編集部イチオシ
2019年12月10日

RothoschoolとIHF2019視察記

2019年12月に参加したロト・スクール(https://www.rothoblaas.com/school)と国際木造建築会議(https://www.forum-holzbau.com/IHF/index_E.php)のまとめ
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到着するまで

小見山 陽介 @yosukekomiyama

大阪→ミュンヘン→ヴェローナの旅程で、ミュンヘン空港で40分の乗り継ぎ。2分遅れで到着したが、降機→荷物検査→入国審査→ターミナル移動→バス移動→搭乗を走って間に合った。降機からバスに乗るまで20分。バス出発まで5分ほど待ち、10分移動して搭乗。定刻通り出発。ヴェローナ着。もうやらない。

2019-12-02 00:05:51
小見山 陽介 @yosukekomiyama

切り立った山が四方から迫っている。南チロル。オーストリアとイタリアにまたがるアルプス山脈東部の地域で大部分の住民はドイツ語話者とのこと。 pic.twitter.com/YrsqyltBr5

2019-12-02 15:52:53
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小見山 陽介 @yosukekomiyama

葡萄畑に囲まれた社屋にて2日間の研修プログラムに参加。 pic.twitter.com/9NBugXL4f8

2019-12-02 16:12:35
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Rothoschool(ロト・スクール)のまとめ

小見山 陽介 @yosukekomiyama

不均質な材料CLTパネルの終局限界状態計算法の講義。オーストリア版を除きユーロコード5にはCLTの記載がなく、2023年改訂版で追加予定。現状は製造会社ごとに認定されたETAドキュメントがCLTパネルの性状やより簡便な構造計算法を示すが、製造会社が変われば数値も変えなければいけないという問題が。

2019-12-02 18:10:31
小見山 陽介 @yosukekomiyama

続いて木造建築の接合部設計についての講義。ホモジーニアスではないがモノリシックなのがCLT。接合箇所が少なく、壁も床も同じ材料の、シンプルな構造システム。引張りとせん断を兼ねた接合金物の可能性、木材の割裂を考慮した留め付けの大切さ、接合部の変形でエネルギー吸収する耐震設計について。

2019-12-02 21:24:26
小見山 陽介 @yosukekomiyama

午後はCLT構造体における遮音設計の講義から。構造体を通して伝わる側路伝搬音を解決するため、CLTの様々な接合方法における性状を測った実験結果の紹介。構造耐力を失わずに挿入できる防振ゴムの最大厚みなど。世界各国の研究機関と共同するSilent Timber Buildプロジェクトの紹介も。

2019-12-02 22:33:31
小見山 陽介 @yosukekomiyama

1日目の最後はBIM。概念や制度設計は英国・米国がリードし、D-A-CH(ドイツ語圏、ドイツ、オーストリア、スイス)はそれに追随との現状分析。木材加工はもともとCAD/CAMでBIM化されており、CLTとBIMは業界に訪れた最大のチャンスと。概念設計で遅れたドイツ語圏が製造との連携で巻き返し図る構図か。

2019-12-03 15:50:21

IHF2019(国際木造建築会議)のまとめ

小見山 陽介 @yosukekomiyama

イタリア・コルタッチャで研修と打合せを終えて(rothoblaas.com/school/interna…)、オーストリア・インスブルックで木造建築の国際会議へ(forumholzbau.com/IHF/)。 チロル地方を縦断。どちらの街も市街地と山が近い。会議はドイツ語で進む。同時通訳が用意されているのは英語、仏語、独語。欧州向け。 pic.twitter.com/LU2wlmdW7L

2019-12-05 17:13:13
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小見山 陽介 @yosukekomiyama

Timber Construction Developmentど題されたセッション。最初の登壇者はシュトットガルト大学のAchim MengesとJan Knippers。BUGAウッドパヴィリオンについて。2014から2019の進化で重量そのままに3倍のスパンを実現。設計から生産までデータ共有は3次元。運べるロボット加工機を作り部品は現場製造。 pic.twitter.com/szyb30npdO

2019-12-05 19:06:15
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小見山 陽介 @yosukekomiyama

正確に速くつくるためのオフサイト・プレファブリケーションだが、ロボット化された加工機がポータブルに運ばれ現場で稼働してしまうなら、生産と建設は再び現場に戻ってくる?クリスタルパレスでも、木質部材の加工や錬鉄トラスの組立ては現場で行われた。19世期〜21世紀における現場⇄工場の綱引き?

2019-12-05 19:12:22
小見山 陽介 @yosukekomiyama

コ・デザインを掲げる彼らのグループ、Int CDC(Integrative Computational Design and Construction for Architecture)のスコープが、中高層建築、大スパン構造に加えて、既存建築への増設(Vertical Densification、縦方向への高密度化、つまり屋根への増築)であることも興味深い。 pic.twitter.com/DjyA9fFjVr

2019-12-05 19:20:10
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小見山 陽介 @yosukekomiyama

続いてスウォッチ グループ新本社について3名の登壇者が講演。総合エンジニアリング事務所SJB Kempter Fitze、デジタルデザインコンサルタントDesign-to-Production(designtoproduction.com)、木部材製造・施工Blumer-Lehmann。設計と製造のミッシングリンク接続を掲げるD-to-Pの立ち位置が面白い。 pic.twitter.com/ZSx501LKeO

2019-12-05 19:51:40
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小見山 陽介 @yosukekomiyama

D-to-Pの登壇者はスタートアップ然とした若者ではなく初老の紳士だった。同じ立ち位置でも、自分たちはトロイの木馬、デジタルを突破口にメインストリームに躍り出ると野望を語っていたオーストラリアのAR-MAとの違いを思った。ここドイツ語圏では「新しい分野」ではないのだ、と言ったら言い過ぎか? pic.twitter.com/1mZYCwmK4K

2019-12-05 20:07:22
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小見山 陽介 @yosukekomiyama

異なる企業ブースで繰り返し現れる見覚えのある有名な木造建築。3人の登壇者のスライドで被っている印象的な図版。一つのデザインの実現に携わるプレイヤーはとても多く、誰もが何らかの貢献を果たしている。「誰が、いかに、つくったか」はクリスタルパレスのそれ以上に後世からは解読不可能だろう?

2019-12-05 20:12:26
小見山 陽介 @yosukekomiyama

そしてオチは、6年間で生み出された40GBに及ぶデータ(もはや図面の枚数ではなくデータ量なのだ…)は、D-to-Pが組んだわずか12MBのプログラムコードが生み出したのだ、との指摘。スウォッチ新本社は、誰が、いかに、つくったのか?複雑な生産情報がわずか40GBに収まっていることにも驚くべきだろう。 pic.twitter.com/BuU8Esx2YG

2019-12-05 20:19:18
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会議終了後に街で見たもの

小見山 陽介 @yosukekomiyama

Bilding(Niklas Nalbach + students of ./studio3 - Institute for Experimental Architecture Innsbruck、2015)を訪ねる。地域の子供たちのための創作活動スタジオ。CLT表面に気兼ねなく残る活動の痕跡が良い。地元大学の建築学生が設計課題の一環として建設まで携わった。binderholz.com/en/constructio… pic.twitter.com/22sV7lrULD

2019-12-06 05:58:56
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