それからのことをもうこまかく覚えてないんだけど。私は繰り返していた日々を認識し、とうとう気付いた。「ここはゲームの中の世界なんだ。私たちは、ゲームの中にある村の、村人ABCとか、そういうやつなんだ」って。
2020-02-24 23:11:07
プレイヤーはこの世界の外にいるはずだ。そしておそらく、もうクリアしたのだ。やりこみ要素なのか、懐かしくてまた見たくなったのか、最後にセーブした箇所からまた始める時、私たちの時間はいつもセーブした箇所から始まるのだ。
2020-02-24 23:14:39私たちは、ラスボスと戦う勇者たちの姿が見えない場所にいる。ゲームが終われば電源が切られ、私たちの人生はそこで終わる。数時間後か、数日後か、数年後かはわからない。プレイヤーがまた、セーブ地点から再開する時、私たちの時間は同じところから再開する。
2020-02-24 23:17:01私たちは大人になることはない。憧れた職業に着くこともない。ゲームが終わるまで、一定の時間の幅の中で再生を繰り返しているだけなのだ。
2020-02-24 23:19:23しばらく呆然としていた。誰も信じてくれないかもしれない。でも一人で抱えているにはあまりにも重い現実だった。私は、村で一番偉い人……村長さん?長老さん?に時間を取ってもらい、恐る恐る、そのことを伝えた。
2020-02-24 23:23:13長い髭を蓄えたおじいさんは、何も言わずに全て聞いてくれた。伝えたからとて、どうこうできるものでもない。ただ「そうか……」とだけ言った。
2020-02-24 23:24:11
私視点の夢はそこでプツリと終わり、景色は一気に現代。30代中頃男性が一人、薄暗いブラウン管のテレビに向かい、テレビゲームを始めるところだった。
2020-02-24 23:28:06画面には、ゲームタイトルと New game ▶︎continue の文字。そして前にはなかったはずの、長老からのメッセージ 「15回クリア!おめでとう!」 が表示されていた。 私は、背後霊のようにそのシーンを俯瞰の画角で眺めながら「ああ、こっちが現実だったんだ」と思いながら目が覚めました。
2020-02-24 23:32:18
夢日記の素材について
私の夢は、だいたい記憶の整理や定着のために脳が活動しているところが映像で出ちゃった(テヘ!)というタイプなので、だいたいこの数日間で見聞きした・体験した・考えたことをベースに、ごった煮にしてひっくり返した走馬灯、って感じになります。
2020-02-24 23:36:18
どうも記憶力に難がある。
高解像度なだけでなく、久しぶりにストーリー的にも凝った夢だったので、起きた時は「面白かった〜!」てはしゃいでたんだけど。なんでこんな夢を見たんだろう、何がベースだったんだろうってしばらく考えてて。
2020-02-24 23:38:10そうしたらねえ、気付いちゃったんですよ。最近の私の忘れっぷりです。どんなに考えても、勉強しても、努力しても、改善に取り組んでも。一定のところに来たら、まるでゼロベースのところまで戻ってしまう。
2020-02-24 23:39:30いまやりたいと考えていることを、数年前にも考え尽くして山のような手書きのメモが残っていたり、アドバイスの通りにやれば解決したものが、何年経ってもそれができるようにならないまま、同じ立ち位置にいたり。
2020-02-24 23:40:39時間はもう、5年も10年も進んでいるのに、私はまだ、スタートから数年目のところから、全然動いていない。セーブポイントまで戻ってしまう。これがゲームならまだよかった。頭の中はかわらないのに、体はもう10年分ぐらい年を取ってしまった。
2020-02-24 23:42:24何ヶ月お休みをもらったところで、あれこれ試したところで、頭の様子も変わらないしね。それがね、ここんとこ、結構ショックでね。きっと夢でもまんま出ちゃったんだなあと( ㆆ ㆆ)
2020-02-24 23:44:30『一人でやりきれないことは手伝ってもらえばいい』という話はね。もうスタートして2年目には出てたし、意識もしてたし、なんとかしようとしてたのよ。してたはずなのよ。でも今12年?13年?生まれた子供が中学生になったからね!(※人のうちの子です)
2020-02-24 23:46:55