1番最初の山場です。なので色々遊んで楽しく描いてます。まずは使い回し技法。第一話と第二話の一部を使ってます。それも丸々使うんじゃなくてちょこっと変化をつけてる。変化つけることでなんというか好きな曲のアレンジバージョンを聞いたような嬉しみをちょっと感じるのよね。私だけかもしれんけど
2019-12-16 14:06:27他の漫画ではやってないけどこの使い回し、なかなか有能なやつでして。まず伏線っていうのは読者が覚えてなくても成立するように描くのが条件だと思ってるんですけど、前にお出ししたものそのもので殴ることによって読み手に過去の場面を想起させやすくできるんですよね。つまりそのものが伏線回収。
2019-12-16 14:06:27あと、場面場面の切り替えをAA、文章、漫画と変える技法もここから始まってます。それぞれ単体だとコマや行間をあけたりするんでしょうが、やはり視覚に訴えるのは強いですね。
2019-12-16 14:06:27また、この回では犯人のことを「自分と同い年の人物」とは明かしてないところが結構ポイント。ここで何度もタカラに「あの男」と言わせることで、読み手は自然に大人の男を連想し、少なくとも同い年とは思いにくくなる。同一人物という発想からなるべく遠ざけようとしてるんですね。
2019-12-16 14:06:28人間、第一印象にかなり引っ張られるものなんで、「放火犯」という存在が初めて出たこの場面に、少年という情報をぶつけるのはかなり危険なんですよね。ここさえ過ぎればあとはどこかでサラッとお出ししちゃえばいいんです。
2019-12-16 14:15:21僕らは2度死ぬ3度死ぬ 第7話「クマさん、ヒーター」 #漫画 #モナギコ #AA #アヒャ #タカラギコ #僕らは2度死ぬ3度死ぬ pixiv.net/artworks/78311… pic.twitter.com/RDJDuwRqAj
2019-12-15 20:41:25僕死ぬのホラー担当、カーくん登場回です。ネーさんの「もし自分たちの創造主が存在していたら、私なら憎んでるだろうね」ってセリフ、普通に読んでたら「ネーさんは過去に何かあったんだろうか」みたいに捉えるんじゃないかと思うんだけど、
2019-12-16 22:33:24手紙を書く3番さん。一見ライトな回ですが、最後まで読んだ方はお分かりのようにとても重要な回です。3番さんは「狂気に見えてまとも」のバランスがとても難しく、そこら辺で苦労した気がします(あんまり覚えてない)
2019-12-16 22:46:59そうそう、前々回で明かさなかった「放火犯は同い年」、ここでサラリと明かしてます。3番さんに注目しがちな回なのでうまく混ぜ込めたんじゃないかと思います。
2019-12-16 22:46:59なかなか作るのが難しい回でした。なにせ連載前に適当に描いた1ページ漫画の「忘れるとの忘れられるを人は怖がる。それが死だからだ」ってセリフを回収しなければならないから。モモちゃんというキャラもそのために作った感じですね。
2019-12-17 21:46:42モモちゃんの過去、今思えばちょい無理があったかなぁ。偏愛とか依存とかにしといた方が良かったかもしれぬね。タカラの言動もちょっと攻めすぎた感じあった。なかなか難しいね。
2019-12-17 21:46:43僕らは2度死ぬ3度死ぬ 第11話「嫌いな時間」 #漫画 #モナギコ #AA #僕らは2度死ぬ3度死ぬ #アヒャ #タカラギコ #ぃょぅ pixiv.net/artworks/78374… pic.twitter.com/6w2BmuMTSF
2019-12-19 22:39:03思い出されますね。風が強い日でした。床が汚れないようにベランダに描いた絵を持っていき、新聞紙を引いて飛ばされないように重しをして、一発勝負にプルプルしながら墨を落とすあの作業。今思えば追憶の時のように後から加工で入れることもできましたね。
2019-12-19 23:00:20でも紙が濡れてヨレヨレになってるのが味が出ていい感じになってたので結果オーライです。平片の顔とかセリフのちょうどいいところに墨を落とすのが難しく、実は後からデジタル加工をちょっとだけしています。
2019-12-19 23:00:21この回は全体で見てもだいぶ肝となる回なので力が入ってますね。「『あいつを殺す』その言葉は、いつしか心を安定させる呪文になっていた」ってフレーズがとても気に入ってます。こんな物騒なセリフじゃないですが私も心を安定させる呪文を持ってます。
2019-12-19 23:00:22