- toshi3636_1
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堀江貴文さんとか、西野亮廣さんとか、落合陽一さんとか、私の知り合いにはカリスマ的な人気を誇る人たちがいて、それぞれユニークで素晴らしい。一方、これらの人たちが好きなんですとか、尊敬していますという(主に)若者の中には、ちょっと心配な人たちもいる。
2019-11-30 06:23:12カリスマ的な人の近くにいる時の脳活動はどうなっているのかという研究があって、ざっくり言うと前頭葉の活動が低下しているのである。一方、カリスマ的指導力がある人の脳活動は、前頭葉の活動の統合性が高いことがわかっている。
2019-11-30 06:24:01つまり、カリスマ的な人本人は統合的に意思決定したり、判断、行動したりしているからいいとして、そのカリスマに影響を受けている人は、前頭葉の活動が低下してしまう。ネットワーク的に言えば、カリスマの人がそのフォロワーの前頭葉をのっとってしまっているということになる。
2019-11-30 06:25:04もちろん、堀江貴文さんや西野亮廣さんや落合陽一さんの行動パターン、思考を「サンプル」としてとらえて、それを属人的でなくパターン学習して学ぶというのは大いにアリで推奨される。それを超えて、個人崇拝みたいになってしまうと、その人の前頭葉の統合作用が衰えてしまう。
2019-11-30 06:26:13科学や技術といった公共性、客観性のある視点をかませれば、たとえばアインシュタインやニュートンにあこがれてもOKである。グレタトゥーンベリさんが「It is not about me」と言うように、問題はアインシュタインではなくて相対論だからである。困るのは、個人そのものをフォローしてしまうことだ。
2019-11-30 06:27:28ユニークな才能を発揮して、道を切り開いている個人そのものは輝いていていいんだけれども、その個人をフォローしている人の中に困った人たちが多いのは、以上のような前頭葉ダイナミクスの結果である。その個人そのものではなく、属人から離れた客観的な特性、指標から学習できるようになるといい。
2019-11-30 06:28:59以上、連続ツイート2386回、「カリスマ的な個人をいいなあ、と思う人が陥りやすい困ったこと」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。
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