観劇報告書2019(8月ーⅢ)

収録団体…CAワークス
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MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!🙋】 新幹線の車内の話でした。と言うても乗客同士でなんかスゴいことやるとか、あからさまに大それた事が起こるって訳じゃないんですけどね笑。 新幹線というちょっくら長い「時間」の中で、赤の他人同士が「同じ目的地」に向けて→(名古屋ー新大阪、 C.A.ワークス)#名古屋新大阪 twitter.com/0227MORIY/stat…

2019-08-25 18:22:19
MO-RI-Y @0227MORIY

【これからこれ観ます!🙋】 ⏩名古屋ー新大阪(NPO法人C.A.ワークス) なんだなんだなんだなんだ、ガチでこういう流れなのかよ(゜_゜;) #電子系カードは持ってません #どっかで聞いた曲が流れる開演前 #この舞台どっちが客席かよくわかんね pic.twitter.com/fuhUcgfJmv

2019-08-25 15:18:42
MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!🙋】 →出発した時、その「一人掛けの座席」の車窓やその空間の外からは『果たして何が見えた?』って感じの話です。 雰囲気は割と静かめなのですが、その年齢ごとに感じ取れるものは多いと思います。なかなかに見ごたえありましたな。(名古屋ー新大阪、C.Aワークス)#名古屋新大阪 pic.twitter.com/dSdyActXbo

2019-08-25 18:22:24
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【作品紹介】
名古屋ー新大阪まで新幹線で向かう道中の話ですね。
登場するのは妻に離婚を切り出され戸惑いつつ彼女の実家に出向く靴屋の男。趣味の陶芸で知り合い好きになった若い男の元へ向かう母親、それをあくまで止めようとする娘。休暇なので動物園へ出かけるホスト。遊び疲れたまま電車に飛び乗ったのかひたすら爆睡かます女。逆鱗に触れる様なことを信じてた母に言われた為に思わず飛び出してしまい これから父の元に向かう舞台監督助手の女の6人です。
これらのごく普通の乗客が新大阪に向かう新幹線の中でこれまでを振り返っては「自分の存在とは」「自分らしく生きる」みたいのについてですね、あれこれ回想しつつ大阪への旅行がてら『自分探しの旅』をするって感じなのです。一応平日の設定なので割と車内は空いています。(名古屋ー新大阪)

靴屋の男は商売の失敗と自身の浮気で妻と息子に逃げられたんですね。責任を痛感してるのか、失ってから気づいたのか、未練たらたらの中に、やや弱気というか若干諦め入っていた気がします。(名古屋ー新大阪)

母はよく言えば覚醒した女、悪く言えば男たらしのダメ女です。釜の炎と共に恋にまで火が付いてしまったという。夢中になりすぎて周りが見えてないんです。実にわかりやすいキャラ。娘が連れ戻すのを諦めた後の嬉しそうな表情からもそれは「水を得た魚」の様…だと言えば聞こえは良いのですが 娘すら見えてないのはどうかとも笑。(名古屋ー新大阪)

娘は自分の抱く母親像になんとか戻そうとしてました。よく言えば理想、悪く言えば束縛です。今の母をほぼ別れの終盤まで軽蔑の眼差しで見てた気がします。ちなみに母は娘を嫌悪の眼差しでという感じでしたけどね。同じ「眼差し」でもだいぶ受ける印象違うのだなと。
話戻して…後に母の陶磁器を破壊した告白やら(恐らくですが)手鏡を怖そうとする件があるのですがそれはまさにその気持ちの表れでしょうね。(名古屋ー新大阪)

娘がレモンの甘酸っぱい香りをかいだ事で母の事を諦める件がありました。レモンって確か「欠陥品」という意味があるんですよね。まさにその言葉通りに自分の理想の中では「欠陥たる母」を赦し 受け入れたのでしょうね。(名古屋ー新大阪)

ホストは動物園に行くってのが意外だったんですが、「自分の存在価値」を表すキャラとしては職業も含めて最も説得力あった気がします。その他大勢になりたくないって台詞ありますけど確かにそうですもんね。(名古屋ー新大阪)

寝てる女はほんとに一言も台詞も本編に絡む事すら無かった異色キャラなのですが、そもそも乗客ってそうなんですよね、相手の氏素性やら今の気持ちなぞわからんし また知る必要もないのですから。改めて近くて遠い客席の話だと思えたキャラでした。(名古屋ー新大阪)

舞監助手の女は障害を持つ弟がいることでなにかと我慢を強いられた「自分を殺された」と言えなくもない人なんですね。後半では好きな演劇を母に否定されたのだからそりゃあ手足をもぎ取るどころか『屍に鞭打つ』様なもんだよな…と。苦しかったよなぁ…と思わず同情したくなるキャラでした。心の傷は癒えるのはいつの日だろうかなぁ…。(名古屋ー新大阪)