2019.7.8 第35回「県民健康調査」検討委員会 公開資料を読む(問題点の整理)

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

4巡目から年齢分布ヒストグラム出さないのは、若年化が視覚化されるからですかね?鈴木元部会長は、「事故当時1〜5歳の人たちが高校生になった時の結果でまったく影響がみられなければ、かなり自信を持って、甲状腺への放射線影響はなかったと言える」と言ってましたが、すでにみえ始めてるのでは?

2019-07-09 03:05:31
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

わかりやすいんですよね。何か影響がみえそうになってきたら、データ出さなくなるから。

2019-07-09 03:06:01
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

大津留論文が検討委員会や評価部会で論文紹介されてないのは、次期の改選された検討委員会という「白紙」の状態で2巡目までのベースライン化という知見を投入するためなのだと予測。同時に大平論文3も紹介し、肥満が大きな要因であるとミスリードするつもりなんでしょうね。©︎

2019-07-09 03:08:16
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

参考: 大津留論文TWまとめ togetter.com/li/1295369 大平論文3 twitter.com/YuriHiranuma/s… togetter.com/li/1373194

2019-07-09 03:12:51
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

大平論文3「福島第1原子力発電所事故後の外部被ばく線量、肥満、および小児甲状腺がんのリスク:福島県民健康調査」 Originally published: June 27, 2019 journals.lww.com/epidem/Abstrac… 放射線量および生活習慣の要因と甲状腺がん罹患率との関係を調べた論文。 twitter.com/PriamalFear/st…

2019-07-05 11:15:58
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ちなみに、公式データに含まれていない、二次検査後の経過観察でがんと診断された「枠外」症例や、最初あるいは途中から甲状腺検査以外で受診してがんと診断された「検査外」症例は、完全にブラックボックス化してるので、全貌はわかっていません。その辺の事情は、医療界の人たちは知るべきだと思う。

2019-07-09 03:15:31
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

福島医大の解析能力やデータの不透明さを考えると、本当に中立的な第三者機関の介入が必須だと思われるのだけど、すでに第三者機関という名目でIARCによる国際専門家グループ『TM-NUC』が福島の歪んだ知見で歪んだ報告書・提言出してるので、期待薄。

2019-07-09 03:18:18
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

鈴木元部会長の元ちゃん話法のおかげで、論文優先が正当化されつつあり、最新の大平”肥満”論文では、データは県のものなので県関連機関(=福島医大)にしか使えないので公表できん、と堂々と宣言している。福島医大以外の誰にも再現不可能。査読者はブラックボックスの存在すら知らされていないはず。

2019-07-09 03:22:21
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

チェルノブイリから”多く”を学んだ山下俊一氏を筆頭とする関係者らは、放射線影響を示しそうなデータ(男女比、年齢分布、地域差)を先読みして、うまく不可視化してるのだろうな。甲状腺がん症例数そのものまで。

2019-07-09 03:25:44
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

現場の外科医不在の議論により、「過剰診断vs早期発見」論争の最大級のエビデンスが提示されずに混乱する。 統計専門家不在の解析により、単純ミス+逆相関という不可解な解析を実数データなしで展開。 ミスリード全開としか思えない。

2019-07-09 03:29:10
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

【第35回「県民健康調査」検討委員会より】 会合の様子はOurPlanet-TVのサイト ourplanet-tv.org/?q=node/2411 にまとめ有り。 福島県在住の成井委員、福島大学の富田委員から、とりまとめ文書結論部につよい疑問。 とりまとめ文書は、任期内にまとめるとされ、7月末までに委員から意見を集める予定。

2019-07-09 19:36:51
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

前掲OurPlanet-TVのサイト末尾に記されているように、検査3巡目に事故当時5歳と6歳、4巡目に事故当時4歳の患者が新たに加わりました。この点は資料には記載されていますが、会合での資料説明では言及されていませんでした。

2019-07-09 19:36:52
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

【第35回「県民健康調査」検討委員会より】 広島大学の稲葉委員から、「(様々な分野の)専門家が分析した結果として、(被曝線量を示す)横軸がこんなもの」であり、まとめ文書において「線量が低いことがどこかでふれられたらいい」との趣旨の発言がありました。

2019-07-09 19:59:41
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

第一に、そのような分析があるなら、検討委員会および評価部会に根拠となる文献を提出すべきです。また、部会の検討にも活用されるようにすべきでしょう。逆に、部会の検討に使えない(適用範囲の限界があるとか、一部集団の推計であるなどを含む)のなら、本委員会では意味がありません。

2019-07-09 19:59:42
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

第二に、事故当時に子どもの甲状腺被曝を実測したデータは、事実上存在しません。3月末にサーベイメータで喉付近を直接測定した1080人のデータは、高バックグラウンド下のスクリーニングであり、差し引き被曝量ゼロとみなされた人も多く、数値の絶対値はそのまま使用できないものです。

2019-07-09 19:59:43
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

したがって、どのような「分析」も「推計」に留まります。 study2007著『見捨てられた初期被曝』iwanami.co.jp/book/b265987.h…を振り返る必要があります。なお、本書のもとになったstudy2007氏による本誌論考は、iwanami.co.jp/kagaku/misuter…で特別公開しています。

2019-07-09 19:59:45
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

前掲書では、事故前に設定されていた1万3000cpmという体表面汚染スクリーニング基準が3月14日に打ち捨てられ、15日以降10万cpmにゆるめられた驚愕の経緯が述べられています。そして、限られた記録のある範囲でも、10万cpm超の人が少なくとも100人超いたのです。

2019-07-09 19:59:46
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

1万3000cpmは100mSv(甲状腺等価線量)の目安として設定されていたものです。前掲書では約60〜250mSv(1歳児甲状腺等価線量)と見積もられており(3月15日の東海村での大気中核種測定データをもとに核種組成を想定。値の幅は、摂取シナリオや被曝から測定までの時間差による)、…

2019-07-09 19:59:47
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

…100mSvより高い可能性もあります。1万3000cpmを100mSvとしたとき、10万cpmは769mSv(甲状腺等価線量)であり、1万3000cpmが250mSvであれば、10万cpmは1923mSv(甲状腺等価線量)ということになります。

2019-07-09 19:59:47
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

第三に、ヨウ素/セシウム比については、新たな研究が現在もなお進行中です。ヨウ素/セシウム比が数百となるプルームの存在が示されています。したがって、セシウム沈着量にもとづく現在の推定は大幅な過小評価となる場合があります。

2019-07-09 19:59:48
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

なお、鈴木部会長が、UNSCEAR2013レポートの推計が、ソースタームと大気拡散シミュレーションによるからセシウム沈着量とは関係がないかのように受け取れる応答をしましたが、そのレポートの記述は、本誌特別公開記事iwanami.co.jp/kagaku/Kagaku_…にあるように次のとおりです。

2019-07-09 19:59:49
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

(パラグラフ70)大気中の放射性核種の濃度の測定はその評価には不十分なものだったので,委員会は値を推定する必要があった。そのような推定は,ソースタームと,大気中の放射性物質の輸送のATDMによるシミュレーションからも得られた。しかし,これらの推定は,時刻と場所によっては…

2019-07-09 19:59:50
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

大きな不確実性がある。これは,放出された放射性核種の量と,それが時間と場所でどう変化したかについての知識が不完全であるためだけではなく,大気中に放出された物質の伝搬をシミュレーションするのに用いられたモデルの不確実性のためでもある。…

2019-07-09 19:59:51
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

…これらの不確実性のため,委員会は地上に降下した放射性物質の測定を使って,ATDM解析によって得られた大気中の濃度推定を調整した。(unscear.org/docs/reports/2…の48〜49ページのパラグラフ70より) 実際、セシウム沈着量と推計には、基本的に直線的比例関係がみられます(前記公開記事参照)。

2019-07-09 19:59:52
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

【第35回「県民健康調査」検討委員会後の記者会見より】 ◎“捨てられた”地域差: 鈴木部会長は、有意差が明確となった4地域区分での解析を「捨てました、諦めました」と答えました。これはこれまでの評価を否定する重大な発言です。

2019-07-09 20:30:18