神童の歌を書き留めるメソッドについて

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uroak_miku @Uroak_Miku

映画『アマデウス』を聴きながら街歩き&山登り。ふたりで作曲のとき「Trumpets in D. Tonic and dominant!」と神童氏が指示してアントニオが頭を抱えるくだり、私もよくわからず検索で楽譜にあたってみても謎。しかしやがて呑み込めてきた。神童氏の指示が飛躍している!脚本がわざとそうなってる。

2019-10-14 13:30:08
uroak_miku @Uroak_Miku

私なりに彼の指示を通訳するに「D管のトランペットを使って、A(トニック)を二回鳴らしたらDを二回鳴らしてまたAを二回、Dを二回、そしてE(ドミナント)→A(トニック)を二回繰り返す」ですね。

2019-10-14 13:35:03
uroak_miku @Uroak_Miku

アントニオが文字通り頭を抱えてしまう。神童氏が「It goes with the harmony!」と指示し直すと、アントニオのパニックが少し緩む。そこに神童氏すかさずA、A、D、D、A、A、D、D、E、A、E、Aと口ずさみ、アントニオは神童氏のいう「the harmony」つまり今でいうコード進行を把握する…脚本よくできてる

2019-10-14 13:41:39
uroak_miku @Uroak_Miku

神童氏、メロディから作曲(といっても脳内ですでに曲はできあがっている模様)を始める。筆記者アントニオは、とにかくいわれるまま五線譜に書き留めていく。神童氏は第一小節のコードが今でいうAm、第二がE7だとすでに把握していて、しかし筆記者はそれがわからないままとにかくメロディを筆記。

2019-10-14 13:47:52
uroak_miku @Uroak_Miku

「It goes with the harmony!」で筆記者がはっとして、神童氏がトランペットの音を実際に(口述で)鳴らしていく。これで筆記者のパニックが消える。Dの音はE7のトップ音のことだな、と理解する。

2019-10-14 13:50:34
uroak_miku @Uroak_Miku

この作曲&筆記シーケンスは史実から逸脱した作り話ではあるけれど、私には神童氏と筆記者の両方の苛立ちがわかる。前者にすればすでに脳内で曲が鳴っているのに相手にわかるよういちいち楽器別に歌ってあげないといけないし、筆記者は曲が聞こえないから途中で途方に暮れてしまう。

2019-10-14 13:58:00
uroak_miku @Uroak_Miku

凡人というけれど、こんな飛躍した指示で楽曲の構造を把握していくアントニオの音楽脳、どえらいもんです。 私なら途中で投げるか、神童氏を理屈で問い詰めると思う。

2019-10-14 14:26:58