ソルジャーの余暇の有効活用の可能性について

街(うら) @pafekoh

ザ「あーっ！報告書書くのニガテだなー終わんないなー！（チラッ）」　セ「（無視）」　ザ「・・・セフィロスさ「ことわる」　ザ「まだ何も言ってないじゃん！」　セ「それはすまない。手伝って欲しいというなら願い下げだが、用件はなんだ？」　ザ「・・・いいじゃんこういうのトクイなんだから」

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ザ「大体これ一緒に行ったミッションじゃん！俺じゃなくて優秀な英雄さんの報告書のが絶対おエラ方も喜ぶと思うんだけど」　セ「・・・おまえは1STになりたくないのか」　ザ「そりゃあなりたいさ！せめてあんたに並び立ちたいもんね」　セ「それなら。1STが報告書のひとつも書けなくてどうする」

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ザ「・・・・え」　セ「おまえは戦闘面では十分1STと互角の実力がある。後は指揮役としての目線、それから書類仕事も付いてくる」　ザ「え、え、何！？俺のために！？心を鬼にしちゃって！？」　セ「・・・言っておくが、書けばいいというものではないからな。おまえは観察眼はあるのだから、」

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ザ「こ、これさえ書けば・・・1ST・・・俺ってやっぱすごい！？うおおー燃えてきたー！！（ガリガリガリ）」　セ「期待している。ハイデッカーのチェックは面倒だが、おまえならできる」　ザ「うん！頑張るよ！ありがとうセフィロス！！（猛然と机に向かう）」

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セ「・・・・・・・・・・あまりにもハイデッカーの相手が面倒なのでザックスに丸投げしたんだが、微妙に心が痛む、な・・・俺にも良心なんてものがまだ存在していたのか・・・クックックッ」

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そしてテンションあがったザックスが初めて提出した報告書は思った以上の出来のひどさで、結局指揮官セフィロスちゃんがハイデッカーに散々怒られ嫌味を言われる羽目になったのでした。ちゃんちゃん★

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っつうかさっきの話余暇の使い方が下手なザックスの話にするつもりだったのに・・・あれ・・・でもザックス、暇があったら女の子とデートしてるか友人ズと飲みに行ってるかしてるかスクワットしてるかなあ。暇って苦手そうだよね。でも課題はためるタイプだよね？クラウドはこつこつやる・・・かな？

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セフィのが戦争終結後暇の使い方を知らないかもね。ワーカホリックっていうか趣味なさそう。

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ザ「……終わんない」　セ「締め切りは伸びないぞ。あれでラザードは厳しい」　ザ「あーなんでこんなコトに！や俺が悪いんだけど！」　セ「何故前もってやっておかないんだ。大した報告書ではないだろう」　ザ「俺にとってはじゅーぶん大変なんだけど……前もって、ね。わかっちゃいるんだけどなあー」

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セ「わかっているなら、」　ザ「あーもースイマセンって。でもここまでは書けてるんだ、ちゃんと終わらせるから見てろよっ」　セ「（ザックスが指差した書類の進捗状況を見、時計を見て絶句）……終わる、のか？出来が悪いと明日の休日返上で書きなおしだぞ」　ザ「！！！？え、ま、マジで言ってる？」

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セ「当然だろう。与えられた仕事をこなさなかったのはおまえなのだから」　ザ「う゛……か、返すコトバもありません……そっか、明日ね……（うなだれる）」　セ「どうした？何かあるのか？」　ザ「い、いや、たいしたことじゃない、から、ヘーキヘーキ、ゼンゼン（笑う、が明らかにひきつってる）」　

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セ「そういえば……明日はLOVELESSの舞台の公演初日だったか」　ザ「ぎくっ」　セ「プラチナチケットらしいな。おまえ……取れたと大騒ぎしていなかったか」　ザ「ぎくぎくっ」　セ「絶対決めてやる、とか」　ザ「……よ、よく覚えてんのね……」　セ「おまえがあまりに嬉しそうだったからな」

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ザ「（う、優しい顔）……そ、そう」　セ「舞台は何時からだ？」　ザ「……三時」　セ「再提出したとして、間に合う時間ではない、か……しかたない」　ザ「え？」　セ「手伝ってやる。……言っておくが、今回だけだぞ」　ザ「えっ！？い、いいって、自分の始末くらい自分でつける。彼女には、謝るし」

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セ「絶対に落としたい、んだろう？それに、明日の晩、悲嘆にくれるおまえを慰めるよりは、今手伝った方がいい。フラれたおまえは面倒なんだ」　ザ「……セフィロス。あんたほんとサイッコー！！女なら絶対ほっとかないのに！」　セ「（笑んで）さあ、そうと決まったら一秒でも時間が惜しい。資料を。」

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友情たまらんです＾ｑ＾ＣＣセフィはいいこだし子犬ちゃんは素直。そしてノーマルくさい（笑）そしてワーカホリックなセフィロスはまったく書けませんでしたね！多分このセフィはザックスのこと大好きだと思う＾ｑ＾友情でも愛情でもいいけどうふふ

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セ「（翌日昼。セフィさんも休暇だったり。することもなく本を読んでるがいまいち内容が頭に入らない。朝にルンルンで出かけて行ったザックスは今頃彼女とランチでも楽しんでいるんだろうかなんて考えちゃう、と、いささか乱暴にドアが開く音）……誰だ？」　ザ「誰って、……俺しかいないでしょ」

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セ「……どう、したんだ」　ザ「……ふられた。前の彼氏がヨリ、戻そうって言ってきたって。ちゅーとハンパな気持ちであなたに会えないって。ごめんなさいって、その顔があんまり真剣で、泣きそうなの堪えてて、モトカレに本気なのがすっごい伝わってきてなーんか、なんも言えなくって。……ごめん」

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セ「オレに、謝る必要は」　ザ「いやほら、せっかく手伝ってくれたのに、結局グチって、……うわ、ほんとオレ、メンドーだ」　セ「ちがう、あれはそんなつもりじゃ」　ザ「ごめん。……頭冷やしてくるわ」　セ「（思わず手をつかんじゃう）……ま、て」　ザ「ほんとあんた、優しいねえ。惚れちゃいそ」

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セ「オレは、アンジールのような的確な助言も、ジェネシスのように綺麗な表現の言葉もかけてやれない、けれど、せめて、話を聞くぐらいなら」　ザ「……」　セ「……いや。オレでは駄目だな。すまない。オレには、あまりこういった経験がないから……」　ザ「（ぷっ）……経験？そーなの？」

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ザ「あんたみたいにキレーで強くて有名だったら、俺なんかよりずーっとカワイイおねえちゃんにモテモテだと思うけど」　セ「そんなことはない。男としては、おまえの方がずっと魅力的だろう」　ザ「まー確かに、浮いたハナシとか聞かないけどさ。休みの日とか、俺が来るまでどんな風にすごしてた訳？」

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セ「どんな風に……？」　ザ「そ。いくらあんただって彼女のひとりやふたり、このひろーいお部屋に呼んだりデートしたりしてたんでしょ？あんま想像つかないけど。今後のタメに教えてよ」　セ「？戦争中はほとんど自室に帰ることはなかったし、……特定の女性と親しくしたこともない」　ザ「……は？」

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セ「戦争が終結して、休暇、というものが与えられるようになったのが最近で……正直、もてあましていたな（自重気味に）」　ザ「……ね、セフィロス。俺のグチ、まだ山ほどあるんだけど。付き合ってくれる気、ある？」　セ「（微笑って）……それは、俺にしてはわるくない休暇の過ごし方かもしれない」

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ザ「よしセフィロス！そうと決まったら着替えて！」　セ「？着替える？どこかに出かけるのか？この恰好では」　ザ「ダメダメ！天下のLOVELESSの初公演日だよ？英雄さんが、おめかししないと笑われちゃうって」　セ「？？」　ザ「フラれちゃった憐れな男の愚痴聞き代金前払いっ！ほらほらっ！」

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ザ「このプラチナチケット、ちょっぴし悪い手使って勝ったから高かったんだぞー。今日は飲み明かすから、ギブアップとかナシな！」　セ「（ぱちくりして、ザックスのカラ元気にすこし顔を曇らせるも合わせて笑って）オレは生憎酒には強いんだ。お手柔らかにたのみたい」　

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ザ「あんたほんとに最高！ルックスもいいわ腕は立つわ頭はいいわで性格もいいって……マジで女の子たち見る目ないって」　セ「そんなことを言うのはおまえが初めてだ。おまえは本当に変な奴だな（着替えながら、びっくりするほど優しい顔）」　ザ「（ドキッ）へ、変って……ってかドキってなんだよ！」