火山学者三人のヒソヒソ話
- HayakawaYukio
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@tigers_1964 水を入れようが入れまいが、出るべき放射線は出るのではないか。でも、水を入れれば遅くすることができるみたいだ。水を入れれば、1週間で出すんでなくて、10年で出すことができるということか。結局出るのだから、変わらないような気もする。
2011-05-15 21:49:12@tigers_1964 温度が上がって容器を融かし、水と接触して水蒸気爆発するのを避ける目的が注水にはあるようだ。でも、水蒸気爆発してもしなくても、出るべきものは出るのではないか。噴煙が10キロまで上がろうと、20キロまで上がろうと、分布は地表を這ういまといくらも変わらない。
2011-05-15 21:52:37@hayakawayukio 大気中に出て、雨で叩き落されて土壌を汚染してしまうより、海の方がまだいいような気がしてます。南太平洋であんなに原水爆実験をしたけど、とりあえず平気。一方、陸域で核実験をやったところは今だに・・・。
2011-05-15 21:55:03@tigers_1964 もしかすると、水蒸気爆発して成層圏まで突き抜けたほうが広範に薄く撒き散らされるから壊滅面積は経るかもしれない(まあ、地球の面積と放射性物質量のかねあいだけど)。プリニー式噴火は、災害を薄く広くまいて被害を軽減する巧妙なしくみ。地球に大気があるおかげ。
2011-05-15 21:55:04@tigers_1964 水いれて、それをぜんぶ海に排出するのはひとつの解決策だろうね。日本は国際社会で居場所がなくなるだろうけど。
2011-05-15 21:57:26三宅島2000年噴火の時もリスクの幅があった。その中で最も楽観的なシナリオをとって全島避難を躊躇し、島民を大きなリスクにさらした都庁(気象庁はそれに加担した)。8月29日の噴火で死者が出なかったのは幸運だっただけ。あの時と同じ過ちを、今度は中通りに対して文科省がしている。
2011-05-15 22:20:55気象庁だけでなく、マスメディアもそれに加担した。「2000年8月の三宅島に関する火山活動評価・情報伝達上の問題点」http://bit.ly/gFN9V5
2011-05-15 22:23:03@usa_hakase いや、三宅島もフクシマも、「過ち」というのは言いすぎだと思う。そういう意見を個人や組織が取ることはありうる。賛成しないが。
2011-05-15 22:25:56三宅島の時は全島避難が必須だったが、中通りに対してはやはり組織的な子どもの避難がベストだと思う。その前に最低限すべきことはリスクの幅の提示。それができれば、文科省が最も楽観的なシナリオをとっていることが住民にもわかる。
2011-05-15 22:29:34それから火山災害の場合は、曲がりなりにも内閣府がきちんと縦割りを越えたトータルな調整役を果たしている。原子力災害ではそれが見えない。たとえば、文科省は外部被曝しか管理できず、内部被曝については管轄が違うようだ。しかし、子どものトータルの被曝量は、いったいどこが管理しているのか?
2011-05-15 22:36:40純粋科学の立場から言えば、火山に限らず、シラスの崖下とか、「そんなとこに住んじゃまずいでしょう」というのがあります。危険性を科学的に示し、移転しなさいと言い切るのはある意味簡単です。でも、そこで実際に生活を営んでいる人がいるわけです。(つづく)
2011-05-15 23:16:31(つづき)そういう人たちにどういう状況になったら避難した方がよいかをアドバイスする(あくまでアドバイス)のが、防災を看板に掲げている研究者のすることだと思っています。そう、防災は@HayakawaYukioさんの言うように科学ではないと思う。
2011-05-15 23:21:22避難のアドバイスは大変難しい。そのアドバイスが、他人の命や生活やその将来までも左右するかもしれないからだ。相手が「最終的には自分の判断」だと常に理解してくれているわけではない。防災は科学じゃないかもしれないが、いつも真剣勝負。
2011-05-15 23:33:20毎日タバコ5本の計算を含むまとめ「このままだと福島県がつぶれる。命か生活か」 http://togetter.com/li/127858
2011-05-16 07:24:32原子力災害対策特別措置法20条の3は「できる」規定ですから、総理が不作為の 責任を取らされることはないように思います。
2011-05-16 07:54:52同19条「委任できる」の規定をつかって首長が宣言してないようにみえますので、 やはり第一義的には首長に権限があると思います。
2011-05-16 07:55:07そもそも、責任はすべて住民個人に求められているのは変わらないと思います。 加害者はたしかに東電ですが、住民は逃げれば逃げられるわけです。交通事故と 同じで過失相殺割合の議論になるでしょう。そのとき、総理や首長の責任はゼロ でしょう。
2011-05-16 07:56:07国や東電の責任を問う声が聞こえますが、3月15日の東京汚染は(一般人にも)予見できたことです。「3月15日の黒い雨」 http://togetter.com/li/116288 3月21日の東京汚染は、長野県に避難中だったので(私は)事前察知できませんでした。
2011-05-16 09:35:31.@MasakiOshikawa さんの「昔は核実験のために今よりずっと多くの放射能が東京に降っていた?」をお気に入りにしました。 http://togetter.com/li/134485
2011-05-16 12:49:20こちらの真剣勝負のアドバイスを活かしてもらうためには,普段から顔の見える関係を作っておくことが先ず重要.そして,相手にとってアドバイスが必要な時に丁寧にすることが大切.そのタイミングを逃したり,そのタイミングでトンチンカンなことを言うとアウトだ.
2011-05-16 18:46:13麻疹の予防接種を受けていないと、学生は教育実習や博物館実習に行けない。予防接種で亡くなることもあるのに・・・。RT:@usa_hakase いまは予防接種だって、各家庭の意思が尊重されている。
2011-05-16 20:14:50@tigers_1964 @usa_hakase アメリカの州の多くで、予防接種をしてないと学校に入れない。これが実質的強制になっている。私の子どもも、15年前に母子手帳を持って行って、予防接種してあることを証明して小学校に入学した。
2011-05-16 20:19:47