- A_Ppossoidal
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続き 信頼している先生に経緯を話す。 最初聞いた時は、低い霊の仕業かと思ったが、よく聞くと〝そこ〟ではなく、その奥にあるのではないか、と。 あれこれ痛いところを突かれ、一部はいよいよクライマックスへ。
2019-11-15 23:19:29翌日、別の用事がありそこへ行くと、ある業者が作業準備をしていた。 え?確かに営繕の話は前からあったけれど、今日なんて誰も聞いていない。 あれ?ふだんはいらっしゃらない方がいるではないか。
2019-11-15 23:29:46続き これはチャンスと思い、ここに仏像が安置されている、そんな話をむかし聞いたことが、、、 仏像が可哀想なのよ 仏像が可哀想 頭の中て言葉がこだまする。
2019-11-16 22:59:42よかったら見ていきますか? ちょうど壁紙の張替えを行っているから、どうぞ。 中に入ると、三体の御仏が安置されていた。阿弥陀如来と脇侍はなんだろう? 手に目をやる。 あ
2019-11-16 23:03:52続き あ 手に持仏は無かった。さすがにほっとする。 その時は… ところで何が可哀想なんですか、そう聞くと、 ポロポロ剥落が酷いので、なんとかしたい。 確かにお顔が怒っているように見える。
2019-11-17 22:44:44先日、相談にいった先生の言葉が甦る。 ちゃんとお祀りして、供養しなさい。 祈りは言葉に出すだけでなく、行動してこそ通じる。 いったん後にしたが、すぐに翻し読経を唱える。 寺務所へ戻ってから、兄弟子に仏像や壁紙張替えをのことを話すと、見た? え、何をですか⁈
2019-11-17 22:47:28続き 壁紙に顔が浮かび上がってたやろ? 雨漏してるわけじゃないのに、夏頃から顔がくっきり。 これも何か関係するのだろうか。 夏に倒れた。そんな話を思い出す。 そもそもこのお像にはどういう由来があるのだろうか。
2019-11-18 22:45:27続き 尊像の来歴を語る前に不思議な話を一つ。 これまでの事情を話して、さっそく灯明、香華を供養する事に。 火舎と花瓶はあるけれど、手頃な燭台がない。持仏堂にいくつか仏具が保管されていたので、青眼房や喰心房に聞いてみたが無いと言う。
2019-11-19 23:33:09彼らは毎日そこを掃除しているし、私だって十年近く掃除をしてたので、どこに何があるかは知っている。 が、 なぜか持仏堂の水谷棚にそれはあった。 毎朝、読経している住職も知らない燭台。 こういう事は進みだすと、不思議な力が作用し助けてくれる。
2019-11-19 23:59:55続き 御仏が移安されたのは二十数年前の八月。 造像年代は江戸と推定。霊験が強い方が所蔵されていたそうで、とある理由から こちらに来られた。 阿弥陀如来二躰と脇侍一躰と記録される。光背等の付属は別途保管されており、三年前に発見された。
2019-11-21 01:18:48やっと続き 以前から修理の話はあったが、まったく進まず今日に至った。 いくつもの点と点がつながり線となった。御仏の加護をいただきながら、その事を意識できていただろうか。 あの日以来出会うことはなく、もしかすると化身であったのかもしれない。 あらためて信じ尊ぶ事を気づかされた。
2019-11-22 23:55:06尊像は近々修理される予定だ。 信じ難い経験をさせていただき、あらためて神仏の存在を近くに感じることができた。 一部はこれにて完結。 さぁ〜 二部は気が向いたら書いていきます。
2019-11-23 00:04:29サムネ用