いだてん 第24回「種まく人」

こば@語り用 @385_mnkd

シマ生存の現実的な可能性がどんどん減っていく過程で、もう無責任に諦めるなとも言えない周囲と、その周囲の気分を察することもあってか段々心が閉じていく増野の様子すごかったなって。「シマの話じゃないのに何で僕は呼び止められたんだろう」という無反応が怖くもあり切なくもあって。 #いだてん

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ご飯の固さの話以来、四三さんがちょっと不思議な程見つからないシマちゃんに憔悴するの、夫としての立場に共感しちゃった所があるのかなって。一度熊本に戻って、生きた自分の妻に会う必要があったんだと私は考える。小梅がご家族心配してるよ、というタイミングはとても良かったんだと。 #いだてん

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考えてみたら、昔っから四三さんは大声で叱られてシャンとするところがあるので、幾重さんに叱られ兄ちゃんの大声を聞いたら走り出せるんだな。警策で打たれるようなもんか。その上スヤさんがいたらもう怖いもんないんだね。 #いだてん

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#いだてん 24回「種まく人」、人の心の描き方が繊細だというのは「何故そういう気分になるか」の描写が適切なんだろうなと。増野の話は散々したけれど、他にも。 例えば運動会の効能以前に、バラック暮らしの清さんから見たら、家があってパリッとした服を着た偉い人だけで反感の対象だよね。

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清さんの反感は気分の問題。それは居住環境の悪い先行きの見えない生活が既にひと月以上、というストレスがある以上当然でもある。逆に気分の問題だから、ずっとシマを探してろくに口もきかなくなった増野が涙ながらに開催を訴えれば運動会の開催が通る。この機微。 #いだてん

こば@語り用 @385_mnkd

増野に対しては、シマ生存の可能性が低いのが誰の目にも明らかだけど諦めろとは言えない、お悔みなどなお言えない。言えない言葉が降り積もる内に後ろめたさに転じ、次第に距離が開いていく周囲の描写、これは行方不明で残される人の辛さだなと気づかされました。 #いだてん

こば@語り用 @385_mnkd

バラックの中で泣き声も静けさも気づかない振り。構われたい訳でもなく構う余力もない、何もできないという無力感。無力感の積もるストレス、閉鎖的になる心。 運動会か、それとも寄席か。落語には客席から声が飛んでサゲにたどり着かない。求められるのは自分が何かする娯楽。 #いだてん

こば@語り用 @385_mnkd

技術の頂点を目指す競技者のスポーツ、競技者としての順位はともかく、体を動かすのが楽しい趣味のスポーツ、自分でやらなくても見物して応援する楽しみ。そしてスポーツ以外で同様に演じたり見物したりして楽しむ代表としての落語。楽しいの、楽しくないの？が詰まってた24話 #いだてん

こば@語り用 @385_mnkd

厳しくあたるようで、幾重さんそうか四三さんのこと大事にしてるんだなあというのも読めるの、好き。本当に腹立たしく思ってるんならスヤさんが庇うの黙らせるもんな。あれ、四三さんが留守の間にスヤがどれだけ心配したか聞かせてるんだと思う。音沙汰なくて新聞と噂話だけだものね… #いだてん

こば@語り用 @385_mnkd

元々四三さんが「とつけむにゃあ」男であることは、楽ではない生家の戸主たる実次兄さんにとって唯一の娯楽だった。池部家は裕福だけど家の維持商いの切り盛り、幾重さんだって別に楽はしていない。スヤさんに癒しを、玉名の外を「韋駄天」と走る四三さんの物語に娯楽を、求める所があるかもしれない。

こば@語り用 @385_mnkd

当時でだって荷物は旅客ほど早くはつかないのであって、だから四三さん達が播磨屋さんとこへ戻った時に山積みになっている物資は四三さんが帰る前に発送しているのだと思う。物流仮復旧と同時に、世の為人の為走っているだろう四三に託すつもりで手配して。それは怒るかもしれない…。 #いだてん

こば@語り用 @385_mnkd

先に物資をどっさり送りつけてる所を見ると、既に持っていくばかりの手荷物支援物資は、実次兄さん付けてスヤさんを上京させるつもりだったとしか考えられないんだよねえ。後は自分で考えろ、幾重さんの愛情は突き放して好きにさせる形か。 #いだてん

ゆうな(南)@歴史(💉×4)(献血44) @yuunachuraumi

@385_mnkd 海運については旧海軍も総動員して、駆逐艦から戦艦まで救援物資や人員派遣を行っていたようです 支援物資の第一陣はそこに押し込んだのかもしれませんね

こば@語り用 @385_mnkd

@sc_hateruma そうですね、東海道線が全線仮復旧にこぎつけるのは11月末…。物流までは追えていないのですが、人の輸送では鉄道省連絡線、県のチャーター船、海軍艦船など使ったという話を読みました。正直荷物を送るのも大変だったと思います…。