ペダン星人大いに動揺す ~ウルトラ警備隊西へ後日譚妄想~

特撮ドラマ『ウルトラセブン(`67)』の傑作篇「ウルトラ警備隊西へ(全後編)」の“その後”を、ペダン星人の側から妄想する。 ※粗筋 高度な文明が存在するとは知らず、地球はペダン星に観測ロケットを打ち込んだ。ペダン星人はこれを侵略の尖兵だと判断。報復を宣告し、先ずスーパーロボット・キングジョーによる攻撃を開始した。地球人にも非があるとするペダン星人をウルトラセブンが説得。彼の仲介によって一旦は矛を収める約束が結ばれた。が、地球に魅力を感じたペダン星人は取り決めを破って攻撃を再開。あらゆる超兵器を弾き返すキングジョーに、さしものセブンも危機に陥る。しかし地球人は新兵器ライトンR30の開発に成功。これによってキングジョーは撃破された。キングジョーを失ったペダン星の侵略船団は、地球攻撃中止の判断を下し、本星に引き返したのだった。
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囚人番号6 @F4EJ2Phantom

ペダン星人の地球攻撃には確かに、彼らからすれば「侵略ではなく報復である」と言い切れる事由があった。子供心にそれが良かった。が、地球に十分な反撃能力がないと知ると、発端が誤解であると分かったにも関わらず、本星船団に先んじてのキングジョーによる攻撃を続行した。これって所謂現地軍の→

2020-02-24 10:12:55
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→暴走だと思うんだよね。実際、キングジョー内部で司令官らしきペダン星人が、ダンとの約束を反故にすることを、本星に諮ることなく決めている。で、結果、セブンの怒りを買った上に、地球人にライトンR30を開発・完成を成さしめてしまう。キングジョーが撃破されたら本星船団は地球に→

2020-02-24 10:16:25
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→到達するまえに危険を悟り(それほどまでに、彼らにとってライトンR30は危険な物なのだろう)、踵を返してRTBしていく。船団はキングジョー撃破を観測できる空間まで来ていなかったので、たぶんキングジョー隊とは別行動の潜入班がおり、彼らからの報告を受けたのだろうと推論する。→

2020-02-24 10:19:23
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→ペダン星からすれば「やべぇ! 俺らを侵略するつもりらしい地球人が、切り札のスーパーロボットを撃破できる兵器の開発に成功しやがった!! 攻撃されたらヤバい!!!」という状況であり、すぐさま本星防衛力の強化に取りかかったと思う。一方地球に残された潜入班は、引き続き情報の収集と→

2020-02-24 10:22:46
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→本星への報告に従事したのではないだろうか。別命がなくば任務を続行するのが工作員というものだからだ。で、地球・日本は民主主義だからして、要人暗殺から始まったペダン星人絡みの侵略事件の概要は、世間に発表されたと思う。当然、軍機に関わる部分はマスクした上で、だろうが。→

2020-02-24 10:25:49
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→そこで事件のそもそもの発端は、ペダン星人が地球の観測ロケットを侵略の尖兵だと勘違いしたからだ、との説明も行われたはずだ(そしてそれもペダン星に報告されているはず)。むろん、交戦相手の言い分を丸ごと信じるなどあり得ない。が、潜入班がどんどん送ってくる地球に関する情報、特に→

2020-02-24 10:28:29
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→宇宙進出に関する情報を精査していくにつれ、さすがのペダン星人も「・・・もしかして、地球人の言ってることってホントなんじゃね?」と考え始める。というのは、人類は確かに防衛力の点ではかなり高い技術を誇るが、宇宙進出に関しては、精々月面に小規模な基地を建設する程度だからだ。→

2020-02-24 10:31:08
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→自分トコの星系さえ満足に開発できない種族が、どうして他の恒星系を侵略するのか。技術的に無理筋であり、また、経済的にも意味がないことに、恒星間航行が可能な文明を持つペダン星人が気づかないわけがない。ここでペダン星はクールダウンの段階に進む。で、さらなる潜入班からの報告で→

2020-02-24 10:34:19
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→ライトンR30の実戦投入をダメ押ししたのは、こともあろうに派遣部隊の「地球/M78星雲人との停戦約定を破った背信行為」にあると知る。ペダン星は驚愕に包まれた。星間戦争が日常茶飯事だからこそ「結んだ約定を守る」という、他勢力からの評価・信用は欠かせないからだ。→

2020-02-24 10:38:16
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→しかも地球やペダン星が位置する天の川銀河ではない、別の銀河宇宙ーーM78星雲人(近年、こちらの宇宙に観測者を派遣している油断ならない未知の勢力)まで関わっているなんて! さぞかし「そんな報告、派遣部隊から聞いてないぞ!?」「責任者を呼べ!」という叫びや怒号が飛び交ったことだろう。→

2020-02-24 10:41:08
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→地球人自体は怖くない。連中に恒星間航行技術が必要不可欠な恒星間侵略など無理だからだ。しかしM78星雲(光の国)は違う。連中は同じ恒星間文明ではあるが、身体能力を始め、様々な点で脅威になり得る。今回のことを口実に、連中の魔手が我々ペダン星に及んだら・・・。ペダン星指導部は→

2020-02-24 10:43:53
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→ゾっとしただろう。ならばどうする? 喧々諤々の議論が交わされたが、それに終止符を打ったのは、またもや地球潜入班からの報告であった。どうやら地球人は、自分たちの観測行為は軽率で、自らにも一定の非があると考えているらしい。ここに交渉の余地があると考えた指導部は、光の国がこの件に→

2020-02-24 10:47:43
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→介入したり、彼らから地球に恒星間航行技術が供与されないうち、つまりペダン星にアドバンテージが存在するいまのうちに、地球との関係を修復・改善しようという方針を決定した。その後通信による事前交渉が行われた後、ペダン星は地球に特使を派遣。正式に派遣部隊の暴走を謝罪し、→

2020-02-24 10:51:33
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

→数度の交渉を重ねた結果、不可侵条項を含むわ新協定を結ぶに至ったのであった。 一気に妄想を吐き出したw

2020-02-24 10:53:27
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

↓ ゾフィ「ベムラーが別件の証人になるかもしれないってンだよ。だからベムラーを連れて戻って来いってさ。で? ベムラー、怪獣墓場にいなかったけど、どこにいるの?」 マン「いや、あの、その・・・スペシウムで爆殺した」 ゾフィ「はあ? 何があったんだよ、一体!?」

2020-02-24 14:28:30
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

実は地球とペダン星の和解は、これでは終わりではないのじゃ(浅草氏調で)。 twitter.com/kurihiroshi/st…

2020-02-24 21:54:39
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

@ts555ll ペダン星人が交渉を持ち掛けて来ても、実は地球側に窓口がないんですよ。地球防衛軍の任務に<外交>はないはず。かといって、地球には惑星全体の意思を代表する統一政府は存在しないわけで。

2020-02-24 22:06:26
囚人番号6 @F4EJ2Phantom

TDFはあくまで軍事組織であり、外交権は持っていないのダ。 twitter.com/tomzoooo/statu…

2020-02-24 22:31:42
トム @tomzoooo

「その案をキュラソ星に提案してみては」「そりゃあいいや、ハハハハハ・・・」→数日後「そういえばアレ、提案しました?」「ミズノ隊員がするんじゃなかったのかね?」「いやキリヤマ隊長でしょ、こういう場合」「言い出したのマナベ参謀でしょ?」結局、友好関係が結ばれることは無かったのだ! twitter.com/F4EJ2Phantom/s…

2020-02-24 22:27:12