香港デモの嘘、暴力、破壊行為。(35) 大晦日にも放火 新年最初の催涙弾は元旦0時20分/HSBC銀行も次々と被害に/元旦デモ再び破壊の場に/中連弁トップ交替/上水で再び「反水貨」デモ/台湾総統選近づく

【香港　2019-12-31】大晦日の夜10時半ごろ、郊外新界地区の荃灣警察署駐車場で放火事件発生。さいわい負傷者はなかった。

31日はまた、デモ隊が「市民が警察に殺された」とデマを拡散している8月31日のMTR太子事件から４か月を迎える。再び現場の旺角一帯で過激派が破壊活動を繰り広げた。

深夜過ぎには2020年最初の催涙弾が発射された。

【香港　2020-1-1】香港特別行政区政府派2020年1月1日付けで外国の政治家らの発言を非難する声明を発表した。

（英語）Government firmly refutes unfounded, misguided claims in open letter from a group of overseas politicians and persons
https://www.info.gov.hk/gia/general/202001/01/P2020010100045.htm

（中国語）政府嚴正反駁外國政客和人士聯署公開信中的失實誤導言論
https://www.info.gov.hk/gia/general/202001/01/P2020010100044.htm

【香港　2020-1-3】昨年11月、デモ隊に火をつけられ全身の50%に火傷を負った男性が３日インタビューに応じた。

一命はとりとめたものの傷口から感染症を引き起こし、現在も隔離病棟にとどまり、４回目の皮膚移植手術が予定されている。

【香港】昨年10月のデモで火炎瓶所持で起訴された劉嘉柏被告に昨日実刑12か月の判決が下された。

劉被告は罪を認めており、弁護側からも本人の悔恨や友人家族からの書状が提出されていたことから、同様の罪状の中では最大限の情状酌量が認められたものと思われる。放火であれば更に重罪となる。

【香港　2020-1-3】中国政府は４日、中央政府の香港出先機関である中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室（中連弁）代表の王志民主任を解任し、後任として駱惠寧氏を任命した。

駱惠寧氏は安徽省當塗生まれ、浙江省義烏出身の65歳。青海省長、省委書記などを経て2017年1月山西省委書記に就任。

【香港　2020-1-5】中国本土との境に近い上水で５日「水貨」に反発する住民らがデモ行進を行った。デモには黒衣の活動家も混じり、警察署への火炎瓶投擲などの違法活動も発生。あわせて40名以上が逮捕された。

「水貨」とはいわゆる並行輸入のことで、香港北部では大陸と香港を行き来する運び屋が横行していることから、かねてより買い占めによる品薄や値上げが問題となっているが、大陸の中国人を嫌い差別化をはかる香港人の自意識の表れでもある。

【香港　2020-1-6】元旦のデモでクラウディア・モー（毛孟靜）立法議員が海外メディアのインタビューに破壊活動は警察の囮捜査官の仕業だと答えていたことがわかった。

警察は悪質なデマだとして毛議員に厳重に抗議した。

「香港デモの嘘、暴力、破壊行為。(36)」に続く