- rio11ruiagent
- 597
- 0
- 0
- 0
3ヶ月前手に入れた惚れ薬でモノにした彼女がおかしくなってしまった。想いが通じたのはいいが、それがエスカレートして束縛がきつくなり最近は狂気を感じる。なんとかしないとこっちがどうにかなりそうだった。 ここだ、この店で手に入れた薬。 シャッターを叩く。 貼り紙が目に入った。 #呟怖 twitter.com/kwaidanbattle/…
2019-05-21 02:28:38通りかかる店で見かける女性を初めて見たとき、どこかで会ったことがあると思った。同級生だったろうかと記憶を探ったが思い当たる人はいない。だが見るほどにこの人を知っている気がしてならない。見つめていると遥か昔、二人で睦まじく暮らしていた光景が浮かぶのだ。愛おしい彼女とわたし。 #呟怖 twitter.com/kwaidanbattle/…
2019-05-21 02:20:32彼女がどうしてもUFOが見たいというから見せると約束した。コンタクティの先生を訪ね理論を学び2ヶ月経ったところでようやく「ゆんゆん」を伝授してもらった。 彼女はこの崖下で弟と手を繋ぎ空を見上げゆんゆんを唱えている。来るよ。僕はコントローラーに指をかける。 pic.twitter.com/hGxMlypPes
2019-05-20 22:31:30何かの終わりが別れになるのか、別れが終わりそのものなのかを考えていた。出会うから始まり、またそれは始まっているからこそ出会うのだと、どちらが最初で最後はどうかなど無粋極まりないことを終わりに考えていた。今訪れようとしている終わりを見届けようとしている。何度目かの、砂の城のような。 twitter.com/KotobaNoYukue/…
2019-05-20 11:45:45#言葉の行方 第1回お題 「夢うつつ」 期間:5/20(月)⇒6/2(日) #140字小説 #140字ss #140字SS #140文字小説 #twnovell pic.twitter.com/F6qDAL0wHS
2019-05-20 11:19:23#taleleaf010 きれいになった砂かけばばあ、あります pic.twitter.com/Zp3UDnLJTE
2019-05-20 08:41:43いつの間にかそれは見るものから追うものに変わっていた。愚かだと笑いもした。だがその尻尾を見かけると追ってしまうのだ、手に入る訳などないのにそれさえ忘れ。夢は見るもの語るもの、追いかけるのは遠くに置いてからにしないと疲れて、要らぬ絶望を感じ擦り切れてしまう。手が届いてはいけない。
2019-05-20 08:26:17娘が帰ってこない。電話も繋がらない、今どこにいるか分からないから探しようがない。暗闇から躍り出た何者かに湿ったアスファルトに押し倒され犯されて泣いているかも知れない。誰にも聞こえない叫び声を上げて。 そんなことがあったら殺すわ。間違いなくあなたを見つけ出して殺しに行くわ。 #呟怖
2019-05-20 00:51:20うるさい。耳許で蝿が飛び回る音がする。こいつらは私の行く先を阻み足を止めさせる。行かなければならないところがある。それなのに目の前を遮り聞こえを妨げ腸に集る。邪魔だ、この鳴り響くりんの音が頭にこびりついて体を縛り付ける。 お願い、いかせて。あのひとのところに。 #呟怖
2019-05-20 00:32:24遅いわ。一体いつ来るの。あの人はいつも私を待たす、それが当たり前みたいに。あの日もそうだった、あの月のない晩、降り出しそうな予感がして傘を持って出たあの夜、私は橋の袂であの人が来るのを待った。でもあの夜あの人が来たのかどうか、結局今も知らないまま。 #呟怖
2019-05-19 22:30:01湖岸にて寄せては返すさざ波の しじまに霞むむせび泣く声 #姑獲鳥の涙 #短歌 #呟怖 twitter.com/moon04cat/stat…
2019-05-19 19:31:30抱き合うとき彼から漂う香りは私が知ってはいけない匂い。今背中に回る腕も首筋の体温も私のものだけど、シャツから立ち昇る香りが彼の着てきたものからだと思うと少し寂しい。決して染まらない匂いで私を包む。どんなに混じり合っても香りの壁が彼を隔て、私の目を覚まさせる。
2019-05-19 17:45:21私が死んで今までしてきたことがバレたとしたら、家族はきっと驚くだろう。私はつまらないくらい正直に素直に生きてきた。けれどそうじゃなかったことを知り、どう思うだろう。そのときはもう責める相手もいない。責めて、おもしろがって欲しい。それは私の人生の重大な事の一つなのだから。
2019-05-19 15:35:46#taleleaf010 砂まみれの足を洗っていきませんか pic.twitter.com/Z3bgTCMRxW
2019-05-19 15:03:53自分が掴めなくなるような夜でも、そこに君がいて僕を呼ぶ、そうすると僕のアウトラインがうっすら出来上がるんだ。君がいてくれなければ、僕を呼ばなければ、僕は僕であり得ない。何気なく思ったまま、僕を呼んで、君の声で。 #140字小説
2019-05-19 07:58:19左手の拇指球にできたいぼが光って見えた。それは喋っているように見え嘆くような眉で溜め息をつき皺のような目から涙をこぼしたように見えた。そして言う。全部気のせいだよ。手のいぼが喋るわけはないし泣くわけもない。君は疲れすぎている、寝なさい。僕はまったくそうだなぁと思い目を閉じた。
2019-05-18 23:37:47