2019年度、エアミス研ランキング、総合ランキング

エアミステリ研究会の2019年度ミステリランキングおよび総合(ミステリ漫画&ゲーム&映像作品)ランキングをまとめました。
1
前へ 1 ・・ 3 4 次へ
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【12点】 浅倉秋成「教室が、ひとりになるまで」

2019-11-23 23:14:00
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【10点】 高田大介「まほり」 武田綾乃「その日、朱音は空を飛んだ」

2019-11-23 23:14:26
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【9点】 酒本歩「幻の彼女」 高村薫「我らが少女A」 皆川博子「夜のアポロン」 吉上亮「泥の銃弾」 詠坂雄二「君待秋ラは透きとおる」

2019-11-23 23:14:42
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【8点】 宇佐美まこと「いきぢごく」 島田荘司「盲剣楼奇譚」 知念実希人「ムゲンのi」 葉真中顕「Blue」 夕木春央「絞首商會」

2019-11-23 23:14:55
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【7点】 一本木透「だから殺せなかった」 階知彦「火曜新聞クラブ 泉杜毬見台の探偵」 矢樹純「夫の骨」 結城真一郎「名もなき星の哀歌」 雷鈞「黄」

2019-11-23 23:15:09
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【6点】 大澤めぐみ「彼女は死んでも治らない」 久住四季「推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ」 紫金陳「知能犯之罠」 城平京 「虚構推理 スリーピング・マーダー」 スティーヴン・キング&べヴ・ヴィンセント編「死んだら飛べる」 辻村深月「小説 映画ドラえもんのび太の月面探査記」

2019-11-23 23:15:34
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【5点】 浅倉秋成「九度目の十八歳を迎えた君と」 長岡弘樹「救済 SAVE」 古野まほろ「終末少女 AXIA girls」 ルーパート・ペニー「密室殺人」

2019-11-23 23:15:56
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【4点】 石川智健「キリングクラブ」 葉真中顕「W県警の悲劇」

2019-11-23 23:16:13
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【3点】 有栖川有栖「カナダ金貨の謎」 井上真偽「ベーシックインカム」 倉井眉介「怪物の木こり」 河野裕「きみの世界に、青が鳴る」 森川智喜 「そのナイフでは殺せない」

2019-11-23 23:16:26
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【2点】 青柳碧人「浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法」 岡崎琢磨「道然寺さんの双子探偵 揺れる少年」 小林泰三「人外サーカス」 ニクラス・オ・ダーグ「1793」 松井玲奈「カモフラージュ」 横山秀夫「ノースライト」

2019-11-23 23:16:42
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【1点】 アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム「地下道の少女」 大沢在昌「帰去来」 北村薫「中野のお父さんは謎を解くか」 Q・パトリック「八人の招待客」 月原渉「犬神館の殺人」 鳥飼否宇「天災は忘れる前にやってくる」 円居挽「さよならよ、こんにちは」 連城三紀彦「虹のような黒」

2019-11-23 23:17:04
麻里邑圭人 @mysteryEQ

若竹七海「殺人鬼がもう一人」

2019-11-23 23:17:13
麻里邑圭人 @mysteryEQ

では、ここからはいよいよベスト3の発表です。

2019-11-23 23:18:14
麻里邑圭人 @mysteryEQ

3位:相沢沙呼「medium 霊媒探偵城塚翡翠」【101点】書店員の絶叫宣伝が話題になった鮎川賞作家の最新作。推理作家の主人公は霊媒師美女による死者の言葉を借り難事件を解決に導いていく。そんな中で連続殺人鬼の魔の手は彼女に差し迫っていた。「神様ゲーム」から始まった分野をまた突き詰めた作品。

2019-11-23 23:18:59
麻里邑圭人 @mysteryEQ

2位:阿津川辰海「紅連館の殺人」【110点】落雷による山火事が発生し炎が差し迫る館の中で死者が出てしまう。殺人か、事故か。新機軸の本筋に古今東西の名作のエッセンスが盛り込まれ、章が変わるごとに作品が変貌していく。コース料理のように手を替え品を替えて読者を楽しませてくれる贅沢な作品。

2019-11-23 23:19:52
麻里邑圭人 @mysteryEQ

そして、栄えある2019年度エアミスランキング第1位に輝いたのはこの作品。

2019-11-23 23:20:26
麻里邑圭人 @mysteryEQ

1位:今村昌弘「魔眼の匣の殺人」【163点】今村昌弘版「霧越邸殺人事件」とも言うべき傑作。前作「屍人荘の殺人」に引き続きクローズドサークルを扱いつつ未来予知という特殊設定を巡る連続殺人劇を描いた本作は、作者が「屍人荘の殺人」だけの一発屋ではないことを十二分に証明してくれるだろう。

2019-11-23 23:20:46
麻里邑圭人 @mysteryEQ

【総評】2019年度は力作、傑作がひしめく、なかなかの豊作の年となった。昨今流行りの特殊設定ミステリがランキングの半数以上を占める中、その最先端というべき今村昌弘「魔眼の匣の殺人」が頭一つ抜けて1位を獲得。前作「屍人荘の殺人」に勝るとも劣らないその完成度で圧倒的な強さを見せた。

2019-11-23 23:21:20
麻里邑圭人 @mysteryEQ

なお今村昌弘がエアミスランキングで1位を獲得するのは2017年度の「屍人荘の殺人」に続いて二回目のことであり、これは十年の歴史があるエアミスランキングにおいて麻耶雄嵩以来の快挙である(2011年度に「メルカトルかく語りき」、2014年度に「さよなら神様」で1位を獲得)。

2019-11-23 23:21:52
前へ 1 ・・ 3 4 次へ