夫婦してる現パロ帝都騎殺♀まとめ その4

ぶっちゃける方の多鶴 @s_tadu

3月だしもう春って事にしとけ。というわけで現パロ帝都騎殺♀夫婦が春の味覚に思いを馳せる話。

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比較的余裕のある朝。 龍「すっかり暖かくなったね」 以♀「洗濯物よう乾く。えい天気じゃ」 龍「電車から菜の花咲いてるのも見えたなあ…そういえば昔、菜の花あんまり好きじゃなくて」 以♀「ほうか？」(花の好き嫌い挙げるの珍しいと思ってる) 龍「あ、食べる方だよ」

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以♀「あー…おまん、ちっくとでも苦いの好かんかったにゃあ(納得)」 龍「煮びたしとか出たときは嫌だったなあって」 以♀「ほいたら今度作っちゃる」(ﾆﾖﾆﾖ) 龍「流石にもうこんまい頃とは違うちや～」(苦笑) 以♀「けんど、菜の花もやけんど、キャベツやアスパラも美味い季節じゃ」

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龍「春キャベツって聞くけど、アスパラも？」 以♀「おう、ベーコン巻いて焼いたら美味いぜよ」 龍「へえ…サラダとかも美味しくなりそうだね」 以♀「ロールキャベツ忘れたらいかんち」 龍「うう」(唾ｺﾞｸﾘ) 以♀「じゃがいももそうじゃ」 龍「冬とは違った魅力が…」

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以♀「もうすぐおまんくが筍も送ってくるやろう」 龍「色んな人が譲ってくれるからね」 以♀「土佐煮もえいけんど、春野菜と天ぷらにしてもえいのう」 龍「以蔵さん、魚も忘れちゃいかんぜよ」 以♀「春っちゅうたら…」 龍「うん」 二人「「鰹」」 一致して嬉しい二人。

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以♀「鰹は地元で食いたいのう」 龍「そうだね。あとチヌ(クロダイ)やウルメも釣れるよ」 以♀「釣れたら捌かせていただきますぅ」 龍「ふふっ、任せちょけ」(ﾆｯｺﾘ) 以♀「献立に困ることもなさそうじゃ…もう時間が？」 龍「そうだね。じゃあ、いってきます」(ﾁｭｯ) 以♀「…おう」(ﾁｭ)

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暖かくなっても相変わらずだな！な龍以♀夫婦。お腹だけじゃなく日常もいっぱい春を満喫してくれ。

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二人とも昔は吸ってたけど今は吸ってない、現パロ帝都騎殺♀夫婦でタバコの話。逐一言うけどこの以蔵♀ちゃんは金銭目的で不特定多数と致した過去があります。

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夜、コンビニにて。 以♀(電子タバコの立て看板を注視) 龍「興味あるの？」 以♀「どがな味するんやろうにゃあち思うて」 龍「あ、でも売り切れだって」 以♀「えいえい、買う気なんぞ無い」 龍「人気あるんだね」 日用品とアイス買ってコンビニ出る二人。

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帰り道。 以♀「おまん吸っちょったが？」(タバコ吸う仕草) 龍「大学の時に何度か…成人してからだよ」 以♀「遅いにゃあ」 龍「…以蔵さんがいつから吸ったか聞かないよ」(察知) 以♀「ひひっ」(ﾆﾀｧ) いつからだろうねー(棒読み)

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龍「でも周りが言うほどハマらなかったなあ」 以♀「やろうにゃあ。おまん味せんき」 龍「味？」 以♀「ヤニ。口ん中に残っちゅう。金無い時はおんちゃんのそれ舐めて済ました」 龍「ええ…(流石に引く)」 以♀「ついでにヤれるき都合えい思うちょったけんど…」 龍「けど？」

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以♀「そがな奴に限ってはした金しか寄越さん。わやにしちゅう」(思い出しｲﾗｲﾗ) 龍「迫る魂胆がばれてたんだよ、たぶん」 以♀「そがな女におっ立てよったがじゃ、えらいてのつもりが!?(キレてる)」 龍「うんうん、見下す立場じゃないよね」(宥める) 以♀「…ちっ」(舌打ち)

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龍「以蔵さん、早く帰ろう？もう冬じゃないし、ゆっくりしてたらアイス溶けちゃうよ」 以♀「おう、そうじゃな」(機嫌直り) 龍(安堵) 昔の金づるより今のアイスが大事。帰宅後、アイスを冷凍室に入れる龍馬さん。 以♀「なんじゃ？ざんじ食わんがか？」 龍「…うん」

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龍馬さん唐突に以蔵♀ちゃん抱き寄せて唇かぶりつく。歯も歯肉もじっくり丁寧に舐め上げる。 以♀「…さっきの話のおんちゃんに妬いたが？」(ﾆﾀﾘ) 龍「ん…以蔵さんはタバコの味しゆうやろうが？ち…」 以♀「しゆうが？」 龍「ううん、せんにゃあ」 二人でがっつりﾍﾞﾛﾁｭｰ

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この後一回シて風呂入ってアイス食ってまたヤる、という流れ。イチャつく龍以♀夫婦。以蔵♀ちゃんは龍馬さんと再会した頃にはタバコどころか何もする気力無かったっていうやつ。

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今日は啓蟄。虫とかが冬眠から起き出す日。というわけで、いつもより早く起きた龍馬さんが眠る以蔵♀ちゃんに思いを馳せる現パロ帝都騎殺♀夫婦の話。

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朝5時、ぱっちり目覚める龍馬さん。普段は6時半起きで遅くても以蔵♀ちゃんに7時前起こしてもらう。昨日そういう気分じゃなかったし、二人で会話だけして寝たから早く起きたのかなあ、なんて思いながら隣の以蔵♀ちゃんに視線向け。心地良さそうにｽﾔｽﾔ。二人は同じベッドで寝てる定期。

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結婚当初はしょっちゅううなされてた以蔵♀ちゃん。その度龍馬さんが起こして落ち着かせてたが、ある時「もうベッド別で寝る」みたいなこと、睡眠妨げてると思った以蔵♀ちゃんが言ったこともある。それでも龍馬さんは以蔵♀ちゃんと一緒に寝ることを強く望んだ。

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普段の穏やかな日常が、かつての以蔵♀ちゃんの孤独で荒んだ生活の異常性を浮き彫りにし、以蔵♀ちゃんを罪悪で苦しめていることは龍馬さんもわかっていた。それでも龍馬さんは、以蔵♀ちゃんが自分と共にあることを望んだその意思を尊重して寄り添うことにした。

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それが本当に以蔵♀ちゃんの為になるのか、龍馬さん一人の独善でしかないのか、結論の出ない事を一生続けていくかもしれない。だって龍馬さんは以蔵♀ちゃんとは違う人生を歩み、共感しきることは出来ないから。

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このままだと嫌なこと考えそうだと思った龍馬さん。コーヒーでも淹れようと思って起きると、隣の以蔵♀ちゃんも起きる。 龍「起こしちゃった？」 以♀「…えらい早いのお」(やや寝惚け) 龍「まだ寝てて大丈夫だよ」 以♀「いんや…起きる」(欠伸)

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龍「僕コーヒー淹れるから」 以♀「ほいたらわしはフレンチトーストでも作るか」 龍「まっこと？」 以♀「パン固うなっちゅう。今日のわしのおやつにするつもりやったけんど」 はにかんで笑う以蔵♀ちゃん。自然と溢れた笑顔が、今の日常を肯定しているように映る龍馬さん。

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龍「…そうなんだ」(小声) 以♀「なんじゃ？」 龍「あっ…どう食べるつもりだったのかな、って」 以♀「わししか食わん。教えませ～ん」(ﾆﾀﾆﾀ) 龍「え～教えとうせ～」(抱き着く) じゃれつく二人。以蔵♀ちゃんはおやつにパンプティング作るつもりだった。

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今の日常が少なくとも二人にとっての幸せだと信じたい龍以♀夫婦。まあしんどい目に遭ってる設定なので、悪い方に転がることはまずない。

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陽が暖かくなるまで待つのではなく、眩しさに目を細めないよう、光を受け入れる準備の為に目覚める。そんな話。