元弘の乱~鎌倉幕府の滅亡~

真庭ふしぎ＠風来人 @fusigi_plants

八雲神社。分配地域の総鎮守と知られる神社である。この神社の社殿裏には｢天王塚｣と呼ばれる未調査の古墳が存在しているようだ。 pic.twitter.com/0EKKmq9aou

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分倍河原から堀兼にまで敗走した新田義貞はその日の夜に大多和義勝が率いる相模国の軍勢6000騎の援軍を得た。翌日、援軍を得た新田義貞は再度分倍河原の幕府軍を攻撃する。 pic.twitter.com/w8XyzvgpQj

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大多和義勝が幕府軍に味方をするという流言に油断していた幕府軍は新田軍の奇襲により分倍河原から多摩川を越えて鎌倉方面へ敗走する。幕府軍による多摩川の防衛線は5月16日に新田軍によって破られた。 pic.twitter.com/SdSApjnUgu

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分倍河原で大敗した幕府軍は多摩川の南側にある｢関戸｣という場所で戦線の立て直しを計る。しかし勢いに乗った新田義貞の進軍を止めることはできなかった。 pic.twitter.com/2Ms7pOnwAC

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関戸古戦場跡。分倍河原の合戦で大敗し戦線の立て直しを計る幕府軍と勢いに乗る新田義貞の軍勢が交戦した場所である。この戦いは新田軍の追撃戦と見てよいだろう。 pic.twitter.com/Ac1DhmoV5E

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霞ノ関南木戸柵跡。鎌倉幕府によって鎌倉街道沿いに設けられた柵跡である。霞ノ関(関戸)の地名が示すように鎌倉幕府が戦線の立て直しを計った関戸の地には監視所が置かれていた。 pic.twitter.com/IF2TfVDWcJ

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無名戦士の墓。関戸古戦場にある名前の伝わらない鎌倉武士の墓。この関戸で討死した無名の鎌倉武士は墓が現在も残っているだけまだマシな方なのかも知れない、、 pic.twitter.com/ozMPNxKFKp

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歴史では語られることは余り無いが合戦というものはこのような名も無き戦士達の奮戦があってこそ始めて成立するのだ、、、無名の戦士達こそが合戦の主役なのだ。 pic.twitter.com/SLrfm68bxo

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八郎塚。「関戸の合戦」で討死した幕府方の武士である横溝八郎の墓と伝わる塚である。横溝八郎は幕府軍の大将である北条泰家を鎌倉に逃がすために関戸で奮戦し討死したという。 pic.twitter.com/DdV0Q5Aibv

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関戸観音寺。この寺院では毎年５月16日になると関戸の合戦の戦死者の供養を行うという。関戸地区では関戸合戦関連の墓が多く点在するが、やはり敗者である幕府方の武将の墓が多いような印象を受ける。 pic.twitter.com/sp7iJKImas

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関戸の合戦は一方的な戦いであったと思われる。新田義貞は敗走する幕府軍を関戸で撃破した後、兵を一旦休息させた。翌日「鎌倉」に向けて新田軍は進軍を再開する。 pic.twitter.com/XtegOdXFXw

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古都鎌倉。「鎌倉」は源頼朝が開いた鎌倉幕府の本拠地である。丘陵と海に守られた城塞都市「鎌倉」に侵攻する為には「鎌倉七口」と呼ばれる切通しを必ず通らなければならない。 pic.twitter.com/rewMY8sNgX

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鎌倉七口。鎌倉七口とは古都鎌倉の入り口である切通しのある坂道ことである。ここでいう七口とは｢極楽寺坂｣｢大仏坂｣｢化粧坂｣｢亀ケ谷坂｣｢巨福呂坂｣｢朝比奈坂｣｢名越坂｣のことを指す。 pic.twitter.com/UtMAGdWK2B

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鎌倉幕府の本拠地「鎌倉」を守る最後の防衛線である「鎌倉七口」を新田義貞は攻撃する。新田軍の攻撃を受けて主戦場となった場所は具体的には「化粧坂」「巨福呂坂」「極楽寺坂」の三箇所であるという。 pic.twitter.com/FGUsd9CUE1

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巨福呂坂。鎌倉七口の一つである｢巨福呂坂｣を幕府方は北条氏一門である赤橋守時が守備をしていた。この鎌倉の北側の入り口である｢巨福呂坂｣を新田軍は堀口貞満、大島守之が攻撃を行う。 pic.twitter.com/GbMNwhB9Pp

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鎌倉幕府最後の執権である赤橋守時が守備していた｢巨福呂坂｣は開発され道路となり昔の面影はない。写真正面に見える落石防護施設｢巨福呂坂洞門｣は切通しを歩いている実感が損なわれないような作りであるという、、、 pic.twitter.com/8oqLtTxhQD

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赤橋守時は妹が逆臣足利尊氏に嫁いでいた為に北条一門から裏切り者の烙印を押されていた。その評価を払拭する為に赤橋守時は前線｢巨福呂坂｣で新田軍を相手に獅子奮迅の戦いぶりを見せる。 pic.twitter.com/X8KFYXqPrN

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亀ケ谷坂。鎌倉七口のひとつであり巨福呂坂の｢山ノ内｣から扇ガ谷を繋ぐ道である。扇ガ谷には赤橋守時の邸宅が存在していたので赤橋守時はこの亀ケ谷坂を通って巨福呂坂にやってきたのかも知れない。 pic.twitter.com/TlERyuvwWh

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｢亀ケ谷坂｣の名前の由来は建長寺の亀が｢たまにはこの世を見てみたい｣と坂を上がろうとしたが急な坂だった為に上がれず引き返した、という逸話が由来であるという。 pic.twitter.com/GHqJ1bDC3T

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洲崎古戦場。赤橋守時は山ノ内から新田義貞が布陣する極楽寺坂の背後である洲崎にまで65回の合戦を行い追撃し攻め上った。しかし新田軍を深追いしすぎた赤橋守時は「州崎」で孤軍となってしまう。 pic.twitter.com/jmReoYwdom

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「洲崎の合戦」での新田軍との激戦に力尽きた赤橋守時は南条高直ら武者90余人と共に洲崎で自刃した。北条一門から裏切り者の烙印を押されていた為に敢えて自ら死地に赴いたと思われる。 pic.twitter.com/LwbFlcbE6G

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泣塔。洲崎にある深沢多目的スポーツ広場の一角には｢泣塔｣と呼ばれる宝篋印塔が建立されている。このフェンスに囲まれた｢泣塔｣は夜な夜なすすり泣く声が聞こえるという伝承を持つ。 pic.twitter.com/TT5oQdBCIY

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｢洲崎の合戦｣の戦死者を弔うために建立されたと考えられるこの｢泣塔｣には洲崎で自刃した赤橋守時以下90余人の北条武士達の遺体が葬られたのだろうか、、、真偽は分からない。 pic.twitter.com/Rfihrqp6Lh

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｢泣塔｣は｢洲崎の合戦｣の戦死者を弔うために建立されたと考えられている。この「戦死者」には洲崎古戦場で自刃した赤橋守時以下90余人の北条武士達も含まれているのだろうか。 pic.twitter.com/ga3feIGaFD

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｢泣塔｣の基檀部には以下のような銘文が残されていたようだ。｢願主行浄 預造立 石塔婆 各々檀那 現世安穏 後生善処 文和五年申丙 二月廿日 供養了、、｣ pic.twitter.com/vZ0sQjLGT1

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