クラウド型音楽配信サービスについて

慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所内・金正勲研究会で取り扱ったNews Clippingのツイートをトゥギャりました。是非ご覧ください!
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金正勲研究会 @kimsemi

お久しぶりです。金ゼミアカウントで久しぶりに投稿させていただきます。 本日はまず、音楽×クラウドサービスのNews Clippingを行います。

2011-05-20 10:08:49
金正勲研究会 @kimsemi

概観:ストリーミングサービス=オンライン上で何百万という曲にダウンロードすることなく楽しむことができるサービス。 先日、googleがクラウドを用いて音楽管理サービスを行うことを、3月にはAmazonもそれを発表。

2011-05-20 10:11:11
金正勲研究会 @kimsemi

クラウド音楽サービス①所有型=基本的にハードに保存されるわけではなく、ウェブ上に音楽リストを作成。再生時にはストリーミングで楽しむ。Amazon=Amazon cloud drive Google=music beta by Google

2011-05-20 10:14:43
金正勲研究会 @kimsemi

appleは4月22日に開発を終了との発表。なぜ遅れたのか。Amazonはレーベルとの合意がなく強行。Googleは交渉が難航中。appleは交渉が成功し、これから巻き返しなるか。

2011-05-20 10:16:19
金正勲研究会 @kimsemi

Amazon cloud driveの特徴。音楽のMP3ダウンロード事業の実績がある. Android OSでの提供を予定しており、無料では5Gの容量を提供予定。Amazonでアルバムを買うと20Gに増える。

2011-05-20 10:18:45
金正勲研究会 @kimsemi

Music beta by Google。データセンタなどのクラウドインフラに強み。iTunesやWMPなどのデータも読み取ることができ、Androidマーケットでは映画も想定。Android OSで提供しつつ、試験期間は無料。

2011-05-20 10:19:56
金正勲研究会 @kimsemi

appleのクラウドサービス。ハード、プラットフォームともに音楽分野で主力。レーベルとの調整も成功しており、iTunes music storeと連続的な操作感が使いやすい。

2011-05-20 10:21:25
金正勲研究会 @kimsemi

クラウド音楽サービス②購買型。米国音楽配信ビジネスの動向。90年代半ばからappleが支配的。しかし、コンテンツ流通のクラウド化が進むにつれ、spotifyとqriocityが登場。この2つの共通点3つ。クラウドサービス、無制限のストリーミングサービス、保有の概念を放棄。

2011-05-20 10:24:49
金正勲研究会 @kimsemi

購買型=なんらかの枠組みの中で、毎月の料金を払い契約が有効な期間だけ その枠組みに収まる音楽を好きなだけ聴けること。

2011-05-20 10:25:40
金正勲研究会 @kimsemi

spotifyの概要=音楽に広告をつけることで音楽ストリーミングを無料。範囲は欧州7カ国。しかし、広告料の少なさと、インフラ整備にお金がかかることから有料にシフト? QriocityはSONYが運営、有料でのストリーミング配信。アンドロイドベースでのスマートフォン対応への準備。

2011-05-20 10:28:12
金正勲研究会 @kimsemi

購買型まとめ、無制限のストリーミングと保有の概念の放棄。 Amazonなどの所有型クラウド音楽サービスは自分で購入、所有している楽曲しか聞くことができない。購買型は定額聞き放題ビジネスモデル、所有型は楽曲単位購入ビジネスモデル。

2011-05-20 10:30:52
金正勲研究会 @kimsemi

購買型=なんらかの枠組みの中で、毎月の料金を払い契約が有効な期間だけその枠組みに収まる音楽を好きなだけ聴けること。所有型=自分の持っている楽曲リストを管理し、パソコンで管理するのと同じように使えるようにすること。 どちらが成功するかはわからない、様々なプレイヤーがモデルを模索。

2011-05-20 10:32:45
金正勲研究会 @kimsemi

音楽業界のビジネスモデルの変遷。CDなどに見られるパッケージ型売り切りモデル⇒iTunesなどに見られるダウンロード型売り切りモデル⇒ストリーミング型ストックモデル。 ちなみにAmazonやGoogleが始めようとしているのはコンテンツ預かりモデルと考えることができる。

2011-05-20 10:35:23
金正勲研究会 @kimsemi

所有型クラウド配信サービスは様々なデバイス間の同期の手間を省きつつ、機器内のストレージに頼らなくて済むので、容量の節約になる。つまり、新たな音楽を楽しむスタイルというものを提供するものではない。

2011-05-20 10:37:19
金正勲研究会 @kimsemi

Amazonは既存の音楽のパッケージビジネス、appleは既存の音楽のダウンロードサービスでの成功例があるが、Googleは何も成功例がない。しかし巨大なクラウドサービスという強みがある。Googleは最初は所有型で始めつつも、購買型にシフトしていく可能性があるか?

2011-05-20 10:40:03
金正勲研究会 @kimsemi

購買型クラウドサービスが主流になるならば、その正当性や有用性はどこにあるのか。それはストリーミングにしてしまうと、違法コピーを行うのが難しくなるということ。ユーザーの手元にデータがあると、DRMを強化する等しても違法コピーは行われてしまう。

2011-05-20 10:42:18
金正勲研究会 @kimsemi

さらに売り切り型ビジネスモデルからの脱却も図ることができる。売り切り型(=所有型)「一回売って儲けを得て、はい終了」=明日の保証のない「不安定な」モデル。

2011-05-20 10:44:00
金正勲研究会 @kimsemi

ストック型(=購買型)顧客が利用し続ける限り半永久的な収益=継続して収益を得られる「安定した」モデル+サービスの鞍替えに躊躇する消費者心理=ライバル企業に顧客を奪われることを抑止をすることができる。

2011-05-20 10:44:35
金正勲研究会 @kimsemi

購買型のメリットを3つまとめると、①違法ダウンロードとは基本無縁。②常に競争リスクにさらされる売り切り型モデルからの脱却。③機器間の同期が不要となり、ユーザビリティの向上。

2011-05-20 10:46:35
金正勲研究会 @kimsemi

auが月額1480円で洋楽を中心とした100万曲聞き放題の「リスモ・アンリミテッド」を6月中旬から開始すると発表した。リスモはレーベルが参加しながらローンチすることができたモデルなので訴えられる様なことはないかもしれない。

2011-05-20 10:56:55
金正勲研究会 @kimsemi

しかしMYUTAやまねきTVなどの判例を考えてみるに、レーベルや著作権者に許可をとらないで進めてしまうと、購買型のクラウド音楽サービスは黒に近いものとなる。appleがiTunesで成功したのもしっかりと交渉を行いレーベルに同意してもらうことができたから。

2011-05-20 10:58:44
金正勲研究会 @kimsemi

日本で音楽のクラウド配信サービスを行おうとすると始めにくくなる。なぜなら判例で1度ダメとなってしまうと、企業が萎縮してしまうから。アメリカはそれに対して闘う。日本発の検索エンジンサービスが出遅れたのも、送信可能権などが壁になった。クラウド音楽サービスもこの二の舞になるのでは?

2011-05-20 11:02:58
金正勲研究会 @kimsemi

著作権のもととなってるベルヌ条約=加入してる国は最低ここは守りましょうという部分しか決めていない。死後50年は最低保証しましょうというのはあるが、アメリカは70年にしたりもしている。著作権の世界標準としての統一は抽象的か、ミニマムな部分でしかできないのではないか。

2011-05-20 11:10:09