編集部イチオシ

「なつぞら」で描かれなかった「太陽の王子ホルスの大冒険」のこと。

東映動画初期のアニメーター、奥山玲子さんをモデルにした「なつぞら」のドラマから連想した、実際の東映動画や奥山玲子さんについて呟いています。(セルフまとめです)
44
ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo

高畑勲の中には「個よりも集団のパワー」がテーマ(「平成狸合戦ぽんぽこ」でもそれはブレていない)としてあり「僕らは天才でないことを感謝しよう」と言っていたのだが、その傍らには、初監督作品の時から宮崎駿という「天才」がいたのだ。 高畑勲は、それについてどう思っていたのだろう、

2019-02-16 16:04:28

インタビューで奥山玲子さんは、宮崎アニメの作画についても、プロの見地から語っていました。

ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo

宮崎アニメの場合、宮崎駿が大量のラフ原画を描き、それを作画監督がクリーンアップする作業が膨大になる。東映動画長編1作目の「白蛇伝」や安彦良和の「クラッシャー・ジョウ」が採用した方法と基本的に同じスタイルだろう。このラフ原画は本当にラフなので、どう線を拾うかでかなり原画が変わる。

2019-02-16 17:47:37
ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo

奥山玲子に言わせると、ジブリのスタッフは若くて宮崎駿に遠慮があるせいか、線の拾い方が甘くて、余りクリーンアップが良くないのだそうだ。作画の上で奥山玲子が認めていたのは「風の谷のナウシカ」(作画監督:小松原一男)と「もののけ姫」(作画監督:安藤雅司、高坂希太郎、近藤喜文)だった。

2019-02-16 17:54:21
ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo

奥山玲子はハッキリものを言う人で、インタビューではジブリの作画すら「まだまだね」みたいな感じで手厳しかった。しかし、ラピュタや魔女宅よりナウシカの作画が良いというのは、素人には意外な評価で、やっぱり小松原一男(「銀河鉄道999」以来のベテラン)の力は大きかったのかなぁ?と思った。

2019-10-01 08:25:29
ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo

「もののけ姫」のメイン作画監督は安藤雅司だったが、宮崎駿は「安藤君は凄い力技の仕事をしたが、世間的には全部僕の手柄になってしまい、茫然としていた」と語り、若い才能を利用した形になったことへの申し訳なさを口にしていた。安藤雅司はその後ジブリを退職し「君の名は。」の作画監督を務める。

2019-02-16 18:42:13