観劇報告書Selection⑨【南山大学演劇部HI-SECO企画】

443.75kmという演目になります。題名の由来は未だにさっぱりわかってません。(←わからんのかい)ちなみにこの作品は台本がすでに公開されてますが、あえて読まずに観たまんま書いてます。(←ちったぁ読まんかい)
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MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【これからこれ観ます!🧐】 ★443.75km(南山大学演劇部HI-SECO企画) 卒業公演というヤツですかね? それではガン○ムファイトぉぉぉーーー!!! レディぃぃーゴォー!!!ヾ(・ω・*)ノ #ちなみにこの時間帯だと裏番組もちょうど確かハイセコだったりする #全国学生演劇祭は明日 #正体不明な観劇レポ pic.twitter.com/8XFGgM4hRa

2020-02-22 17:49:18
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MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!😁】 【443.75km】(南山大学演劇部HI-SECO企画) 卒業公演だからきっとそれにちなんだもの入れてくるんだろうなぁ〜とか思ってたんだけど結構最後らへんスゴいとこへ話が行ってたような…戯曲ってのはまったく面白い。 ま、125分?と少々長めかも→#正体不明な観劇レポ#ハイセコ443 pic.twitter.com/FQYe6DlNfH

2020-02-22 22:59:43
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MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!😁】 【443.75km】(南山大学演劇部HI-SECO企画) →だけど登場人物の動作や喋る台詞を眺めつつ、「結局、何者だったんだろ?」「あの場面ってなんだったんだ!?」とかなんとか、アレコレ考えてたらいつの間にか終わってたってのが率直ですね。#正体不明な観劇レポ #ハイセコ443 pic.twitter.com/9jVgXkbc00

2020-02-22 22:59:47
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キャストはまぁこんな感じで。(※フライヤー参照)

MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!😁】 【443.75km】(南山大学演劇部HI-SECO企画) なお、作品自体は決して明るくなくてどっちか言えば重たくて暗いんだけど、あんまり変にこねくり回して極端にわかりにくかったとか、悲惨さばかりが強調って訳でもなかったので観やすかったです。#正体不明な観劇レポ #ハイセコ443 pic.twitter.com/badbHbM095

2020-02-22 22:59:50
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結構、序盤から謎だらけでしてね。舞台上に貼られたトラロープ?、背もたれが舞台手前に来ると人が座ってるのか座ってないのかよくわからない揺り椅子、余所者が連中がどーだのとか言って不安気に苛立ちながら携帯でせわしなく電話する赤いジャンパーの男、それを眺める今や絶滅危惧種に近い駄菓子屋の店主…にしてはやけに若い女店主、そこに現れる別の謎の若い女となんだか卑屈っぽい黒ずくめの男…しかも謎の若い女は黒ずくめの男以外は見えてない!?…幽霊!?…2人まとめてか?。でも黒ずくめの男はみんな見えてるのか…話がもうすでに読めてこないぞぉ…。(←謎の女だけが幽霊だったのですがその地に残ったそれこそ残留思念体って印象でした)

いや、黒ずくめの男とか早早と言ってしまったけど、そもそも男で良いのか?これ?、(←まっ良いか、そういうことにしておこう)しかも、たぶん人ではないよなぁ…。ただ劇中の通り泥棒ではあるのよねぇ。人の消したくない記憶を盗んでしまうという意味では。でも盗んでいるという言い方も間違いかもしんないねぇ。そうねぇ、どっちか言えばこの人の印象って塗り潰して人の頭の中から記憶という文字か文章あたりを消してしまってる存在って感じかなぁ、それこそ思い出せないくらい真っ黒に。あーだから終盤で戯曲がどーのって台詞があったのか…。(←と勝手に納得する)

それと、駄菓子の女店主ってこの話の終盤あたりに「なんでこの店やってるかわかんない」とか言ってたけど、結局、何だったんだろ?この人って。記憶喪失なのかなぁ…正直よくわかんない…。まぁただ、この人見てるとお仕事なんかで、やりたいことを職業にしたは良いが、その後自分を見失った人とか、別にやりたい仕事とかないし、働きたくもないんだけどとりま就職した人って感じはしたけどねぇ…どうなんでしょうね?。

脱線しました。話戻してと、更にその携帯してる男の傍らでやたら寒がる青いジャンパー着た男がいて、海の向こう側だろうか何もないところの煙なるものが見えるだの見えないだのってみんなで言ってる訳なのよねぇ。でもそもそも煙ってなによ?火葬場狼煙的な何かなんだろうか?ただ、この煙と余所者で何か変なことが起きてるのは確かな様で。でも余所者ってなによ?この黒ずくめの男か謎の女のこと?…で結局あなた方はどなた様?、あー謎は深まるばかり。

そして中盤あたりになると駅前で街宣活動かなんかやってて、一人の男がしどろもどろで謝罪会見やってて、聴衆が罵詈雑言浴びせたり、別の聴衆が動画撮ったりしてんのね。でもその野次も参加メンバー同士結婚がどーのとか雑談しながらだから半ば習慣化してる様な感じだし真剣にやってる様には見えないのよねぇ。ただなんとなくやってるみたいな?動画は興味本位よねぇ、完全に。そういや、本編では形見の指輪無くした人がいて、何かの偶然で誰かの元に行ってたみたいだけど。形見、結婚、あーなるほどね、巡り巡って順番にってヤツね、卒業もみんな順番だからねぇ、留年は別として笑。

んで、終盤になると駄菓子屋の動画撮りに先生なるものが出てくるですよねぇ。真っ白なカッパに身を包んだ…あー防護服なのね、これ。まぁこれだけ見ると昔あったどこぞの宗教の尊師あたりにしか見えないんですけどね笑。なんだかありがたがってる人もいれば余所者だとか言って毛嫌いしてる人もいますねぇ。新しい物とかってすぐ受け入れられる人もいれば全然そうじゃない人もいるとか言うけどまさにそれだけねぇ。アッでもほんとに動画撮ってるっぽい。(←ガチで起動してたボソッ)

そういや青いジャンパーの男と赤いジャンパーの男と並んでた場面あったけど、なんだか防護服の白が何も事情を知らない人の象徴って感じはしますねぇ。ところで話は変わるんだけど、本編中ずっと駄菓子屋の女店主の傍らに控えてるこの人って…?…人じゃないよなぁ?人の言葉喋ってるけど相手により吠えたり懐いたりしてるとこ見るとペットか何かかなぁ?まぁきっとそんな存在なんだろうなぁ…?

それにしても、先生、先生って劇中で言ってるけど一体全体ほんとに「先生」だったのだろうかなぁ…?この人って。これ誰かしらが先生って呼んでるからみんな先生って目で見てるけど、これ無かったら単なる白装束というか防護服着た怪しい人だよなぁ。まぁ、世の中ってのは肩書で動いてるからねぇ、学生という肩書、会社員という肩書、父、母、子供とね、なんか身分証みたい笑。

また脱線した。で最後は、それらの伏線が総て除染作業のための立ち退きであることが判明するのね。あーつまり原発事故後の話だった訳ですね。まだ先だ、先だ。そんなこと受け入れないぞ、そんなことあるわけない、とかなんとか学生生活みたくよろしく半ば他人事の様に思ってたら、いきなりというか、ついにその日が来てしまったという…なんだか死刑執行日みたい。という訳で全員その地域からいなくなるのよね。

そう…そこでの自分の思い出の品々やそこで亡くなった人の想いみたいのを総て置き去りにしてね。抵抗した者は容赦なく殺されたっぽい…問答無用ってことか…その最中に鳴り響く軍靴?の音が何気に不気味…。なんだかあんま言いたかないけど、憲法第9条改正後の日本を暗示するかの様で薄気味悪いなぁ。そういや冒頭から機械音鳴り響いてたけどあれは一体…? あ、いきなり舞台装置バラされちゃったよ…。あー忘れるって、忘れ去られるってそういうことかぁ…そこに何が立ってたとか、置いてあったかなんて撤去しちゃえばもうわからんし、暫く経つとなんだったっけ?みたいな感じで思い出せないしねぇ、舞台や公演だってそれは同じだもんね、台本だけはあとの世代にも遺せるけど他はそうはいかないもんねぇ。

ちなみに退去させられる場所が劇団で、劇中で言うところの余所者が演劇という自分たちのテリトリーを侵すという意味で大学か社会あたり?、で解体される建造物が舞台装置消える記憶が観た公演そのものってことですかね。

あー、たぶんこの作者ってきっと演劇することが日常だった、生活の一部だったんだろうなぁ、好きだったんだろうなぁ…このまま演劇やっていたかったのに卒業になったってことで、今までみたいに自由にやれなくなる寂しさみたいのがなんとなく作品からも感じ取れるもん、あくまでもなんとなくだけど。

だとしたら切り口がこれまた全く想像しないところから来たって感じがしなくもないですね、にしても、同じ卒業公演でも作者それぞれみんな毛色というか発想が全く違うってのが何より面白い、よー思いつくわ笑。

ではこのくらいで終わります。またいつかどこかの劇場でお会いしましょう!(←いいのか?こんなんで)