1章コトダマ

◇コトダマリスト

【ホンマグロファイル1】 
死体発見時刻は14:30。天井総合病院の裏の花畑前で発見された。死因は失血死。頭を強く打ち付けた痕跡がある。第1発見者は黒國黒禰、未久璃仁緒、浅葬水の3人。 
ホンマグロファイル1

【物音】 
14:30、病院の近くで浅葬水、黒國黒禰、挽斗楽兎が話していたところ、入口前にいた未久璃仁緒と会った。 
未久璃仁緒は5分ほど前に病院の裏からどさっと重いものが落ちる音が聞いたらしい。 
挽斗楽兎が代わりに病院の入口の見張りをすることにし、死体発見場へ赴き、そこで3人は死体を発見した。 

【出雲望々雛の証言】 
14:30、船の中で弔ヰを探している茶子と出会い、事情を聞き、一緒に弔ヰを探そうとしていたところ死体発見アナウンスが鳴った。 

【弔ヰ深好の証言】 
早乙女調、レオン・ハートヴォイドに備品の点検を頼むために一時的に鍵を貸していた。 

【早乙女調の証言】 
弔ヰ深好から『病院の備品の確認をしてほしい』と頼まれており、病院の鍵を渡された。 
1度引き受けたものの、レオンいわく、裏場馬サジンが用事があって自分を探しているらしい。 
レオンは代わりに調べてくれると言ってくれたが、弔ヰ深好から「万が一が起こった時、ややこしくならないように必ず2人以上で調べてくれ」と言い含められていたため、たまたまそばに居た鳳天籟と一緒に点検するように頼み、鍵を渡した。

【裏場馬サジンの証言】 
早乙女調を呼びつけた覚えはない。 

【備品点検A-1】 
14:00〜 天上聖愛、茶柱茶子と未久璃仁緒は天上総合病院内の備品の点検を行っていた。この時、病院の入口の鍵は空いていた。不審に思ったため、一度3人で病院を一周した。屋上には鍵がかかっていたため調べていない。 
その後解散して、それぞれが病院を調べに行った。 
14:10に点検を終えた茶柱茶子と未久璃仁緒が入口に集合した。 
しかし、天上聖愛が来なかった。 

【備品点検A-2】 
不審に思った茶柱茶子と未久璃仁緒は、14:25までの間、もう一度病院内に天上聖愛が残っていないか、2人で調べた。この時も屋上の扉は開かなった。
茶柱茶子は屋上の鍵を開けるため、病院を出てもう一方の鍵の持ち主である弔ヰ深好を探しに行くことにした。入口を施錠するための鍵がないため、念の為、未久璃仁緒は入口で見張りをすることになった。 

【備品点検B-1】 
13:30〜、鳳天籟とレオン・ハートヴォイドと共に天上総合病院内を散策していた。 
散策中は入口の扉の鍵を閉めていた。 

【備品点検B-2】 
鳳天籟は暗闇の中、猫のような何かが病院中を這いずっていることに気づいた。 
そのため、レオンに点検を任せるために2人は別れた。 
13:50頃、屋上に入ろうとしたレオンは弔ヰから借りた鍵が無くなっていることに気がつき、鍵を探したが見つからなかったため、もう1人の鍵の持ち主である天上聖愛のところに行くために病院の外に出た。 

【ミライ印の包帯】 
かなり丈夫な素材でできた包帯。強く引っ張ってもちぎれない。 

【天上総合病院】 
病院をモチーフにしたお化け屋敷。中にはまだ使える医療機器が揃っているらしく、鍵は弔ヰ深好と天上聖愛がそれぞれひとつずつ管理している。 
お化け屋敷らしく、外にいても悲鳴のSEが聞こえてくる。端の階段から上がり、病室を通りながら逆端の階段へと向かって歩く一本道となっている。 
事件直前の備品点検では、1階を未久璃仁緒、2階を茶柱茶子、3階を天上聖愛が点検していた。 
地図
【補足】鍵のかかった扉は屋上にのみ存在する。

【病院の窓】 
窓は飾りのようで、完全に固定されてしまって開くことが出来ない。窓が割れている様子もない。 

【病院の鍵】 
普段は弔ヰ深好と天上聖愛が管理をしていた。鍵は1種類であり、ひとつの鍵で全ての部屋の扉が開けられる。 
普段は入口と立ち入る必要のない屋上の２箇所のみ施錠していた。 

【病院の屋上】 
柵は脆くなっているのか、柵の一部が壊れている。 
柵がかけている場所のすぐ近くに鍵が落ちていた。 

【布】 
古くなった柵に白くて細長い布のようなものが括り付けられていた。布は地面まで垂れている。 

【病院の屋上の扉】 
屋上に繋がる鉄製の扉。古くなっており、扉が床を擦るような形になっていた。そのため、軽く持ちあげながら手前に引かないと扉が開かない。 
サムターンが存在せず、内側からも鍵がないと施錠・解錠できない。 

【電子カルテ】 
病院にあった電子カルテ。説明書によると、最初に起動した人物を所有者として登録するらしく、その人物以外には起動させることが出来ない。生徒の性別や体重、血液型や病歴などといった身体情報などが載っているらしい。 
起動しようとすると『指紋認証』が立ち上がって次の画面には行けない。天上聖愛の指では起動しなかった。 

【見せしめ】 
ホンマ・グロ三世の『見せしめ』により、天上聖愛は足を怪我させられていた。その際、治療をしたのは弔ヰ深好である。 
使える道具がないか探すために病院を一通り見て回った。 

【慎太郎の証言】 
事件が起こる数日前、レオン・ハートヴォイドと弔ヰ深好が何やら争っており、慎太郎がその仲裁をした。外国語で言い争っていたため、内容はわからない。 
特にレオン・ハートヴォイドはあの時、弔ヰ深好に対して明確な殺意を抱いていたように思う。 
会話の中で「カルテ」という単語のみ聞き取れた。 

【お掃除ロボット・ワルツ1】 
藤平夏柑の開発した人工知能搭載のお掃除ロボット。汚れたエリアを察知し、自動で掃除をしてくれる。階段を上る機能があるが、空を飛ぶ機能などはない。 

【お掃除ロボット・ワルツ2】 
猫の形をしている。ワルツには自動的にどこのエリアを掃除したかを記録する機能がついている。 
11:30　茶柱グリーンティーカップの清掃を完了しました。 
13:35　天上総合病院の清掃を開始します。 
14:30　天上総合病院の清掃を完了しました。 
16:00　VR＆VSの清掃を開始します。 
16:30　VR＆VS【ERROR！】異物を吸い込んだことにより1度機能を停止しました。 
16:30　マスター【藤平夏柑】のタブレットに救難信号を送信中。 

【お掃除ロボット・ワルツ3】  
ワルツの中身。

【浅葬水の証言】 
17時頃、藤平夏柑が救難信号を出していたワルツを回収しようとしたが、ワルツのあるVRゲームセンターには男子しか入れないらしく、入口前で立ち往生していた。代わりに浅葬水がVR＆VSに入ってワルツを回収した。 

【黒國黒禰の死化粧】 
黒國黒禰は死体発見後、天上聖愛に死化粧を施した。その際に死体の状況を調べたが、天上聖愛の遺体は病院の鍵は持っていなかった。 

【テレビゲーム】 
群青佐哉、四葉幸巳、藤平夏柑、慎太郎、黒國黒禰、挽斗楽兎、駄菓子屋柏太郎の7人は13:00〜14:00の間、藤平夏柑の部屋でテレビゲームをしていた。 

【島の散策】 
早乙女調、裏場馬サジン、湯川灰吹、紫雨椿の4人は13:30〜死体発見までの間、この島を調べていた。 

【レストラン】 
浅葬水、弔ヰ深好、出雲望々雛の3人は13:30〜14:00までの間、レストランでそれぞれ食事を取っていた。