クレヨンハウスの原発勉強会「食べものと放射能のはなし」 覚え書き

6/11に表参道クレヨンハウスで開催された原発とエネルギーを学ぶ朝の教室・第2回「食べものと放射能のはなし」 に参加しました。 講師の安田節子先生、落合恵子さん並びにクレヨンハウスのスタッフの皆様、貴重な学びの機会をありがとうございました。
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のらうるふ @ehonwolf

さて、昨朝はクレヨンハウスの原発とエネルギーを学ぶ朝の教室・第2回「食べものと放射能のはなし」 に参加。講師は食政策センタービジョン21代表の安田節子さんでした。とても分かりやすく実用的な話がたくさん聞けたので、レジュメと私のメモを元に要点のおさらいツイートしてみます。

2011-06-12 00:21:35
のらうるふ @ehonwolf

放射線に「安全線量」はない どんなに微量でも、細胞を損傷する。

2011-06-12 00:24:32
のらうるふ @ehonwolf

「ただちに影響はない」というのは「しばらくすると影響が出る」と同義である。

2011-06-12 00:22:56
のらうるふ @ehonwolf

今後も水蒸気爆発が起こる可能性は否定できない。もし爆発が起こったらまず風向きをチェックし、風向きに対し直角の方向へ逃げること。雨に濡れないこと。マスクを常備し、使用時はできれば濡れたガーゼなどをはさむとよい。

2011-06-12 00:30:16
のらうるふ @ehonwolf

成長期には甲状腺ホルモンがたくさん出る→甲状腺が活発に働く子どもは、特に放射線の影響を受けやすい。

2011-06-12 00:34:18
のらうるふ @ehonwolf

ヨウ化カリウム剤は日本では市販されていないが、個人輸入で入手可能。しかし数量制限があり一人で3シート以上(?)購入すると税関で没収・廃棄される。

2011-06-12 00:39:06
のらうるふ @ehonwolf

体内被曝は94%が食べ物、5%が飲み物、1%が空気から取り込まれる。

2011-06-12 00:40:26
のらうるふ @ehonwolf

セシウム・ストロンチウムはいずれも半減期が約30年だが、性質が異なるので体内で蓄積される場所が違う。セシウムはカリウムと性質が似ていて体内に入ると全身の筋肉や生殖器に集まりやすく、ストロンチウムはカルシウムと同様で体内に取り込むと骨に蓄積される。

2011-06-12 00:46:03
のらうるふ @ehonwolf

水道水の汚染について…ヨウ素は浄水場で除去されにくく、50%以上が浄化系を潜り抜けて水道水へ。公表される検査結果は、基準値以下だと数値を出さないだけで、決して「不検出=ゼロ」ではない。基準値以下でも実際の計測値を公表するよう声をあげていく必要がある。

2011-06-12 00:50:47
のらうるふ @ehonwolf

食品の加工や調理による放射性物質軽減策について。穀物(米・麦)の場合、多くが外皮(籾)に多く含まれる→精米・製粉でかなり除去できる。玄米の胚芽にも含まれるが、やたらと除去するより安全な玄米から豊富なミネラル類を摂取することの方が重要。

2011-06-12 00:59:05
のらうるふ @ehonwolf

野菜は水洗い(セシウムは水溶性)→湯がき→水さらし処理が基本。根菜ならば皮むきと塩ゆでが有効。ピクルス等の酸漬けは放射性降下物の90%を除去できる。酢漬け・塩漬けが良いのは水分と一緒に毒性物質を除去できるから。同様に乾物も水分除去済みなので比較的安全。

2011-06-12 01:06:03
のらうるふ @ehonwolf

放射能を「取り込みにくい」野菜から「取り込みやすい」野菜の順・・キャベツ→キュウリ→ズッキーニ→トマト→玉ねぎ→パプリカ→にんにく→ジャガイモ→人参→大根→豆→ほうれん草

2011-06-12 01:08:49
のらうるふ @ehonwolf

放射能を「取り込みにくい」果実・・リンゴ、ナシ、アンズ、イチゴ、サクランボ、ラズベリー、白スグリ  「取り込みやすい」果実・・主にベリー類/赤スグリ、黒スグリ、西洋スグリ(グースベリー)、ブルーベリー、クランベリー、クロマメノキ、コケモモ

2011-06-12 01:13:09
のらうるふ @ehonwolf

牛乳に関して。ストロンチウム、セシウム、ヨウ素の8割は脱脂乳に移行。バターへの移行は僅か1〜4%、脱脂乳を乳酸処理して得たチーズ(フレッシュチーズ)は2〜6%が移行。放射性核種の大部分はホエー(乳清)に残る。ヨーグルトは水切りしてホエーをできるだけ抜いてから食べると良い。

2011-06-12 01:17:40
のらうるふ @ehonwolf

水産物に関して。放射性核種は概して魚の内臓及び骨に集まるので予め除去することでかなり軽減できる。魚肉に含まれる分も調理における水洗や煮沸によって減少する。調理・加工による除去率の高いもの→魚の身、イカタコ、二枚貝の身  低い(除去が難しい)もの→魚の骨、貝殻、甲殻類、棘皮類、褐藻

2011-06-12 01:27:47
のらうるふ @ehonwolf

大型肉食魚の生物濃縮について。チェルノブイリの場合、事故の1年後がピークだったというデータがある。また淡水魚は生息環境の閉鎖性により汚染度が高くなる場合も。

2011-06-12 01:31:08
のらうるふ @ehonwolf

食生活のキーポイントは「取り込みを防ぐ」&「排泄を促す」食べないだけではダメな理由:放射性物質は非放射性の相対物質と構造がよく似ている為、不足した栄養素があるとそれに相対する放射性物質を身体が吸収しやすくなる。例:カリウム不足→セシウムを吸収、カルシウム不足→ストロンチウムを吸収

2011-06-12 01:38:43
のらうるふ @ehonwolf

細胞が必要とする必須栄養素を食事から充分とっていれば、それだけ放射性物質を取り込みにくい&排泄しやすい身体になると思われる。玄米菜食中心の昔ながらの和食は最高の高ミネラル食。

2011-06-12 01:42:54
のらうるふ @ehonwolf

カリウムを多く含む食品は野菜・果物・豆類。なかでも小豆は天然カリウム含有量が高い(乾燥あずき100gで約1500mg)。カリウムは加熱に弱いが小豆なら茹でても1/3程度は摂取できる。成人の一日に必要なカリウム量は約2000mg。バナナ100g中のカリウムは350〜360mg程度。

2011-06-12 01:50:02
のらうるふ @ehonwolf

排泄を促進する食べ物:リンゴ、柑橘類に多い「ペクチン」は放射性物質を絡みつけて排出する働きがある。

2011-06-12 01:56:06
のらうるふ @ehonwolf

落合恵子さんの閉会挨拶要約:風評被害ではなく既に実害。ならば消費者と生産者がリスクを負って支え合うのではなく、国と東電にきっちり責任をとってもらうのが筋。その為にも私たち消費者がもっと声をあげていく必要がある。そんな時にシラッとPC監視法が可決されるこの国の政治にも問題意識を!

2011-06-12 02:10:44
のらうるふ @ehonwolf

以上、復習おわり。なお一連のツイートは昨日の勉強会を経ての私個人の覚え書きなので、聞き間違いや解釈の勘違いが含まれている可能性があります。私は専門家ではないので鵜呑みにせず各自で詳細は確認してください。なお、落合恵子さんの関連ブログはこちら→ http://ow.ly/5fxDL

2011-06-12 02:20:22
のらうるふ @ehonwolf

.@picture_book_cw ほとんど食べ物からなんだ!ということで、誰かが「だったら食べる絶対量を減らせばいいんじゃね?」てなことをRTしてくれてましたが、確かにただでさえ日本は飽食大国だったんですから、食べ過ぎを改めるのが一番簡単で確実な内部被爆回避になりますね。

2011-06-13 00:06:20
のらうるふ @ehonwolf

.@indian66424 原発モーニングスタディはまだまだ企画が続いていますよ。興味のある回だけ受講できますので、足を運んでみては。詳しくはクレヨンハウスHPにて→ http://ow.ly/5fPLD

2011-06-12 23:41:26
のらうるふ @ehonwolf

情報感謝です。資料を転記したので私にも不明ですが、参照記事を発見しました http://ow.ly/5fS3d RT @uta_oo: キャベツは逆に取り込みやすいという情報が最新では?RT @ehonwolf: http://togetter.com/li/147599

2011-06-13 01:36:18