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「あーっ、そーゆーのナシナシ!『ボクがカルナさんにあげたいからあげる!!』これでオールオッケーなの!!」 「…………!!!!!(感動にうち震えていて言葉にならない)」 「いや、そんな大袈裟に受け取られても…」 「では、有り難く頂こう。…?これは…」 「普通のだけじゃツマンナイッス
2019-10-18 23:53:06から、中身色々変えたんスよ。いつもの餡の他にバナナ・チョコ・キャラメル、そんでーーー」 「!!!!?ゴホッ…?!!」 「ーーーハバネロ。フヒヒッ、ガネーシャさん特製『ロシアンモーダカ』ッス!日頃の感謝の他に、ピコッとだけお小言への仕返しも込めてみたッスよ~。あ、流石にマスターには
2019-10-18 23:53:07してないッス。…あの子、もの凄く頑張ってるから。こんなんで息抜きになれば良いんだけど。…ま、ぶっちゃけ脳死周回に連れ出すのはやめて欲しいけどね~。」 (………そう言うところだ、そう言うところだぞ………調子に乗りやすく、怠惰な言動・態度。しかしふとした瞬間に、生来の善性が
2019-10-18 23:53:07押し出される。誰よりも怖がりな癖に、誰も見捨てられない。そんな君だからこそ、オレはーーー) (『今度こそ』ずっと側で、守らせて欲しい。) 「うわ、食べさせといてなんだけどカルナさん大丈夫ッスか?チャイ飲む?」 「………………頂こう…………………。」
2019-10-18 23:53:07ジナコ、カルデアのカルナさんと過ごしてて、時折自分を覚えてる言動をする彼にガクブルしながらも「でももうアタシのカルナはいないし…うん、近付きすぎないくらいが丁度良いんだよね。」って思ってたのに、ある日 「オレはいつになったら、素直にお前に会わせて貰えるんだろうな」
2019-10-22 23:41:14と言うまさかの言葉をかけられて思考停止。かーらーのーガネーシャ(真)さんが出張ってくる展開はあると思います。 ガネ(真)「呼ばれたから飛び出てやったわ!こんなサービス滅多に無いんだからね!!ほれ、会いたくて会いたくて震えてたガネーシャ神本人ぞ!(…と思い込ませねば!!)」
2019-10-22 23:41:15カル「いや、オレは確かにガネーシャ神のファンかもしれないが、会いたかったのはガネーシャ神の被り物をしたジナコであって貴方ではない。」 ガネ(真)「あっさり認識阻害の力を突破するでないし、しっかりばっちり依り代の名前呼ぶでないわーーーッッ!!!(号泣)」
2019-10-22 23:41:15ジナコ=カリギリには、見た事のない概念礼装がある。 「ねぇ、マスター」 ある日の周回帰り、概念礼装保管庫。ジナコは珍しく、マスターに付き合って戦闘で使用した礼装を戻しに来ていた。 保管庫にはカルデアで今までに召喚された礼装が規則正しく並べられており、その保有量は正に圧巻、の一言だ。
2019-10-25 12:33:38しかしそんな中、一ヵ所だけぽっかりと空いた部分がある。 「んー?」 「ここには礼装、置かないんスか?」 「あぁ、そこにはね、元々ちゃんと礼装があったんだよ。でもねぇ」 マスターである少女は、そこで一旦言葉を切り、 「何かね、カルナさんがさ。持ってっちゃって全然返してくれないんだー。」
2019-10-25 12:33:38「へ?カルナさんが??」 あの無欲な人が?ジナコの驚いた視線に、マスターは「うん」と頷いて、 「この礼装だけは何枚召喚されても、カルナさんが全部回収してくんだよねぇ。」 「なにそれやばい」 「…何故か召喚した次の瞬間、いつの間にか絶対、私の隣に立っててさぁ…」 「なにそれこわい」
2019-10-25 12:33:38その時のカルナの顔は、いつもとても嬉しそうなのだと言う。いつも鉄面皮な推しに、そんな反応をさせる礼装。興味が湧かないワケがない。 「それ、どんな礼装なんスか?」 「えっとねぇ、」 マスターが、説明しようと口を開いた。ーーーしかし。 「……………あれ?どんなのだったっけ…………?」
2019-10-25 12:33:39ざわり。マスターの言葉に、ジナコの背筋が寒くなる。何故ならこの反応は、 「ご、ごめんねガネーシャさん。何か突然、わかんなくなっちゃった…」 ーーー認識阻害が、正常に働いている時のものだからだ。 疲れてるのかな、と溢すマスターに「…ごめんッス、マスター。ちょっと急用を思い出したから
2019-10-25 12:33:39先に戻るッス!!」 そう言い残し、ジナコは駆け出す。 まさか。まさかまさかまさか。礼装として召喚されているのは。 バタバタバタと、滅多にしない全速力で、 「ーーーカルナさんッッッ!!!」 カルナの部屋に、飛び込んだ。
2019-10-25 12:33:39果たして、彼はそこにはいなかった。初めて訪れるカルナの部屋。こんな心境でなければ、どんなに良かっただろう。 だが、そこには。 壁、一面にーーーーーーー。
2019-10-25 12:33:40「が、ガネーシャさん、いきなりどうしたのかな…」 概念礼装保管庫に一人残されたマスターは、そう言えば、と思い出す。 「…カルナさん、礼装が召喚された時も嬉しそうな顔してたけど…ガネーシャさんが来てくれた時は、それ以上に幸せそうだったんだよねぇ…。」 「それに…」
2019-10-25 12:33:40『マスター。この礼装は、他の者には貸し出さないで欲しい。』 『えっ、カルナさんがそう言う事言うの珍しいね?』 『ああ、オレ自身も驚いている。己が身の内から、こんな衝動が生まれてくるとは。』 『衝動?』 『…いや。気にしないで欲しい。ひどく浅ましく、個人的な事だ。』 『わ、わかった。』
2019-10-25 12:33:40追記:わ、私も一回雰囲気ホラーなカルジナを書いてみたかったんです、などと供述しており………(震) 読んでくださった方々、本当にありがとうございます!!
2019-10-25 14:02:56さっき投稿した話、真面目なまま行くならこの後カルナさんに見つかり、『カルナさんの宝物殿』(中身はお察し)が完成します。 光のカルジナルート(ギャグ)に戻るなら、カルナさんに見つかりますが『説教を受けないと(カルナさんが)出られない部屋』となります。
2019-10-25 14:30:40リボンとゾウさん………。おかしいなあ、あのイラスト他に注目すべき可愛い点が山ほどあるハズなんだけどなあ………。ある一点が強火すぎてなあ………。(目を押さえながら天を仰ぐ)
2019-10-26 19:39:14