- haruhishineitai
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熱でもありそうだと額に当てられた手の体温には、俺の知るハルヒらしさが伝わってきたのだが、その腕には、腕章が巻かれていなかった。#消失1year
2019-12-17 20:01:28#新しいプロフィール アイコン使用@kuuma25_kuma承諾済 pic.twitter.com/xyGteycYyn
2019-12-18 04:23:25#涼宮ハルヒの消失1year 18日 pic.twitter.com/OAwPy9ZOcG
2019-12-18 18:01:07先に帰った俺は後の記憶が殆ど抜け落ちちまっていた。夕飯や風呂は済ませたはずだが、そのまま寝ちまって、気付けば登校という名目の北高ハイキングコースを昇り始めていた。#消失1year
2019-12-18 18:03:26朝比奈さんと古泉はハルヒ同様、俺の良く知るSOS団メンバーで、少し安心しちまってたのかもしれない。一応長門について聞いてみたが、こちらもハルヒ同様長門はいつも通りだとさ。事情も説明したが、宇宙人説すら覚えていないらしい。ハルヒ神様説はそのまま覚えてたがな。#消失1year
2019-12-18 18:04:44登校途中で、去年は漂流教室と化しちまった9組の連中の顔もちらほら見えるので、変わっちまったのはどうやら本当に長門一人らしい。古泉の言葉を借りるなら、一部のみ切り離された世界、なんだろうな。#消失1year
2019-12-18 18:05:54今日やるべきことの順序や優先順位を模索し、やはり古泉と朝比奈さんの協力を得ることが最優先だと考えた俺は、一直線に二人に会うつもりだったのだが。#消失1year
2019-12-18 18:07:34現在の俺は全く別の場所へと足を運んでいる。何故かって?道中で大きく変更せざる得ないキーアイテムを見つけちまったからな。#消失1year
2019-12-18 18:08:39それもとびきり重要なアイテムであることは間違いない。何せいつぞやと同じ、下駄箱に入れられたフリルのレターセット。差出人もあの日と同じように、こう書かれていた。#消失1year
2019-12-18 18:10:11嬉しい誤算とはまさしくこの事である。困惑的状況を打破する突破口がまさか自分からやってきてくれるとは予想もしなかった。 一足飛びでやってきた俺は、部室の扉をノックした。#消失1year
2019-12-18 18:12:30そこに立ってたのは朝比奈さん本人だった。てっきり大人verのお出ましかと期待してたのだが、予想が外れちまったらしい。#消失1year
2019-12-18 18:16:31「ごめんね、キョンくん。実はあたしも今回のことは詳しい事情を聞かされてないんです。一緒に行くことも出来ないの。あたしに出来るのはあなたを導くことだけ、それと一つだけお伝えすることがあります」#消失1year
2019-12-18 18:25:43「キョンくんがその場所へ辿り着いた時、あなたにとって良くない事態が起きているでしょう。いいえ、私たちにとってもそれはとても困ることなんです。だから、修正をお願いしたいの」#消失1year
2019-12-18 18:26:19いやに気になる言い方だが、なにぶん今は情報が圧倒的に足りていない。朝比奈さんは言葉を伝えたくても伝えられない、伝える方法がないと言った表情で眉を潜めた。 考えても仕方ない、か。#消失1year
2019-12-18 18:28:10可愛い。満面の笑顔で答えてくれる朝比奈さんという最大な報酬を頂いた俺は、ここから向かうだろうことも承知していたので、彼女に誘導されるまま手を取り、眼を瞑った。#消失1year
2019-12-18 18:32:40