あ、ちなみに「ヘイトもの」ってのは、その名の通りHate(憎悪)ものです。くくりとしてはアンチなんだけど、その中でも強烈なものをさします 例えばシンジとか、見ようによってはもろDV被害者じゃないですか。ゼロ魔のサイトもね 彼女らを「断罪」する系の話ってのが、ニッチジャンルとして存在してた
2020-03-03 00:48:46昔の暴力系ヒロインってのは「主人公に明確な落ち度がある」ので殴ってたりしたのが、時代と共に「そんなにないのに責める、殴る」とかに移行していったんですよね。まあ大体ラブひなあたりが一番象徴的かなと思うけど。2000〜2010がピークかなあ そうすると当然反発もおきてきて、それがHate系
2020-03-03 00:53:36パワハラ幼馴染って要するに旧来の暴力ヒロインのことなのね 理不尽な暴力を振るう癖に何の報いも受けないどころか理不尽に大勝利する作品が10年くらい前やたら多かった反動が今頃きたのかね
2020-03-03 12:18:44やはり一昔前に流行ったやつだったか。ハルヒ虐待とかあったなぁ(極一部過ぎる界隈のネタ) twitter.com/takenokokun052…
2020-03-02 20:35:15なんか、ギャグ基調のお話のツンデレさんが肋骨へし折ってくるのをそのまま受け取って 設定段階で「異常者」扱いしてる二次創作を見たときはもやもやした。
2020-03-03 14:35:42あくまで個人的意見なんだけど、なろうのランキングに幼馴染絶縁ものが台頭してきてて悲しい。幼馴染の女の子をクズに書くのも嫌だしその子を振った途端不自然にモテ始めるのもなんだかな…というかそもそも私はアンチヘイトものが嫌いなので近いし人間を悪しくするのが駄目…これが今の流行か…
2020-03-03 12:29:04主人公に幼馴染がいる。というのはWeb小説でもラノベでもテンプレと言っても過言ではない設定である。 しかし、なろうでは他にはない独自の文化が醸成された。流行の最先端、性癖の極致、それらを兼ね備えるなろうが今回生み出したもの──それが、「幼馴染ざまぁ」である。
2020-03-03 12:51:15ラノベなどに登場する「幼馴染」の立ち位置にいるキャラクター、特に女性キャラに関しては所謂「負けヒロイン」になることが大半だ。具体的な名前を挙げるとそのファンの方々の気を害してしまうので明言は避けるが、「幼馴染は負けヒロイン」という考えは最早創作界隈において一般常識となっている。
2020-03-03 12:54:12そしてなろうでは、その「負けヒロイン」の役を担っていた幼馴染に、さらなる負の立ち位置を押し付けたのだ。主人公を貶す、あるいは虐げるといったポジションを担わせたのである。 ここの立ち位置には、これまでであればスクールカースト上位のいじめっ子が収まってきた。では何故幼馴染になったのか
2020-03-03 12:57:31幼馴染にあっていじめっ子に無いもの。それは「主人公との近さ」である。 幼い頃より主人公を知り、共に育ってきたからこそ、幼馴染は主人公への理解度が他の誰よりも高い。故に、幼馴染が主人公へのいじめ役を担うと、容姿をからかったりなどの一枚岩で済むものではなくなる。もっと深層に辿り着ける
2020-03-03 13:00:15所謂「ヘイト」が、赤の他人よりも幼馴染という近しい存在の方が溜まりやすいのである。 もう1つの効果として、幼馴染と言えば「負けヒロイン」の歴史から鑑みるに主人公に恋をしていることが多い。現在流行している「幼馴染ざまぁ」でも、実は主人公のことが好きだったりするのである。
2020-03-03 13:02:12しかし、大抵の場合主人公はスクールカースト最底辺に沈み、幼馴染はスクールカースト最上位に位置するようになる。 となると、幼馴染は女としての面子や体裁故にカスのような主人公を捨てざるを得なくなるのである。そして好意は裏返り、一転して悪意へ……主人公を虐げる立場に一変するのである。
2020-03-03 13:03:58しかし、主人公が幼馴染からの抑圧、あるいは支配に反旗を翻し、ギャングスタァと勝ち組になった所から幼馴染ざまぁの本領が発揮される。 幼馴染と誰よりも近い存在から馬鹿にされ続けた主人公はその後見る見る内に変わっていき、幼馴染を見返すほどの立場に加えて女を手にしていく。
2020-03-03 13:06:03そうしてまず、人間的な立ち位置の高さで見返す。しかしそこは「幼馴染ざまぁ」の最たる部分ではない。 この流行の真のうま味とは──「相手の好意を無碍にし、地に落とす快楽」である。 上記のように、「幼馴染ざまぁ」の幼馴染は主人公に好意を抱いてるパターンがほとんどであると述べたが。
2020-03-03 13:08:43その好意を否定し、拒絶し、完膚なきまでに相手を嫌う。それこそが「幼馴染ざまぁ」の本領である。 ハーレムものでの主人公は相手の好意を甘んじて受け入れ、お祭り状態となっていた。 しかし「幼馴染ざまぁ」での主人公は、遂に好意を否定する立場にまでなった。好意を弄ぶ主人公が次の段階へと
2020-03-03 13:11:32進んだのである。 人間には2つの幸せがある。1つは前向きな幸せ──誰かの幸せが自分の幸せ。これはハーレムものによく見られる傾向だ。 そしてもう1つは後ろ向きな幸せ──誰かの不幸が自分の幸せ。今回の「幼馴染ざまぁ」にはそれが如実に現れている。
2020-03-03 13:13:18自分は幸せになっていく一方で、自分を虐げられた立場の者にはどこまでも堕ちて欲しい。幼馴染にとってはそれが失恋という形になるのである。 しかも幼馴染ということは簡単にその場を離れるわけにもいかず、主人公が幸せな様をずっと見続けないといけないのである。 どこまでも人というものは欲深い
2020-03-03 13:15:071度でも罪を負った者は徹底的に断罪されるべき、そんな思いが幼馴染ざまぁには表れているのではないだろうか。罪を犯した者=幼馴染の方には救いなど与えず、主人公から振り向いて貰えることもなく永遠に苦しめ……そんな怨嗟の声が幼馴染ざまぁの作品を読んでいると文章から聞こえてくるようだ、
2020-03-03 13:17:34幼馴染という立場上物語から簡単にはフェードアウトはしない。かと言って主人公にも振り向いては貰えない。まさに終わりのないのが終わりと言った状況である。 読者は主人公が幸せになっていくのを見たい一方で、どこまでも幼馴染が不幸になっていくのも見たい。シャーデンフロイデを享受したいのだ。
2020-03-03 13:21:05悪役令嬢くらいまでは聞き及んでたんすけど、今「パワハラ幼馴染」「追放系」「ざまぁ系」とかあるんすね。 こんだけトレンドが移り変わってくと作家の資質的にいつか合致するトレンドがくるかもしれないし、そういう「これなら乗って書けそう!」というトレンドがないかチェックしてみるのも良さそ。 twitter.com/takenokokun052…
2020-03-03 12:37:10