#東京電力福島第一原発事故 #生業訴訟 第一陣 控訴審結審 弁護士 馬奈木厳太郎先生のツイートまとめ #仙台高裁(2020.2.23作成)

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馬奈木厳太郎(Izutaro MANAGI) @IzutaroManagi

(18)において、十分に尊重されなければなりません。  一審判決は、「原告らの原状回復請求は、本件事故前の状態に戻してほしいとの原告らの切実な思いに基づく請求であって、心情的には理解できる」としました。いま必要なのは、そうした原状回復請求を、心情的なレベルではなく、法的にも実現させる

2020-02-22 22:55:41
馬奈木厳太郎(Izutaro MANAGI) @IzutaroManagi

(19)ための努力なのではないでしょうか。  本件事故を前に、法が何をなしうるのか。事故当時、私は被害の多様さと深刻さに慄きました。本件の被害とは、賠償の原則が原状回復だと考えられてきたことの意味や、差額説の考え方で十分なのかなど、近代法のそもそも論にまで立ち返るような、そして近代法

2020-02-22 22:55:42
馬奈木厳太郎(Izutaro MANAGI) @IzutaroManagi

(20)の目的とは何なのかという、あるべき正義の実現を目指す法律家としてのありようが問われる、そうした問題なのではないでしょうか。そして、そのあるべき正義を実現させるには、裁判官を含め司法を担う法曹の協働とその英知の結集がどうしても必要です。

2020-02-22 22:55:42
馬奈木厳太郎(Izutaro MANAGI) @IzutaroManagi

(21)原状回復請求は、まさにその試金石となるべきものだと考えます。原告らの心からの願いであり、被害者の当然の要求でもある原状回復請求――この声にぜひとも耳を傾けていただきたいと思います。

2020-02-22 22:55:42