赤ちゃんの目ヤニが多い原因についての解説と対処法

Dr.リノ🦏 @awaguni_deko8

【赤ちゃん涙目①】 1か月検診をしているときに受ける質問トップ3に入るのが「赤ちゃん目ヤニが多いんです」。 もともと赤ちゃんはよく泣く＆鼻涙管狭窄と呼ばれる涙の通り道が狭いことが多いです。今日はその解説と対処法、他に考えなければならない疾患、眼科受診のタイミングなどあれこれ。 続

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【涙目②】鼻涙管狭窄 涙は目の外側（耳側）の涙腺で作られ、内側（鼻側）にある涙嚢→鼻涙管を通って下鼻道に排出されていきます。そこで生まれつきこの通り道が狭い／閉塞している赤ちゃんは涙が逆流してしまい眼脂の原因となります。 有病率は6～20％で、1歳までの自然治癒率は83～96％。 続

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【涙目③】 よくある訴えが「生まれたときから涙目、目ヤニが多い」「点眼薬をすると良くなるが止めるとぶり返す」「朝起きたときに目ヤニがびっしり付いている」 治療は抗菌薬の点眼、涙嚢マッサージ。 抗菌薬の点眼は長期間漫然と使用することで耐性菌の出現の報告もあるため注意する。 続

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【涙目④】 涙嚢マッサージは目の内側（鼻側）下方にある上顎前頭突起の涙嚢窩という骨のくぼみにある涙嚢を、骨の壁に沿って軽くマッサージします。綿棒を使って10回ほど、点眼薬（1日4回）と一緒に行うと良いです。 このとき、素手はうまく涙嚢を圧迫できない＆雑菌が付着してしまうのでダメ。 続

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【涙目⑤】 点眼薬と涙嚢マッサージで改善しない場合、涙管チューブを挿入したり、ブジーという外科的処置が必要なこともあります。眼科を受診しましょう。 また、他に睫毛内反症や先天性緑内障、眼瞼形成異常などを鑑別に考える必要があるので、その場合も眼科受診を。