読む

てげてげ @tegetegelife

という言葉が、舌の先まで出かかって、堀木を怒らせるのがイヤで、ひっこめました。 #人間失格を読む

てげてげ @tegetegelife

「(それは世間が、ゆるさない。) (世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう？) (そんな事をすると、世間からひどいめに逢うぞ。) (世間じゃない。あなたでしょう？) (いまに世間から葬られる。) (世間じゃない。葬るのは、あなたでしょう？)」 #人間失格を読む